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GWで、子供の日なんだなぁ。

2024-05-05 10:11:52 | 病気

おはよ。

テレビとかラジオとか新聞とかを全然見ないので、世間のことがあまりよくわからない。

この病院にいる限り、それは知らなくてもあまり変わりがない。

ただ、スマホのニュースのアプリで、大谷がどうしたとか、中日がどうであるとか、それは見る。

中日、とうとう最下位になりました・・・がっくし。


そんな毎日ですが、一昨日担当医から、

「ニーミさん。うまくいくと、5月中に退院できるかもしれませんよ」

とお知らせいただいた。

・・・これは嬉しい!

おかげ様で、白血球に続いて、血小板も合格の数値に達しまして、あとは赤血球が増えてくれると退院に近づくのだと思っています。

(もちろん、最後はお医者の判断ですが)

捕らぬ狸のなんとやらで、今からあまり言っても詮無いですが、当初の大目標・5月中に退院する!が、見えてきた。

ただ、今のまま、血液の数値だけ上がったとして、家に帰って元通り生活できるかというと、それはまだ無理だとわかる。

リハビリに頑張っていますが、筋力が付くというのは恐ろしく時間がかかるというのを実感していまして、それでも何とか目標達成の為に、おじいちゃん、頑張っています。

せめて台所に30分立てるくらいには回復したい。

そう念じて、今日も頑張りたいと思います。


少しだけ、治療中のことを書いておく。

いよいよ移植が決まってからは、目まぐるしい治療が始まった。

各種検査、放射線、薬の投与(点滴)などで、毎日が過ぎる。

体はというと、最初の頃こそ元気でしたが、ケモ(化学療法)が始まると、とたんに動けなくなった。

発熱がすごい。

38℃はざらで、解熱剤を入れて下げても、またすぐ上がる。

それが一日のうちに何度も起きるから、どうにもならぬまま動けなくなっていく。

それが一週間くらい続きます。

で、それが終わるころ、白血球がOになって、いよいよ長男の幹細胞が移植されます。

さて、ここからが本当の勝負で、ドナーとしての長男の細胞が、エエ感じに折り合いをつけながら、あたしの体に働くようになっていたいただかないといけない。

そして、ここでも、折り合いをつけるに際しての副作用がいろいろ出ます。

発熱、下痢がきつかったですが、一番は睡眠障害

すでにケモ治療の時から、点滴バンバン、夜昼なくての看護で、看護師さんの出入りがバンバン。

・・・寝られるわけがない。

30分ほどの短い眠りを、夜の間何度も繰り返す。

これがきつい。

やがて、治療の最後一週間ほどは、精神がおかしくなるのが自分でわかりましたね。

横になって寝ようとしても、何か変な感覚が頭に渦巻いてきて、それは意味もなにもないのですが、自分でどうにも御しがたいどす黒い感覚。

それが何か?を探ろうとしますが、もうね、どうにもならない。

で、その感覚がしばらく続いて、やがて・・・狂いそうになった。

が、狂う直前、治療が終わって、あたしは命を長らえたと思っています。

これは、怖い経験でしたね。


その後、いまだに治療中ながら、すっかり元気になりまして、おかげ様で5月退院・・・の話までとなったのね。

そして、今振り返って思うのだが、なんで狂わなかった?のかを考えてみると、あたしの性格に一因はあると思うのでした。

つまり、あまりに心配したり、真面目に考えすぎたりすると、あたしは狂っていたと思いますが、あたしはどこか出来事を斜に構えてみるところがありまして、「それ、ほんとかよ?」といつものような調子で病気も見ていた節がある。

つまり、熱が出たとして、苦しいのは間違いないのですが、それを「これは大変だ!」と思うより、「面白くなってきましたね?」と思うあたしもいたりします。

それのお陰で、精神が軽く受け止められたせいもあろうと思うのでした。

(バカも使いようでしたね)


長くなりましたが、およそ2か月の治療は、こんなことがありましたのよ。

それの記録を少ししておきました。

それでも、今となって、よくここまで回復したなというのは正直なところで(ほとんど奇跡みたいです)、改めて、医療関係者やご声援いただきました友人知人、家族のお力のお陰と感謝しています。

本当に、ありがとうございました。


不思議なのは、あれほど毎日繰り返してきた「祈り」(仏の前や神様の前での祈りは、ルーチンとしても欠かさなかった)ですが、今回、ほぼ全く心経にせよ祝詞にせよ、口にすることがなかったですね。

それも我ながら不思議と言えば不思議なんですが、たぶん頼るのはそこではないという思いはあったと思います。

その祈りは、いつも自分のためではなかったというのが、自認できた今回でした。

・・・おもろいね。


さて、5月退院がかなうかどうかはあちら様にお任せするとして、あたしは今日もリハビリ頑張ります。

退院しましたら、また遊んでください。

よろしくお願いします。

ありがとうございます。



治療中のあたし。
点滴の数が多すぎて、血管一本から3本の点滴注入の口が作られています。
そして、胸には心電図みたいなのが一日中付きます。
結局、こんなのもあって、寝られなかったのでした。
よく頑張ったぞ・・・おれ。














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