ある医療系大学長のつぼやき

鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog

私の名前“豊田長康”が国会の質疑で出された

2010年05月12日 | 日記
昨日5月11の衆議院・決算行政監視委員会で、自民党の柴山議員が質問し、枝野大臣が答弁された中で、私の名前が出されたようなので、読者の皆さんにご報告をしておきます。柴山議員は、どうも仕分け直後の新聞報道を見て、質問をされたようです。

以下は、衆議院のホームページのビデオから拾い上げたものです。

柴山議員:枝野大臣は、この28日に実施された事業仕分けで、大学病院などに資金を貸し付ける国立大学財務・経営センター、これについて議論されましたけれども、8事業のうち7事業が廃止と判定され、残る1つの東京連絡所の運営も別法人と統合を求められました。これは事実上センターの廃止と言う結論だと私は思う訳なんですけれども、元三重大学の豊田長康理事長はそもそも民主党政権における公募で選考されて、この4月に就任されたばかりなんです。仕分け後に、大学と病院の役に立つことが地域住民のためと張り切っていたのに大変残念だ。過去のことが話題になって、私のプランニングが仕分けの作業の中で話題にならなかった、と嘆いていた。こんなことになるんだったら、なぜ選考のための金と時間を使ったんですか。

枝野大臣:ご指摘のとおり公募によって新しい理事長が4月1日付けで任命されました。これは従来の官僚天下りというポストというものが問題であることから、公募というシステムによって、より透明性の高い形で独法の役員を選んでいくという方針に基づいているものです。当該法人が廃止になるかどうかと言うのは、4月1日の段階でも廃止という議論が出ていたわけでもありませんし、当然のことながら、内閣として決められたルールに基づいて文部科学省で公募されたと理解しております。さらに申し上げますと、事実上の廃止ということをおっしゃられましたが、当該法人の事業仕分けの公表を既にされていると思いますけれども、評価の結論のところを申し上げますと、例えば、一番主たる業務だと思いますが、貸付事業でございますが、評価者からは、各国立大学の自立が重要であり、独自にファイナンスする方式にできるだけ早く改めるべき、基本的に民間金融機関で対応できるよう国としてもバックアップすべき等のコメントなどに基づいて、当該事業は廃止、ファイナンスに関し各大学の自立を促進、と結論いたしております。いま読み上げましたコメントでもおわかりのとおり、現状で直ちに廃止をしたら、各国立大学病院のファイナンスについては十分に機能しないということも議論の中で十分に出た上で、こういった結論を出しているのでありまして、仮に廃止するとしても、それに代わってしっかりと各大学病院がファイナンスできるような仕組み作りに一定の時間とエネルギーをかけなければならない。なおかつ、先ほど申し上げましたとおり、すべて100%同じことをやるかどうかということでは、この事業仕分けではありません。最終結論ではありません。新しく公募で選ばれた理事長さんのご意見を聞きながら、主体的には文部科学省を中心にして、この仕分け結果を踏まえて、それぞれの事業の在り方、そして組織の在り方について、最終的な結論が時間をかけて導かれます。ちなみに申し上げますと、前政権において、独立行政法人、特殊法人の改革等をした場合にも、組織そのものが変わるまでに議論を始めましてから5年間がかかっています。わたくしどもは、4年間の任期のうちに組織改革を含めた独立行政法人の改革を前政権よりスピードアップして行おうと思っております。

柴山議員:一旦、理事長は前職を退職しているんですよ。民主党のこの間のプロセスとしては、極めて見通しが甘かったと言わざるを得ません。




コメント (1)
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