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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日の素労風努「ハイブリッド発酵調味材」

2023-10-07 | 何よりの楽しみ

 「マイブーム」とか言う範疇になるのかどうか考えるのも煩わしいがとにもかくにも止められない止まらない「今日のエッ!品」でもあるのだ。発酵食品の混ぜ合わせに過ぎない一品ではあるものの調味材としてもご飯のお供としても小生発万能食品でもあってここのところ切らせない。ベースはキムチ、糀、塩昆布、シオカラ、キノコを標準にしたが塩昆布からとろろ昆布、シイタケから大粒ナメコ、マイタケへと替えて堪能している。一応「ベース」なのでこれに納豆やキンピラごぼうを加えてみたりしたがどれも旨いのだ。一言で言うなれば旨味満載であって「旨味万歳」と言いたいところ・・・。

 今回の基材を元にイナゴの佃煮を加えようとショーケースを周ったのだが置いて無くしばらく日にちを置いてから行って見る。まあ、宇宙食や非常食ではないけれど「これ一品」でご飯が進むし栄養素も多少は満たされるだろうと老いの身体は喜んでいるはずだ。何よりかにより腸内フローラは大歓迎してくれると信仰して止まない。山は、フイールドは無くならないけれど腸内フローラのご機嫌を取り結ぶ事はすなわち己を大事にするのと同一なのであって共存共栄なんてレベルではない「活かされている」関係であろう。

 いつもの脱線だが事故にはならず済むのは男性型脱毛が事故にならないのと同様である。世間には動揺する向きもあろうが青春であっても老け顔だった小生にはいささかも堪えなかったのだ。食材は写真の通り、これを混ぜ合わせ馴染ませれば素麺にスパゲッティにパンにご飯にと相手を選ばない。更にもう一品加えればバリエーションは無限なのだ。まあ、小生的には大ヒット作である。かの発酵食大御所小泉先生の評価はどうなのだろうか。たまに放映される小雪女史の評価も気になるがこれはまさしく妄想の世界で、妄想と認識できるだけ正常値はまだある大丈夫。これも微生物様のお蔭である。


泥水池3の植生調整 2

2023-10-06 | 水辺環境の保全

 1日目は水域の半分までで総員退去の羽目になった。熱射と泥地には勝てないのだった。2日目は「この日で完結」の意気込みはあったものの志し中ほどで挫折し真夏日撤退で誠にふがいない手太楽と相成ったのである。「もう少しだから…」と老骨老身に熱中症タブレッドを咥えさせ舐めさせしてみたものの霊験あらたかとはいかず夜這い草を畳1枚半ほど残してしまった。作業時間に換算すれば1時間程度なのだがそこが続かない。日傭取では無いので気ままと言えば気ままなのだが体力気力もう限界、引退はしないが早退はする!。

 しかしながら夜這い草の繁茂振りは「すごい」の一言で片付くのに抜去処理は3日必要なのだと理解した。夜這い草の根張りは泥土である事もあり割合と抜き取り易いのだが這う葉茎の部分の伸展が三々五々でこれが複雑に絡み合った草体なので株元を定め抜き取ると長さ1m以上もある細いランナーの集合体として引き出されるのである。「ここまで伸長させなければ」楽なのは間違いないけれどこの夏の過去最大ともいえる猛暑熱暑の日常ではそうは行かなかった。ほぼ連日、日中症警戒アラート「危険」レベルで推移したのだ。自宅を出る8時過ぎ頃には既に「厳重警戒」レベルだと「頑張ろう、突き上げる空に・・・」なんて気勢は崩壊皆無であるわい。もはや気概や意気込みなどは「シュン…」なのである。


二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「ナガサキは今日も蛹だった」

2023-10-05 | 小父のお隣さん

 食草園のユズの若木にムックリした幼虫と蛹化直前の幼虫を見出したのはS先生であった。小生は脇を通るけれど「付かない樹」の認識があって流し目もくれなかったのである。S先生は目配りを怠らないしいわゆる「虫目」なのですぐ見つけてしまう。さながら小生は無視目なのであろうなあ。とは言え実態は老眼と乱視である。まあ、威張れるほどの中身では無いけれどその折に名前を聞いたのだがそのまま帰宅するために車両まで行ったら既に記憶に無い。「カラスだったかナガサキだったか」皆目浮かんでこないのであった。言わずと知れた「短期記憶の弱体振り」である。メモしておけば万全なのだがフイールドにはメモ用紙や筆記具は携行していない。普段はまず必要が無いのであるから。

 仕方が無いからお手紙書いた・・・は童謡の世界で小生は動揺しつつもネットの「昆虫図鑑」で撮影して来た画像と比較して確定しようと試みたのだが肝心の写真がボケて使い物にならない。またまた仕方が無いから翌日撮影、と相成ってしまったのである。前日の写真では幼虫はボケていたけれど蛹化直前の個体は逆光だけれどなんとか判明する。「それでも」と思い翌日は到着直後に蛹化直前の個体と幼虫を撮影しておいたのだったが1時間後くらい後にSさんが来場して「幼虫の写真を撮る」との事だったから一緒に行ってビックリ仰天玉手箱!。蛹化直前でまだ幼虫の身体だった個体がすっかり蛹化していたのだった。「あんれまぁー」と言わざるを得ない。そして変わる姿を見れなかった悔しさ、千歳一遇の機会を逃したのであった。

 まだ幼虫の姿を留めている ➡   既に蛹化した

 振り返って我が人生、好機などは無かったように思いだすのだが一方、加齢臭とか言う香気は「ある!」と娘に断定された・・・。まあ、幼虫でさえ刺激すればオレンジ色の触角?と臭気を出す訳だから加齢臭何が悪い!。カレーは匂うのが当たり前で東西南北そうではないかい。 

 さて種の同定だが上の写真をプリントして左手に持ちネットの「幼虫図鑑」と比較対照してみた。カラスアゲハもモンキアゲハもクロアゲハも明らかに異なり「同一かも…」と思われたのがナガサキアゲハだった。体表面の文様と色合いが図鑑と同一だったからだ。今回の写真による比較はトンボのそれより簡単だったと言える。判った事で少し嬉しいのだが少し夜更かしする羽目になった。これで夜間排尿が1回は減るだろう・・・。


クソッ!収穫量…

2023-10-04 | 小人閑居して憮然

 濁っていた頃は水面近くまで浮上しないと存在が分からない。それがこの日の水見回りで突然と澄んだ水中にオオカナダモの株が視認できたのだ。その箇所は意外に多くまた育っている。そうなると後回しにも出来ず帰り支度のつもりで水見回りしたのだが結局は車載の胴長を装着して池に入った。しかし抜去したオオカナダモを入れるバケツやタライが無い。仕方がないのでプラ鉢を使った。

 泥の層が厚いので真竹の杖を頼りに歩く。どこの世界でも「足抜き」は大変なのである。足抜きしたい人達のストレスはわが身に遠く及ぶだろう。小生は沈して泳ぐ羽目にならないよう「その一歩」に気を使わねばならなかった。水底までは見通せるから最初の一手は問題ないけれどすぐに濁りは拡散し姿が見えなくなる。それでもあらかじめ位置の確認が出来るので抜去は順調だった。既に今期の抜き取り回数は数えるのを止めたけれど両手くらいにはなっているはずで、でもオオカナダモの勢力は落ちてはいない。これを投入した奴にはイノシシ様の泥糞を口に押し込みたい。名乗り出ろ卑怯者!。


泥水池3の植生調整

2023-10-03 | 水辺環境の保全

 泥水池としては最大面積の池なので結局着手は最後になった。ウシノヒタイは少しばかりで残りは夜這い草、それに夜這い草よりもしっかりとした草勢で大株になってしまう名前不明のイネ科の植物。素肌露出で扱うと葉の縁が細かい鋸状なので小さな傷をもらってしまう厄介さがある。暑い最中、半袖での作業は適さずゴム引き手袋も使っての抜去となったのだが鍬を打ち込んで起こし抜き取ると言う厄介さもある。まあ、これはここまで育てなければ良いのだけれど1日の作業時間は猛暑で短いし高齢化で無理は押さえないと熱中症で沈したまま…なんて事態もありうるこの頃なのだ。

 最初の日も33℃まで上がった。8月中では珍しくもない気温だったのだが9月ともなると8月より熱射がきつく感じる。朝晩の多少は過ごし易くなった事も影響しているのだろうが途中で逃げ出してしまった。既に首のタオルは絞れば汗が滴るし顔も衣服も泥まみれで特にズボンは泥跳ねで酷い状態だ。こんな姿で帰路、買い物も出来ないので昼食の思案をしても自宅に直行なのだった。


指を咥えて季節は進む・・・

2023-10-02 | 感じるままの回り道

 コナラとヤマザクラの伐採処理した材に今期も大量のキノコが発生した。個人的にはヒラタケと観ているのだが確信がない。手に取れば良い香りがしてくる。昨季もその前も成熟して崩れてお終いだったのだ。今期もコナラに大発生して見事というか壮観と言うべきか美しいのだ。切断された幹の直径は50cmに迫るのだから全面キノコ発生は見事である。

 「喰らうべきか喰らわざるべきか・・・」などと独り言ちするまでも無く「確定できないキノコは食さない」のが大原則なのだが、ここで一発閃いた「そうだ京都に…」ではなく「保健所にいこう!」それも採集したばかりの実物持参でなのだ。これは我ながら妙案だと言えるのだがエリス株やエンフルエンザの大流行にてんやわんやであろう保健所に「これは食べられるキノコでしょうか⁉」では何たるお邪魔虫、かつ迷惑市民兼であろう。

 でもでもヒラタケヒラタケの呪文のような妄想は止む事も無く「きっとヒラタケだ!」背中で囁く背後霊もいる。悶々と孤爺の日々は過ぎていくのであった。「青年の一日は短く一年は長い。老人の一日は長く一年は短い」とは成人した頃に受診したドクターの一言なのだが今にして思えば「老人は老い先短い!」と喝破されたようにも思える・・・。まあ、果てはキノコになるのがオチなのかも知れんが、そこで海洋も考慮してみたもののクレーマーもいるだろうしハイ!ここで一言「木の子どこの子気の毒キノコ孤爺気の毒撒く先どこや」てなもんや三度笠。


今日のトンボ「ウスバキトンボの乱舞」

2023-10-01 | 小父のお隣さん

 少年時代のトンボの集団は田圃の上の大集団や自宅前道路での集団飛行だ。その群れの中に突っ込めば何匹かは体に触れた。猛毒性の農薬を散布しなかった頃はホタルの大群も農道上まで溢れ「突撃!」したものだ。状況は全く異なるが「特攻隊」気分だったのだ。然るにこの頃のトンボの群れは水田上を飛翔しているウスバキトンボくらいか。マユタテもシオカラも数が多いとはいえ「群舞」とは言えない。

 その群舞、田んぼ上でしか見られなかったウスバキトンボがこの日はトンボ池横のフジバカマの頭上で乱舞しているではないか。フイールドでウスバキトンボを視認できるのは駐車場の頭上で「ああ、いるいる…」程度の感覚なのだった。それが正確には数えられないものの狭い範囲を30匹以上の群れが乱舞していた。フジバカマは背丈が伸びすぎ倒伏していたのだが通るに邪魔だし吸蜜には支障もあろうかと竹の杭を打ち棕櫚縄で緩く閉じ込めて起てたのだがウスバキトンボが花に集まる訳も無し。きっと花に集まる小虫を捕獲しているのだろうと独り言ちしたのである。

 倒伏から起こしたフジバカマは2mに達する。フジバカマはここまで伸びるなど思っても見なかったのだがフイールドのフジバカマは押しなべて背が高いのだ。さて飛翔するウスバキトンボだが実視では見えるけれどこのサイズの写真では判明しない。悪しからず。

      


今日のトンボ「近くに出て来たオオアオイトトンボ」

2023-10-01 | 小父のお隣さん

 暑い盛りは林内に行かないと姿を見られなかったオオアオイトトンボだったがこの頃は水見回りの折々に姿を認められるようになった。とは言え日差しのある範囲ではまだ無理で日陰の範囲に限られる。これも10月後半になれば陽だまりに姿を現すのだ。オオアオイトトンボも小生が名前を言える数少ないトンボであって、それは「静止している時に翅を開いているイトトンボ」と言う事に尽きる。フイールドには数多の種が飛翔するものの毎期観察される種であっても判別・鑑別出来るとなると半数には満たないのではないだろうか。それは小生の実態だけれど「おいでやす」で行っている作業でもあるから「インバウンドの人たちの名前何ぞ知らない」に同じで支障は無いのである。

 それはともかく飛来したり発生したりするトンボの種の中で今年はまだ初見さえしていない種がある。その一種がコオニヤンマなのだが理由は不明だ。昨季はギンヤンマがそうだったのだがその理由となった事態は排除して解決。とは言え産卵を一期失った事は数の回復に数期必要とする大問題大不祥事でもあったのだ。長年、ボチボチと取り組みながら経年変化を見続けていると変遷は結構頻繁なのだと見えて来るしその中で動的平衡を保っているのが動植物だ。とは言え作業を止めれば動的平衡は変化しつつあらぬ方向へ驀進するのが里山の現状でもある。やはりどう転んでも骨折は幾たびもするし自転車操業・水商売の実態は不変である。

     

                 里山や孤爺鞭打つ食わせ者 

 オオアオイトトンボではなくコオニヤンマの未確認をS先生がフイールドに来た折に「今期は姿を見ないのです」と持ち掛けてみたら答えは単純明瞭だった。昨秋の15号台風の集中豪雨は500mm近い雨量を観測したのだがその結果、沢筋は大量の出水で三面張り河川は底浚えされ谷合は砂泥で河床が1m近くも上昇したのだった。フイールドの水域は送水設備は大きな被害を受けたけれど分水路の効果で溢れる事は無かった。しかし隣り沢や里の母川で発生していたダビドサナエやコオニヤンマなど数種のトンボについてはほぼ絶滅状態なのだそうな。そう言われればダビドサナエも丹念に何回か探索したのだが見る事は叶わなかった。「それでもしぶとく命を繋いできた種だからここの環境悪化が無ければいずれ復活する可能性はあるだろう」というのが見立てだった。

 さーて、消えたトンボの再来復活が先か消えそうな孤爺の消失が先か人生それが問題だ!。まあ、見方に依りけれだけれどテレビドラマより南果歩、いいえ見なよ何歩か面白い。