ミゾソバの咲き誇る里雪の雲
たたずめば木の実肩打つ草紅葉
カラスウリ花の優雅さ影もなし
ガサガサや足出せもせず赤マンマ
赤マンマ盛った笹舟追いし日々
ミゾソバの咲き誇る里雪の雲
たたずめば木の実肩打つ草紅葉
カラスウリ花の優雅さ影もなし
ガサガサや足出せもせず赤マンマ
赤マンマ盛った笹舟追いし日々
隣の沢からの送水が不調だ。パイプレンチ2本を借り集め上流部から継ぎ手を外し通水確認しながら「吐水口まで水を通そう」という目論見は頓挫してしまった。
午前は借りてきた片方のパイプレンチが小さくて不適応、結局は会の支出で1本、急遽購入に走る。午後から再度、最初の継ぎ手から試みたのだが通水していない。取水升から定尺の水道管40mの上は先日崩壊した土砂の下にあるから手の出しようが無い。
外した継ぎ手を接続しようとしたら数センチも離れている。どうやら崩壊土砂の重みで下がったようだ。仕方ないから埋まっていない方の管を地上に出して数センチを埋めるのに大汗をかいてしまった。結局、午前午後の作業は何の役にも立たなかった。
猛暑日も適期ならばと刈り払うエンジン快音呼吸は激し
刈り払う草蒸す原は清々と萎えし刈り草踏みてきた道
度々と刈る手を止めてひとくちの温き麦茶の甘露なるかな
泥曳いて堤に積めばハアハアと息も乱れし真夏日の今日
見通しが悪く利用するには不安も生じるようなトレイルを快適環境にしようと始めた作業だが、結果的に作業範囲は広がってしまう。
アズマネザサに圧迫されるような狭いトレイルを広げて、至近にある栗とヤマザクラの大木を刈り出したのだが、樹冠の範囲まで刈り出しすると双方を繋げたくなって刈り取る羽目になった。このアズマネザサ、密集して生え高さも実測5mを越す。刈り払い機をブンブン回転させても刈り取れるのは僅かだ。
びっくりしたのは稈へ刈り刃を当てると火花が出る時がある。笹竹類の表面はガラス質で硬いのは承知だが、この場所のアズマネザサは異常だった。刈り出しも近くの廃小屋も含めて行ったから直線距離で5~60m程、刈り幅はトレイルを挟み10m近くに及んだ。地際を切断しても上部は蔓草で連結され倒れてくれない。
抱えて曳きだし抱えて曳きだす事を繰り返し、ようやく見通しも雰囲気も望むような形になってきた。ある程度の見通しがないと一般の人たちは不安を感じてしまうだろう。
林道横が雨水でえぐられてしまった。先日の台風18号の名残りだが、放置しておくと更に土を失うし幼児が足を取られても危ないから復旧させた。
流れた土を搔き集めただけでは同じ状況になるだろうから、雨水の流れは変わらないので段差工で流れが集中しない方策をとった。いつものことながら材の調達が必要だったが、水源地への行き返り、林内に手ごろな風倒木があったからそれを利用する。
その林内で丸太に加工中、雨脚が強くなり急いで駐車場の車まで退散。30分ほど待機し小雨になったのを見計らい作業を開始、ほどなく終了した。湿度が高く蚋が大量に寄ってきて閉口したが電池式の蚊取りは全く効果がなく、渦巻きの蚊取り線香を焚いてようやく解放された。こんなに効果の違いを実感したのは初めてである。
借りてきた人形の「借り賃」として作った5台のうちの2台は実演展示としたのだが、幼児と言いかねる世代になると扱いが荒い。会釈もなく手当たり次第にガシャガシャやる。
祭りの終了後にそんな話をしたら他のブースでもそうだった。笛や人形などに勝手気ままな扱いだったそうな。「親が横にいても・・・」とM氏はぼやいていた。それはともかく、乱暴な扱いで伸びてしまった糸を二重にして張り替えて返してきた。
ギニョール人形操作台と同じ作りなのだが、狭い背板の前後に腕木を取り付けると人形は斜め正面を向いて具合が悪い。多少とも前向きになるよう合わせの腕木にしたが、これが面倒で簡素化するために背板を広くし同じ面に取りつけた。結果、首ふりが左右になったけれど、ここはどうにでもなる。
とりあえず「怒涛の工作期間」は終了して藪山が待っている。
隣の沢からの送水がうまくいかない。取水升から排砂バルブ1の間のトラブルは解消して水が戻るかと思ったのだが、吐出口まであと?の所「バイオトイレの手洗い蛇口」まで通水確認できたが、残りの1/3を上って行かないのだ。
ここからは緩やかな上り勾配なので水圧が弱い。今までも断水後の排砂復旧で数日かかって吐出口まで到達した経験はあるからそう思いたいのだが、水辺が干上がる寸前で、待っている気分にもなれない。
思い切って残り4カ所の排砂バルブを開け通水を助けることにした。雨の後の朝で草木はびっしょりと濡れており、蚊取り線香は用をなさないと携行しなかったのが間違いだった。大量の蚋にまとわりつかれる事態になってしまった。
それはともかく、用意した図面と照合しながら造林鎌でパイプラインに沿って通り道を作りながら歩く。何年も見回りもしなかったラインなので藪と化し、パイプの一部は土砂や落ち葉の中にあり造林鎌で掻きだし探りながらの作業は2時間を要した。藪漕ぎの大変さを久しぶりに体験した。二度とやりたくない思いだ・・・。
各バルブ毎に水が澄むまで排出すればベストだったろうが、蚋に囲まれて立ち尽くすのも嫌だから適当なところで次のバルブに移る。最後のバルブでの吐水量は以前より弱い気がするから、最終吐出口まで到達するのに数日かかるか、あるいは圧力が足らず途中停水するのか予断を許さない。これでだめなら、もうできることは無い。
毎回変わらぬ小生のブース、興味の範囲が「少数派」過ぎるきらいがある。一見して用途も使い方も想定できぬ物ばかりに見えるようなのだ。まあ「マイノリティー」に入ってしまう品物であることは十分承知している。
上の写真左、いわゆる「幾何回転体」であるが昨年も出品し、参加者が変わらぬ事もあり売れなかった。けっこう面白いと思うのだけれど…。右の写真は竹製の楽器、鼻笛と改良口琴だが、これも関心を示し購入まで至る参加者は微小、思わず寂しい微笑を洩らしそう・・・。
写真左、拍子木とラトルバック、ラトルバックの動きは不思議がるが購入までいかない。500円という価格もあるのだろう。それに引き換え拍子木は売れた。一昨年も10個完売だったが、なんでこんなものがと不思議である。
右は気合を入れ制作した「ぬいぐるみ操作台」、全ては「管人形」の発展形だが久しぶりに「小細工」した。後方左二体は施設から借りた片手人形で、既に3台の操作台は「借り賃」として渡した。返して5体になれば遊びも増えるだろう。
年の初めに傷んだ柄を交換しようとして失敗、そのままになっていたのを再度据えなおした。
前回は新しい柄を三分の一ほど入れ込み叩きこもうとしたのだがそれ以上は入らず、抜こうにもに抜けなくなり放置した次第だった。今回はガスストーブで鳶先を加熱し柄が入る足場パイプに落とし込んで、その衝撃で外した。あっけないもので拍子抜けする。
改めての挑戦は、柄と金具に合わせ印をつけそこで合わせながら擦り合わせの 強い所をナイフの刃を立てて削り取る手法を取った。差し込んでは外し削り取るを繰り返す事どれくらいか…。午前中を消費して上手に据えることが出来た。
最終段階は、仕上がった柄に金具を差し込み角材の上に柄頭を軽く叩き落とし、金具いっぱいまで柄が来る状態にしてから、再度外しバーナーで加熱し叩きこんだ。最後は木ハンマーで金具を更に奥まで叩き入れて終了。我ながらうまくいってご満悦である。
鳶口は昔ながらの道具で、一般には使う人などいない道具に入るのだろうが、小生、未熟さゆえ、これがないと作業ができないほど重宝する。これで新品同様となった。