敷く布団月夜の部屋に人二人ありしと思はば何か嘆かん
敷島の日本の国に人二人ありしと思はば何か嘆かむ 万葉集 作者不詳
明日よりは黄砂降り止む標し空昨日も今日も花は散りゆく
明日よりは春菜採まむと標し野に昨日も今日も雪は降りつつ 山部赤人
春の沢薄紅散らすやまざくら渦に流るを立ち見る我は
春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ少女 大伴家持
春の里着けばはるけし姥捨ての朝谷渡り鳴くや鶯
朝床に聞けば遥けし射水川朝漕ぎしつつ唱う船人 大伴家持
春来ぬと人はいへどもあかがえる産まぬかぎりはあらじとぞおもふ
春来ぬと人はいへども鶯の鳴かぬかぎりはあらじとぞおもふ 壬生忠岑
永田のケ闇は危うし言の葉の嘘こそ見えぬ香やも隠さる
春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やは隠るる 凡河内躬恒
昔印籠いま菌ばっじ身は恥まみれお代官 ハアコリャコリャ
埒も無し畜材揃えば恥も無し袖から背負子に蓄財の術
四方春じゃ余も貼る者よ惑ん己にあいたいあいたい湿布貼る春 トロルお爺