トンボ池1と2に水が届かず干上がり寸前にまでなってしまい万障繰り合わせの上、復旧作業した結果、なんとか分水して送れるまでになった。オーバーフロー部の堰の高さを僅かだが上げて分水量を増やしたかったが、分水とオーバーフローさせて泥水池2へ落とす調整は水量が少ない事から数センチ単位の調整ではどちらかが断水するので数ミリ単位の調整が必要だ。しかし土台は底抜けして泥のままなのでミリ単位の調整は困難だ。仕方がないから分水升への堰をスコップで削り水量を増やした。落水音を聞いて「大丈夫」と草抜き作業に入って終了間際に「少しは干あがりから回復しただろう…」と確認に行ったのだが何も変化なし。見ればトンボ池へ水を送る導水堰から水抜けしていた。慌てて泥土で緊急補修する。この水抜けも常習化してしまっているから泥でなく土嚢で防がなくてはならないだろう。基盤からの改修はとても手が回らん。
下の小さい写真は分水升への堰と升だ。堰材の右側、弱い部分を数ミリ削り水を導いた。大きい写真の上部は泥水池2へのオーバーフロー部だが高さを上げたいのだが基盤が泥土となったから自重で沈み調整が難しかった。とりあえずトンボ池に湛水するまでの一昼夜、分水量を多くするためにカサスゲの根茎でオーバーフロー部の凹みを閉じた。写真でも判明するが堰の左右で水位が異なっているから今回の応急作業で水漏れは防止できたと言える。