トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アカボシゴマダラの産卵撮った

2017-09-17 | 小父のお隣さん
 分水池の浚渫と採土を埋め立てている現場にアカボシゴマダラがウロウロしてきた。蒸し暑く汗まみれ泥まみれだったから、これ幸いと手を休めて眺めていたら40㎝程の実生のエノキに産卵行動を始めた。
 「これがお代か!」とケータイで撮影したのだが大きさは目いっぱいだ。それでも腹部の末端をたて葉の表面に押し当てているのは視認できた。そのうち植生に埋もれた下部にまで入り込み、なにやらモゾモゾしている。これは若く軟らかい葉を選び産卵しているのだろうと結論し飛び去ってから葉を点検してみた。

 葉裏では一個も見いだせなかったものの、葉の表面に一個だけ確認できた。今期、飛翔している個体は、このフイールドで羽化したのかどうか確かめる術はないものの、産卵行動を見て卵を確認できたので、少なくとも繁殖の可能性は高くなった。
 作業は、この場面に出会った事で戦闘意欲消失し、駐車場に戻ったら、ここでもアカボシゴマダラが飛翔していた。林縁の植物に手当たり次第に接触していく。恐らく産卵場所を探しているのだろうが、残念ながらエノキの幼樹はない場所だ。九月は毎日の様に視認できて、もう珍しいとも思えなくなった。

 小生にとってアサギマダラやゴマダラチョウの仲間、はてまたシロマダラなどの模様や色彩は、ついつい追視している無視できない強い誘惑感を覚えるのは何でだろう。特段、異性のイメージは無いのだが、優雅に舞う姿から、強いて言えば「飛天」のイメージに近いかも。
 三保の松原に降り立ったのは天女であるけれど「飛天」に異性のイメージは湧いてこない。

      

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