トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「シオヤトンボの産卵」

2022-04-14 | 小父のお隣さん
 早朝になるのか未明とすべきなのか不明なのだが午前三時にトイレ起床、気象予報は雨天だから「在宅決定」だしと懸念だった「フイールドの確認生物種」のカタログ作りを開始したのだ。フォーマットを完成させるのに結構、須田紋太したことでブログアップは念頭から消え失せていた。こんな事態は初めてなので老化耄碌の一端なのか新しい作業に没頭し過ぎたのか誰にもわからない。でも一段落した段階で気が付いたからようやくアップ出来たのだ。

 てなもんや三度笠だった一日の始まりだが13日、二つ池の水位が下がっていた。棚下への漏水は多く、しかも流入部が判明しないから手の施しようもないのだが水域を縮小してからは満水位が保たれてはいたのに今日は半分まで水位が下がっている。
 あろうことかそんな池のアオミドロの上で産卵しているトンボがいた。遠目にはシオカラトンボと観たのだが接近してシオヤトンボと判明した。
 その理由はメスがやや小さくズングリで黒っぽい。それよりも何よりもオスの色彩がシオカラトンボのそれでは無く多色なのだ。初めてこの体色を見た時の印象は「エッ!般若かい⁉」というものだった。
 今時、こんな表現をしても伝わらないけれど少年期、まさしく春先に雪囲いの家畜舎の中では山羊や牛の出産期だった。牛では記憶に無いけれど山羊の子どもにはかなりの確率で半陰陽、いわゆる両性具有の個体が生まれていた。その度に祖父は「般若か!」とつぶやいていたから「肉にしかならない…」とがっかりしていたのだろうと思い出す。少年にとってはどうでもよい事で雪が消えて農道に出れるようになるとペットモドキとして引き出して遊んだのだ。さすがに牛の子は出来なかった。年齢で勝っても体格と体力で負ける。

 閑話休題、話を戻すとシオヤトンボの産卵シーンは恐らく初めてだ。撮影しようとカメラを向けてもモニターが暗すぎてトンボが判明しないのは同時刻に撮影したシオカラトンボに同じである。立ち位置から150cm程度のところで産卵を続けてオスもその上を飛翔していたから千歳一遇の機会だったけれどトンボは移動するしモニターでは不明だし、結局は下の1枚だけがかろうじてメスと判明する品質となった。
 オスの写真は今回の撮影ではないものの、全く同じ色調だったから参考までに入れた。自分で言うのもなんだけど「シオヤトンボの産卵!」とキッパリと言える。

   

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