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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

吐水量測定・排砂バルブ開放

2025-07-26 | 水辺環境の保全

 取水部の復旧を三月末に終え梅雨は空梅雨気味に終わり大暑直前の大雨でまたも砂礫に埋もれた取水堰なのであった。他の事はすべて後回しにし、9月に予定していたクラス会もキャンセルして昨年の被害未着手部分と今期の通常作業に加え大ごとの取水部の受難を解消せねばならない事態では骨休めやくつろぎの時間は予定できない状態になった。この暑さの中、一日でも池が干上がればやっと定着した絶滅危惧種も含め水域に頼っている生態系は崩壊する。

 だからこそ孤爺はご老体に鍼打って日々のお灸と湿布で乗り切ろうとしたもののさすがにご老体!、砂礫掘りで腰痛再来の兆しが出て来た。そこで大事を取り水量測定と送水管の保全に逃げたのであるが排砂バルブ近くの大きくU字に下がっていた送水管の整えは結局「よいしょ!」が必須なので砂礫掘りよりは楽だったが、でしかない。まずは吐水量測定に行って減水を確認した。泥水池2の漏水部は処理したから3、4、5に潤いがもどったものの湛水しているとは言えない状況だった。温水田も減水していてこれは水の供給が減ったからで、それが末端にまで露わになっている。

          泥水池4と5は満水に至らず   温水田は減水 

 吐水量測定では16ℓ/分で必要量の6割程度しかなく、この暑さでは早急に送水量を回復せねばならない状態だ。まずは排砂バルブを開いて取水升から下降している部分の排砂を試みたのだが思っているほどの濁りは出なかった。吐水状態も安定した定量を吐き出してはおらずゴボゴボガバガバと不安定のままであった。こうなるとエンジンポンプによる強制圧送水で解決するしかないが腰痛再発の状態ではポンプを抱えて河原の行き来は更に痛めるリスクが高い。

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 バルブ近くの上昇に転じる送水管のU字形がきつくて、これを少しだが修正した。上下のうねりが小さくなれば砂泥の堆積も発生し難くなるはずだ。送水量の復活にはエンジンポンプで圧送水し管内の砂泥や苔層などを流出させる必要があるものの数日は先延ばしにしてまずは腰を整えねばならない。

 

 

 


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