
入浴剤も同じなものの柔軟剤よりは臭いを押さえた処方なのだろう、我慢の限界には至らない。さて杉の葉の芳香蒸留水だが杉の葉の入浴剤としての効能効果に「保温効果」が太字で表示されていた。他はヒノキの葉と同じなので今回は初めて杉の葉の芳香蒸留水を入浴剤として入浴してみるのだ。
初夏に採集し乾燥してあるビワの葉も芳香蒸留水となる時を待たせたままなのだが、解説に「アレルギー反応が出る場合もあります」とあって今のところはカーテンレールの端にぶら下がったままである。
さて作った芳香蒸留水は芳香の程度から言ったら弱めでヒノキのほうが精油分が多い感じもするものの「入浴感」は入ってみなけりゃ分からんのだ!。最初の添加は100㏄からやってみる。
入浴感としては香りはヒノキなどの方が勝る。浴室に入る時、僅かに匂っただけであった。だだ湯がまろやかになった感はあって、静かに目を瞑っていると湯の中に沈んでいる感じがしない。湯が無いように感じる感覚は初めてだった。効能書きに太字であった「保温効果」のためだろうか早朝の布団の中でも肌に軽い刺激感があった。日を改め再度使用してみればある程度の確信は得られよう。考えてみたら、わざわざ芳香蒸留水にしなくとも生葉を浴槽に投げ入れるか煮出せば良いのだった。
その生葉を煮出して使ってみた。芳香蒸留水とは微妙に感じが異なる。考えてみれば芳香蒸留水は気化した分を水滴に戻す。煮出しでは気化成分は飛び去っているが抽出分は湯の中だ。この違いだろうと見当は付いた。たまたまなのかどうか確証は無いのだが何時も冷たいままの三角筋の肌が翌朝も温かかった。そのため痛みが軽い。
まあ、遊びとは無駄の塊、棚ぼたあればなお結構、てなもんや三度笠。