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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

三日月池の泥浚い

2019-08-23 | 水辺環境の保全
 浚渫したのは護岸木を設置して以来だから10年以上は経過している。既に護岸木の腐植が進み脚をかけると折れてしまうまでになってしまった。早々に取り換えねばなるまい。
 泥浚いが遠のいていたのは流入する流れが無く斜面の雨水に頼る池である事が大きい。それで遠のいてしまった結果、池に枝などが多く入っていてジョレンを使う邪魔になって暑い最中の作業なだけにむかっ腹が立つ。
 池の上から落ちた枝だけでなく明らかに投げ込んだとしか言えない竹や杖状の木まであるから、まあ、いつも通りの仕業なのだろう。「魚釣り」と称し小枝や竹を差し出し終われば投げ込んでいく繰り返しがある。

 それはともかくドロドロでも池の端に積み上げれば乾燥して足場にはなってくれる。周回できるようにしておくのは刈り払いなどの管理のためで枝を投げ込ませたいからではないのである。
 ジョレンを打ち込み引き寄せればガスがぶくぶく出るし泥を引き上げれば表面にアカハライモリが乗ってくる事が多い。もともとアカハライモリの生息数が多い池なのにクロスジギンヤンマが多数発生するのは妙と言うべきなのだろう。

 ヤゴは二匹、ドジョウも二匹しかお目にかからなんだがシオカラトンボの産卵飛行は続いていたし正体不明のオニヤンマ型の産卵も写せた。ヤブヤンマが産卵する環境なんでヤブヤンマかも、あくまでも推測。
 朝7時の気象通報で30℃に達していて県内には「高温注意報」が出ていた日で、作業はどうしょうかと思い煩いつつ出かけたのだが正体不明とは言え産卵を確認できたのは祝着至極だ。
 机上や床上の空論や空想、アピール等では実態は把握できないし実りもない。口数でなく足数や手数がフイールドに必要なのである。まっ、それも心もとなくなってしまったが・・・。

         作業前    ➡     作業後