
昨日の今日なのに「やっぱし…あーあ」とガックリした。導水管の変更部を眺めての話である。これは前日の管埋設前から感じていて掘削する前に「管の寸法を測り地面に落とす」算段を省略した結果で、いわゆる目見当である。メジャーを当てるだけで済む確認を「した方が良い」と思いつつ外したのは「気乗りがしない蒸し暑さ」にもあった。
結局、再度掘削を行い導水管を30㎝引き込んで据える羽目になった。前日より掘削は楽だったと言えるものの、これは「無駄汗」では無い。前日の作業が「無駄骨」だったのであった。「熱物に懲りナマスを吹く」とは異なるが今回は水準器で「水勾配」の確認までした。ほんと「一手間惜しんで重大インシデント」なぞ世間に星の数ほど存在する。
引き込んだ結果、取水口への流れの抵抗を減らしただけでなく管路と流路の間の堤幅を広く出来る。これが漏水を防ぐ物理的効果をも上げる。
主に生物由縁の漏水は管外周に沿って潜り込むイモリやサワガニ、モクズガニなどに由るのだけれど流路側からも侵入する。植物根などがその糸口になる事も多く、堤や畦の底辺を幅広くする事で漏水を遅らせる。
今回、今までの管路を廃して流路から遠ざけた事で、とりあえずダダ漏れ漏水は根絶した。掘削土の一部を流路の法面補修にまわして埋設土が不足してしまった。この部分の強度は不要なので泥浚いして調達する。ホント三途の河原の石済みの日々で積めば崩される積めば崩される、詰む事の無い諸行無常・・・。まあ、蒔いた種は自分で刈り取る羽目、破目派!


