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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

威之志士様の後始末

2019-07-30 | 水辺環境の保全
 毎日が漏水と威之志士様に弄ばれているようだ。「刈り払いに入らなければ」と思いつつ、いつもの水見回りで温水田と棚田を隔てる畔を「補修しなくっちゃあ」となったのである。緊急の個所ではないが棚田の畔3辺は補修が済んだ。温水田との畦はそのままの冬季に威之志士様が崩したまっまに放置状態なのだ。
 いかにせん、これではみっともなく思えたし、秋口に補修すると柔らかいまま冬に入ってしまい格好のお遊び場所になりかねない。この時期に補修しておけば真夏の日差しで水分も抜け植生も復活し冬季には固い畦になっているだろう。

 だからと言って威之志士様がてこずる固さではないけれど、そんな思いがよぎったから補修に着手した。孟宗竹を二本護岸に据えて棚田の泥土を長柄のジョレンで浚いあげる。竹であろうとも護岸に据えてあるだけで畦や堤の崩壊は遅れるのが経験則である。
 護岸の孟宗竹を横たえただけでは泥土の重みで動いてしまうのでどうしても杭で止めなくてはならない。購入した杭もあるけれど、少々もったいない思いもあって、先日風倒木となったコナラの枝から杭を作って使った。

 泥を盛り上げるまで午前の作業量だけれど曇天で蒸し暑い。「思いでボロボロ」ではない「重い汗ボロボロ」で身体もボロボロの気分。「彼の車に乗って真夏の海へ走り続けた」なんて平山三紀の歌が思い出される。小生は「泥土の畔に乗って泥土の田んぼを浚い続けた・・・」。
 でも結局は威之志士様に崩される結末。「悲しい出来事、起こるのだ」どっぷりと歌の世界の汗と泥。

 作業前 ➡   護岸竹を杭で押さえる ➡   補修終わり

                 盛れば掘る掘れば盛っての泥仕合