気温が乱高下する。夏日が出たと思えば翌日は平年日になる。この日も日射はあるが寒くなった。
泥水地の割り丸太橋の上にチョウが翅を広げ微動だにしない。気持ちは十分に分かる体感温度なのである。撮影のためにケータイを近づけても飛び立つ気配も見せない。
タテハの仲間は、恐らく翅を閉じた姿が多いので「タテハ」とつけられたのだろうが、体温低下には勝てない。直射光下では鮮明さが消えてしまう小生のケータイであるけれど、自分の影に入れれば逃げるからこれがギリギリの描写だ。
図鑑対照でヒオドシチョウと見たが、タテハの仲間は良く見かけるから関心は薄い。入れ替わり立ち替わり、長い期間見られるチョウの種類でもある。