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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

啓蟄も過ぎて

2010-03-11 | 小父のお隣さん

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 ショウジョウバカマの開花を確認に行く途中、おそらく「ヒミズ」であろう死体に出くわした。鳥に悪戯されたわけでもないようで目立った外傷は無く、道路の上に転がっていたのだ。同じ状況で二回目の出会いである。どうしたんだと思っても理由は判らない。

 沢蟹も姿を見せて来た。今回の蟹は片方の鋏が特に大きい。沢蟹なのか別の種類なのか不明だが、鋏の大きい淡水性の沢蟹は知らない。

 沢奥の水溜りからはカエルの鳴き声が聞こえてきた。これも初鳴きとして聴くものだが種類は判らなかった。思い立って陽だまりの水面まで立ち寄ったがガマガエルの卵塊はまだ無かった。二週間ほど早いと言えば早いが、今年は何日だろうか。他愛も無いが楽しみの一つだ。

 子ども時代は雪解けの田んぼの水面を見つけてはカエルの卵塊を探したものだ。ネコヤナギの銀色の芽出しも心躍る春の風物であった。その名残が今も残っている。

 三月ともなると雪も硬くしまって、夜間の放射冷却で更に硬く凍ってくれる。こんな頃は昼ぐらいまで田んぼや畑の雪原を思うままに歩けたのだ。ネコヤナギを探し熟し柿は鳥たちの食べ残しをすすり、思えば遊びはこんなものだった。


寒の林内作業

2010-03-11 | 今日は真面目に

 『ヒサカキを伐れば寒の陽眩し射る』

 『裸木も山肌染める頃となり』

 『一木を倒せば一条春日かな』

 『倒れるに負けじと寒蔓絡ませる』

 『裸木は春日を受けて横たえり』