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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

時に慈悲あり

2009-04-04 | 感じるままの回り道

Sn3d0064『仰臥位は骨が軋みて痛みくるされば座位にて幾夜過ぎしか』

『キシキシと鴬張りの床のよう胸に触れては不思議に思う』

『カウントを数えし骨はキシキシと激痛出すと我に告げたり』

『二週経ちクシャミも咳も安堵なり黄砂花粉も恐れは無きぞ』

 骨折してから一ヶ月が経過した。痛みは薄れたものの仰臥の角度によっては軋み感があるから、夜間は上体を起こしたままだ。

 「この辺かなあ」と指でなぞると曲がっているような膨らんでいるような部位があるが断定できない。その近くに押すと「気泡が動く」ブツブツ感を生じるところがあって、ここかもとも思うのだが腕の骨折の時みたいに明確に触知できない。

 それでも痛みは無いと感じているので、用心していないと負担をかけそうだ。天気は下り坂とのことだから、明日は自宅軟禁と決めてフイールドに出向く。

 カラスザンショウの苗を遊歩道周辺に移植するためだったのだが、棘は多いし快適でない匂いもあるから通常は刈り捨てられる種類といえる。それでもアゲハの幼虫の食草となるから移植して保存した…という次第。

 腐葉土も欲しくて落葉の集積場所を掘ったら、プックリと肥えた幼虫が出てきた。今年の分は自然産卵の幼虫だから「産卵した」ことは確認できたわけだ。

 時間というものは傷も癒すし命も育むなあ、とおもった次第だが育つ命もあれば細るのもあるというのが前期高齢者の仲間にされそうな小父の実感だ。