旧 『わたつみの豊旗雲に入日見し今夜の月夜さやに照りこそ』 天智天皇
新 『また罪の豊旗閣に入日寝し今夜の月よ鞘に照りこそ』 読み人秘す
旧 『あしひきの山のしずくに妹待つとわれ立ち濡れし山のしずくに』 大津皇子
新 『あいびきの部屋の静かに兄待つとわれ起ち濡れしわれの滴に』 読み人特に秘す
旧 『つつめどもかくれぬものは夏虫の身よりあまれるおもいなりけり』 読み人知らず
新 『包めども隠れぬものは夏服の身より溢れる重い実なりけり』 読み人秘す
旧 『人知れずわが通い路の関守は宵々ごとにうちも寝ななむ』 在原業平
新 『人知れずわが通う痔の家庭医の良い々毎に内の音漏らす』 読み人秘す
小人は閑居すると不全を為すものであります。年末年始は長い。痔の原因は関知しないが
しかし 国家百年の危機に こんなことでいいのだろうか。少々自己嫌悪の晦日