欧米では習慣化されているチップ制度ですが、日本やアジア諸国ではあまり見かけません。
日本の大手ホテルでは、チップではなくサービス料という名目で予め10%程度設定されていることがあります。
これってしっかりお金を取られているのですが、その対価と実際のサービスの価値を比較することはほとんどないと思いませんか。10%もの大金を気にしない人は、単にそういうもんだと思い込まされているだけですね。
今、全く別の角度からチップ制度を日本のビジネスに取り込めないかと考えています。わずかな金額しか払っていないのに、それ以上の思いやりやサービスで満足させられる事が時々あるからです。
チップ制度があれば、お金でその有難味を表現する事が出来ます。
最初から目的が明確で、出来たかどうかで決まる成功報酬という契約形態がありますが、チップ制はそれとは少し意味合いが違います。
私の仕事でもチップ制が向いているのではというケースがあります。
事業やマーケティングに関する相談の場合、決まった一時間の中で相手に提供できている価値は実際大きく違っています。
なので、最低限の時給や交通費などの経費を時間割にして、アドバイスや提案の価値の部分は相手方にチップとして評価して頂くというやり方も有りかなと考えています。
ただ、これまでにない習慣であることや、形のない価値をお金に換算することに慣れていないので、実際難しい面はありそうです。
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