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試供品ビジネス!「マキアサロン」集英社

2006-10-30 | アイデアブレスト視点

次々と登場する新製品。良いと思って買ったとたんに新しい製品がすぐに出てくる時代に消費者は”買い迷っている”かも知れませんね。
買うお金はあっても、いつどれを買うと得なのか?今買っても大丈夫か?いつでも買えるし、という消費者心理が消費停滞を起こしているようにも思えます。

たくさんある商品の中から、どれが自分にとって最良なのかを確認する術(すべ)として、”試供品”はありがたい存在の一つです。
そういう”場”を提供するビジネスが次々と登場してきています。

 

東京・銀座の「マキアサロン」。美しさに磨きをかけたい女性たちが鏡に向かい化粧を楽しんでいる。ここは集英社が一昨年9月、美容誌「マキア」の創刊と同時に始めた、同誌で紹介した化粧品を無料で試すことができる空間だ。

 利用者は同誌の読者とその同伴者で、予約が必要。品ぞろえは同誌の発行に合わせ月ごとに変わるが、常に20社前後の130種類が並ぶ。メーク落としや化粧水も用意され、ほとんどの人が塗っては落としながら、制限時間の1時間半をめいっぱい使っていく。

 利用者の34%は試した商品を後日、購入しているという。初めて訪れたという東京都内の主婦(32)は「買っても気に入らず、使わないままという化粧品が結構あります。百貨店の化粧品売り場は敷居が高いですが、(ここなら)思う存分、事前に試せるので失敗する心配がなく助かります」と話す。

 集英社広告部の小林桂さんは「化粧品メーカーからの広告収入により、運営費の採算は見合う。サロンの人気もあって、後発の美容誌だが、ライバル誌と互角に勝負ができている」と言う。

最近は、見ただけでは判らない商品やサービスが氾濫しています。皆さんは消費者に選択の方法を提示して売っていますか?

いつも”新しい視点”から考える Topdas