売上の創り方はココに聞け 事業プロデューサーTopdasの視点

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価格設定とブランドの錯覚?

2006-10-13 | アイデアブレスト視点

商品を開発して売り出す場合に、その価格はいつどうやって決めていますか?

例えば、無農薬野菜。
例えば、新ブランド名のバッグ。
例えば、ゲームソフト。
例えば、新しい書き味のペン。

モノによって違いますが、価格の設定は非常に難しいところ。
だが、結構安易に決めているケースを良く見かけます。
(社長の感やこれ位儲けたいから。。)
それでいて、市場に出ると価格競争で頭を悩ましていたりと矛盾が起こっています。

価格設定は、ざっくり分けると作った側から見た設定と買う側から見た設定。
例えば、現在研究開発中の燃料電池自動車。これを作り手価格で提供しようとすると1台数億円になってしまう。確か昨年あたりにホンダかトヨタかが完成車を2億円ほどで出していました。
この価格では、いくら環境にやさしいと云っても、一般市場からは見向きもされません。

では、いくらなら買うのでしょう?というところが買い手から見た価格設定になってくるのです。
2億円を半額にしたところでまだまだですが、1千万円を切ると買い手が出始める可能性はありますね。
500万、300万、100万と下がってくれば、台あたり利益は下がっても販売数量が上がってくるので販売力が価格を押し下げる大きな要因になってきます。

私がお手伝いしている企業での価格設定は、商品開発段階で、見込み客に直接聞きに行きます。こんな新製品がもうすぐ出来る予定だが、”出来たら欲しいですか?いくらなら買いますか?”と。
ここで、商品改善のヒント(こうしたら買う)を持ち帰りつつ、商品開発を急いで、完成したら一番にその客に買ってもらうパターンが多いですね。

この他に、市場に相場がある場合とない場合によっても価格設定は違ってきます。
また、全く世に無かった新製品か改良型の新製品かでも違ってきます。
ブランドバッグでも、既に出来上がっているブランドで高価格設定はいいでしょうが、
最近は無名企業が新ブランド名で高価格を狙うという、大きな錯覚をしているケースが目立ちます。



ブランドを商標や名付け(商品名や企業名)と勘違いしている場合です。裏付けの無いブランドは成り立ちません。本人がブランド、ブランドと言っているだけで、単に低コスト商品を高額設定してニッチな市場に売り込んで行けるんだと思い込んでいるだけです。
こういう思い込み型の方々を納得させるのは困難を極めます。

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