四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
赤い実のなる頃に

小鳥が飛び交う・・・

実からへ実へと

小鳥を目で追うと
童話に出てきそうな
赤い木の実

葉が散り始めた今
枝の隙間に
キラキラの木の実

瞬く間に
飛び去っていく小鳥に

取り残された木の実は
少しホッととしたように・・

いやほっとしたのは私のほう

赤い木の実はまだ
童話の中にいるようで
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散る紅葉と遊ぶ

あちこちの紅葉は
もうだいぶ散り始めて

いくつかの紅葉が
最後を飾り始めている

小鳥は紅葉が好きなのか
チョコチョコと
出入りを繰り返す

もうだいぶ見え始めた
青空はご機嫌

あ~あと大きな欠伸でも
したくなるような

のどかな空気の中
寒さだけは冬に向かって

この次くる時には
黄色の紅葉は
どのくらい残っているのだろう

名残惜しい気がして
眺め続ける
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暮れ行く秋

午後になって
いくらもたっていないというのに

弱い日差しは傾き始めて

目に映るものは
寂しげな秋の終わり

すっかり白くなった
野菊の綿毛は

無邪気に風に乗って
飛んでいくこともなく

身を寄せ合って
梳けた枝からの
木漏れ日を待つ

このまま
冬を越すのかしらと

まだ柔らかな
綿毛を見続ける
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飛んで・・飛んで・・飛んで・・

・・飛んで・・

回って・・回って・・回って・・・

なんて歌が
聞こえてきそうな・・

ちょこまか ちょこまかな!
シジュウカラ

合間にエサをついばんで

合間に小声でさえずって

も一度回る!

そんな合間に・・
撮って・・撮って・・
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静かな秋

音もなく
秋は散り始め

そっと刻印を押す

足元の刻印は
湿った香りを放ち

わずかな間から漏れる
日差しに消える

今はもう踊らない枯れ葉は
静かに横たわり

昔の小袖のような
隙のない絵を見せる

あと幾枚
どの様な絵を描くのかと

冷たい日差しの中で
似合う葉を目で追う

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はじめの一歩!

ダルマさんがころんだ!

ギロッ!!

ダルマさんがころんだ!

ギロ ギロッ!!

カワセミ君がオニじゃ・・飛ばない

せめて私がオニになって
カワセミ君が飛ぶところを
撮ってみたいものなのだけど・・・

動向を探っているのは
カワセミ君のほう
いいよ・・静止画像でも
撮らせてくれれば!
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歩調緩めて

これだけの青空をもらうと
東京の街もまた違って見え

こんな日は
時間を延ばそうと歩調が緩む

緩んだ歩調で雲をつかむ

雲は十二月の慌ただしさを
しばし忘れさせてくれる

ガラス窓に写る景色は
日常を消し

今見た絵画の世界に
どっぷりと浸らせてくれて

空気は時々
現実に戻すけれど・・

ホームの発車のベルが鳴るまでは
緩んだ歩調は変わることなく

いつもより
少しだけ長い一日を歩く
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無心

ふと思う
鳥の無心さを見て
羨ましいと

水の中にいても・・
木の上にいて・・

空を飛んでいても

この自由さは・・
無心だからと

物思う風な姿さえ
無心に見え

ひとも・・
この自由さをと思うなら

ただ・・無心に
なのか

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紅葉に誘われて・・・

紅葉の紅い葉が
一枚 二枚と
道しるべ

遠く秋の光に
誘われて

紅葉の後を追う

光の下に
たどり着くと

昨日までの世界は
一変して

華やかな色の世界
暫し佇む

いつものこの場所は
照明を浴びた
大舞台のように

紅葉の
いくつもの葉から
拍手が響き渡る
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