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愛嬌者の木の実



                  愛嬌者の木の実




                  蕾のようなガクが
                  星型に開くと




                  まるで追羽根の
                  羽のように




                  よーい どん!の
                  姿勢をとって




                  今にも
                  飛び出しそうな構え




                  行き先は?
                  あっちこっち・・に向いて
                  我先に!のようす




                  うんと遠くに飛んで
                  にょきにょきいっぱい
                  芽を出すんだよ




                  君の名は・・クサギ(臭木)
                  臭い木だからなんて・・

                  あんまりだっ!!

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ハナミズキの実のなる頃に



                花を見ながら
                聞こえてきた「ハナミズキ」の歌




                忘れてはいけない
                幾つのも日々があると




                思い出させてくれた
                その日々さえも遠ざかり




                いつの間にか
                消しゴムで消すように・・




                だんだん薄くなる記憶に
                慣れていく思い




                ハナミズキの秋は
                花よりも激しく




                そして愛らしく
                忘れ去られることを拒否して




                記憶の扉を叩く・・
                も一度・・思い出そう

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秋・・花と戯れる



                  同じ花 同じ蝶




                  とてもエレガントに
                  花から花へと飛び行く蝶




                  やんちゃに楽しく
                  花と戯れている蝶




                  それぞれの蝶が
                  描き出すそれぞれの世界




                  小さな花と蝶の
                  世界を見ながら





                  蝶の気持ち貰って
                  エレガントとやんちゃを
                  行ったり来たり




                  明るくやんちゃな世界は
                  いつの間にか・・




                  世界を大きくして
                  眺めているものを
                  誘い入れていた

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光にとけて



                  光にとける




                  花も蝶も




                  何もかも




                  心までも




                  この心地よさ




                  十月の空に




                  すべてとけて




               
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赤い実輝いて



                赤い実が喜びそうな
                真っ青な空




                いつもより
                歩幅広く




                ちょっと
                張り切って歩けば




                ピッカピカの
                赤い実が




                こんなに
                いっぱいあるから




                誰か食べに
                飛んでこないかしら・・と




                声は空近く
                高い木の上




                そうか・・
                今はどこにでも木の実!
                ひとり輝く実を見る

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君たちにやっと逢えた



               声がする・・・




               声はする・・・




               なのに一向に姿は見せず
               青々とした葉を見るばかり




               そんな日々が続いた
               ある日・・・




               そろそろ木の実が増えた頃




               木の実を啄ばむのに夢中で
               下へ下へと降りてきた




               邪魔をしないから
               ちょっと傍にいさせてよ




               やっと出会えた君たちだから

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秋に薔薇の葉



                薔薇の葉も色づいて・・




                少し暖かな秋




                脱いだ秋色のセーターを
                手に持てば




                目の前の
                薔薇の葉の色に調和して・・




                思わず深いため息





                いつの間にか・・この色の季節




                好きな秋なのに




                一番好きだった秋は
                いったいいつだったのか

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色・彩々な木の実



                 う~ん・・
                 何色ある?




                 点呼!
                 思わず叫びたくなる




                 もちろん色別に
                 答えてもらいたい




                 赤・黒・紫・
                 オレンジ・トルコブルー




                 花の色には
                 ちょっと負けてしまうけど




                 秋を彩る木の実
                 豊かな色・彩々




                 小さな白い宝箱に
                 集めたら・・




                 子供の頃の気持ち
                 箱の中に見つけられそう

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十月のバラ



                十月のバラ・・
                秋のバラは夕暮れが似合う




                ほんのり枯れ化粧は
                夕陽に染まる空に美しい




                春秋と二度咲きのバラ




                春の若草色の背景が
                秋には茶色が混ざり




                華やかだった花も
                渋みが増す




                八分咲きの香に酔った
                あの花も




                今は遠くから・・
                一歩が近づけず




                その美しい孤独な姿を
                見ることに酔う




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グェッリーノ・ドラモンティ展へ



                竹橋の駅を上がると
                目の前にこんな絵のトラックが




                先週のNHK「日曜美術館」を見て
                見たい!と思う展覧会が




                そーれっ!と出かけた
                駅からの道・・車が楽しい




                東京近代美術館工芸館
                辿り着けば迎えてくれる彫刻




                楽しみな
                初めてのドラモンティの作品




                イタリア・マヨルカ焼きの産地
                ファエンツァ出身のドラモンティー




                色彩豊かで明るい陶芸絵画など
                何故今まで知らなかったのだろうと




                久々に我がツボにはまった
                素敵な展覧会だった

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