季節は巡る

　　　　　　　　あいたたっ！




　　　　　　　　思うように動かない足に




　　　　　　　　参った―という今日この頃




　　　　　　　　それでも一年を振り返れば




　　　　　　　　美しい出会いの数々




　　　　　　　　載せきれぬすべてのものたちに感謝をしながら




　　　　　　　　少々動けなくても・・




　　　　　　　　心の中の何かが




　　　　　　　　ひょっこり顔を出す




　　　　　　　　モグラたたきのモグラのような




　　　　　　　　すぐに隠れる素敵なものたちを




　　　　　　　　見逃さないように




　　　　　　　　しっかり振り返って



　　　　　
　　　　　　　　両手いっぱいにだきしめて




　　　　　　　　来る年に持っていこう

子供の時間

　　　　　　　　　　百均でタケコプター風おもちゃを調達




　　　　　　　　　　足が故障中のワタクシは見学




　　　　　　　　　　これが楽しい♪




　　　　　　　　　　なんてったって・・はとこちゃんのポーズがいい




　　　　　　　　　　無心に遊ぶ子供は絵になる！！




　　　　　　　　　　一緒に遊ぶ大人！も絵になる！！




　　　　　　　　　　このはとこちゃん海洋生物が大好き




　　　　　　　　　　クリスマスプレゼントはダイオウイカのおもちゃ




　　　　　　　　　　う～ん・・それとも一緒に遊びたい♪

ゴイサギ集合

　　　　　　　　　　カエデの葉が赤く染まり




　　　　　　　　　　ハラハラ散り始めた頃から




　　　　　　　　　　一羽二羽とゴイサギが集まり始めた




　　　　　　　　　　今年は何羽集まるのかしらと




　　　　　　　　　　5羽を数えた頃から葉は散り終え




　　　　　　　　　　露わになった枝の向こうに此方にと増え




　　　　　　　　　　忙しさにちょっと遠のいた池の淵




　　　　　　　　　　今頃何羽を数えるのかと・・・
　　　　　　　　　　子供達ホシゴイは・・

枝・・踊る

　　　　　　　　　　さぁ～冬になって




　　　　　　　　　　葉が落ちて




　　　　　　　　　　身軽になって




　　　　　　　　　　光を浴びて




　　　　　　　　　　踊ろう踊ろう




　　　　　　　　　　枝のワルツ・・枝のサンバ・・




　　　　　　　　　　どんより雲でも青空でも




　　　　　　　　　　楽しげに光るシルエット

さくらちゃん（わが愛車）ストライキ

　　　　　　　　　　右足が動かなかった・・左足も動かなくなった・・




　　　　　　　　　　そこへ・・なんと・・さくらちゃんまでもが動かない！！！




　　　　　　　　　　後部座席の車内灯がつきっぱなし・・あ～～あ！




　　　　　　　　　　バッテリーが上がった・・なんてこと！




　　　　　　　　　　どうやら私を動かしたくない神様がいるらしい




　　　　　　　　　　さぁ困った・・ＪＡＦだ・・ガソリンスタンドだ・・ディーラーだ・・




　　　　　　　　　　・・と騒ぎまくった結果・・ディーラーさんからバッテリーを借りて




　　　　　　　　　　とりあえずの一時しのぎ・・さらには・・はまた！

　　　　　　　　　　とにかく・・どうゆうこっちゃね？！？


　　　　　　　　※さくらちゃん・・わが愛車を孫はこう呼ぶ




　　　　　　　　　　

秋の名残り

　　　　　　　　　　足を引きずり引きずり町中へ




　　　　　　　　　　こんな時ややこしいコートなどはらない




　　　　　　　　　　季節外れの暖かさは味方




　　　　　　　　　　ただ・・季節館という宝はどこへ？




　　　　　　　　　　それでも景色の端々に




　　　　　　　　　　季節を通り抜けた秋の置き土産




　　　　　　　　　　決して不完全燃焼なんかじゃなかった！




　　　　　　　　　　激しい秋の名残りが

キラキラ光る

　　　　　　　　　　枯葉散る・・・




　　　　　　　　　　最後に残る葉をつけた木を見上げる




　　　　　　　　　　空の青が透け風に揺れ




　　　　　　　　　　光を受けてキラキラ光る




　　　　　　　　　　もう最後だね・・そう思うと



　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　キラキラが輝きを増したようにも思え




　　　　　　　　　　また若葉の頃にと・・・呟く

枯れて輝く

　　　　　　　　　　色をなくした公園内




　　　　　　　　　　色を変えない深い緑と




　　　　　　　　　　空に強く向かう木々の枝




　　　　　　　　　　寒い・・そう思いながら・・




　　　　　　　　　　突然目に飛び込んでくる輝き・・足を止める




　　　　　　　　　　ユリの実は花のように開いて




　　　　　　　　　　種子は風に運ばれどこまで飛んで行ったのだろう




　　　　　　　　　　辺りを見回して・・来る夏の白い花を思う

セピアの華

　　　　　　　　　　あと数日で太陽がいちばん低くなる




　　　　　　　　　　低い太陽は枯れた花を美しく映し出す




　　　　　　　　　　レトロ感にあふれたセピア




　　　　　　　　　　この季節を楽しみにしているものだけど・・




　　　　　　　　　　花の頃にまた来るね・・と約束した花々




　　　　　　　　　　再び訪ねてみれば・・すっかり刈られて




　　　　　　　　　　何故？枯れ果てるまでそこに置けないものなのかと




　　　　　　　　　　再び会える・・そんな夢まで刈り取られて

最後を飾る赤や黄に

　　　　　　　　　　燃えるような赤が見あげた空を埋め尽くしていたのは




　　　　　　　　　　いったい何時のことだったのか・・




　　　　　　　　　　それほど遠い日でもなかったような




　　　　　　　　　　赤い絨毯さえもが今はまばら




　　　　　　　　　　最後に残った紅葉の赤や黄は




　　　　　　　　　　形よくポーズをとって最後を飾る




　　　　　　　　　　力を抜かずに輝く葉に言葉一つと思えど




　　　　　　　　　　浮かぶ言葉などないと




　　　　　　　　　　一葉一葉舞い落ちるのを目で追い続ける