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散る花の寝床



          花がはらりと散る




          枯れもせずに一輪・・二輪




          まだ美しさを残したままに




          まだもう少し小枝にいなさいと言いたいけど




          小さな花はどこに降りたとて変らずに




          それならばと受け止める物たちの優しさ




          ゆっくりとどうぞ・・散る花の寝床








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ホタルブクロの夢は・・



          いつの間にか我が家のホタルブクロは消えた




          時はそれほどたってはいないように思えるけど




          咲いていたのはいつだったかと・・




          思い出そうとしても既に記憶も消えている




          ホタルブクロにホタルが明かりを灯す・・夢




          そんな事を書いたこともあったけど・・




          夢もまた消えたのか・・




          いや夢だけは消さずに出会えることを心の片隅に置いて








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6月の木の実が



           いつの間にか初夏を通り越した気配




           ちょっと速過ぎやしません!の勢い




           こうなると見逃しが生じそうで・・




           それっ!と季節手前ではあるけれど




           ジューンベリー・・6月の木の実の様子見




           ・・がドンピシャッ!!すっかり食べごろ(?)




           小鳥のように木の上でひと口とはいかず




           いかにも美味しそうな彩り豊かな実をパチリと





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立てば芍薬・・



           立てば芍薬・・の芍薬・・




           ひと頃この芍薬に凝り




           よく花束にして抱えて帰った




           ドレスのスカートのようなふわふわ感




           大きな壺に活けて眺めていたものだけど




           自分とのあまりの距離感に気づき




           この優しさなど表現は無理と思ったけど




           この強い艶やかな芍薬を見るとまた違うものを感じて





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花・・涼しげに



         ポチポチとしたせり科の花・・だと思う




         木々の間に涼しそうに咲いていた




         夏が来たと・・この花は知らせてくれているような




         こんな季節の変わって行く感覚が心地よい




         広い野に咲いていればさらに色々な思いがわく




         花はただ美しいだけでは終わらずに




          遠い日の夢も想いも今に運び




          時には現実をも変えていく・・小さな花ほど・・



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君の名は?



          「この花はなんですか?」と聞かれる
          「わからないのです」・・(たしかシラン)




          入れ替わりにカメラを抱えた男性が・・
          「なんという名ですか?」




          再び分からないと答える・・間をおいて




          カップルがやってきて男の方が・・
          「この花確か今朝テレビで見たシランだと思うのですが?」
          と・・またまた聞かれる




          今度はシランという名に反応して
          「そんな感じがします!」と答える




          結局ほんとのところは分からないままに・・




          知っているはずの名前さえ出てこないお年頃




          覚えることの無駄を感じる今日この頃♪情けなや!





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いずれ菖蒲か杜若・・



          いずれ菖蒲か杜若・・




          優劣つけがたいことの例えとか




          ワタクシとしてみれば優劣どころか区別がつかない




          菖蒲と書けばショウブとも読むしアヤメとも読み




          恍けようもあるけれど・・どうも杜若のような気もして




          恍けずに直球・・分かりませんと!




          美しいものは美しいものとして




          ただただ心地よい5月を感じて





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ユリノキの花というそうで・・・



          ユリノキの花・・別名チューリップツリ―と書いてある




          贅沢な名なのかややこしい名なのか




          大木に花をつける・・それだけでも好みなのだけど




          この名もなかなか私のツボに嵌り喜ばせてくれる




          ましてやこの花のオレンジの山型模様




          なかなかの珍しさで興味津津度が高い




          願わくば背中に羽でもつけて高く高く・・




          鳥のように大空近くから花の蕊など見てみたかった





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栴檀の花の下で



          数週間前からこの木の下に立ち




          まだかまだかと待っていた栴檀の花




          既に終わってしまったなんてことがないよう




          半分本気で祈りながらハンドルを握った




          それほどまでに咲き具合が気になっていたのに




          年間パスポートを見せ門の中に入ったとたん




          浮気心が芽生え途中途中の花が気になり足止め




          なんてことよとようやくたどり着くと・・




          満開の栴檀の花・・言葉もなく立ちつくす





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五月の花咲く頃に



          五月の花咲く頃に




          強い日差しはもうすでに五月を超え




          大きく風に揺れる花は追いきれないけど




          暑さの中では強めの風が心地よい




          目に映る白い花と緑の葉の爽やかさが




          忘れ去ったはずの記憶を呼び起こす




          その場を離れがたく暫く立ちつくし




          入れ替わりやってくる人の声に耳を傾けると




          浮かぶ記憶が大きくなったり小さく遠ざかったり・・




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