明日へ

　　　　　　　　　　　　　　　　振り返ると・・
　　　　　　　　　　　　　　　　カメラに収めた
　　　　　　　　　　　　　　　　素敵なものの数々




　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとう・・




　　　　　　　　　　　　　　　　来る年も
　　　　　　　　　　　　　　　　また出会うであろう
　　　　　　　　　　　　　　　　素敵なもの




　　　　　　　　　　　　　　　　今　何処に・・




　　　　　　　　　　　　　　　　すぐに
　　　　　　　　　　　　　　　　追いかけます

暮れ景色

　　　　　　　　　　　　　　　細い枝が
　　　　　　　　　　　　　　　煙るように見え




　　　　　　　　　　　　　　　その向こうの
　　　　　　　　　　　　　　　青空はご機嫌




　　　　　　　　　　　　　　　残り少なくなった
　　　　　　　　　　　　　　　モミジの葉は




　　　　　　　　　　　　　　　今年にさよならと
　　　　　　　　　　　　　　　手を広げている




　　　　　　　　　　　　　　　街の雑踏を抜け
　　　　　　　　　　　　　　　雑木林に辿り着くと




　　　　　　　　　　　　　　　時は膨らんで
　　　　　　　　　　　　　　　のんびり




　　　　　　　　　　　　　　　暮れ景色の中で
　　　　　　　　　　　　　　　一息つく

ひかり・・・２００８

　　　　　　　　　　　　　　　　年が明けても
　　　　　　　　　　　　　　　　変わるはずはないけれど・・




　　　　　　　　　　　　　　　　あと二日のひかり・・２００８




　　　　　　　　　　　　　　　　黄色に・・赤に・・
　　　　　　　　　　　　　　　　小さなひかりの輪と




　　　　　　　　　　　　　　　　２００９へ
　　　　　　　　　　　　　　　　どうやって飛び越す？




　　　　　　　　　　　　　　　　ホップ・ステップ・ジャンプ！




　　　　　　　　　　　　　　　　って
　　　　　　　　　　　　　　　　きわめて平凡・・に！！

緩やかな時

　　　　　　　　　　　　　　　クレープの焼ける
　　　　　　　　　　　　　　　こうばしい香り




　　　　　　　　　　　　　　　棚のディスプレーを
　　　　　　　　　　　　　　　何気なく眺めている




　　　　　　　　　　　　　　　うさぎ・・・

　　　　　　　　　　　　　　　小さなものを
　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくり眺める時間




　　　　　　　　　　　　　　　先に運ばれてきた
　　　　　　　　　　　　　　　シナモンミルクティーを
　　　　　　　　　　　　　　　ひとくち飲む




　　　　　　　　　　　　　　　暖かなクレープが
　　　　　　　　　　　　　　　テーブルに乗せられると




　　　　　　　　　　　　　　　添えられて
　　　　　　　　　　　　　　　アイスクリームが
　　　　　　　　　　　　　　　少し溶けるまで・・
　　　　　　　　　　　　　　　などと思いながら




　　　　　　　　　　　　　　　もいちど
　　　　　　　　　　　　　　　カップを口元に運ぶ




　　　　　　　　　　　　　　　空は澄み渡って
　　　　　　　　　　　　　　　お正月の休みが
　　　　　　　　　　　　　　　始まったことを知らせる




　　　　　　　　　　　　　　　カレンダーも
　　　　　　　　　　　　　　　残りわずか・・

夕陽の頃

　　　　　　　　　　　　　　　夕陽の頃
　　　　　　　　　　　　　　　セピア色は
　　　　　　　　　　　　　　　輝き始めて




　　　　　　　　　　　　　　　大人の童話の世界の
　　　　　　　　　　　　　　　入り口を見つけたような




　　　　　　　　　　　　　　　不思議な気持ちで
　　　　　　　　　　　　　　　覗いてみる




　　　　　　　　　　　　　　　透明な光りは
　　　　　　　　　　　　　　　いくつもの世界を
　　　　　　　　　　　　　　　作り出して




　　　　　　　　　　　　　　　一歩
　　　　　　　　　　　　　　　セピアの世界へ

名残り

　　　　　　　　　　　　　　　頬が凍りそうな
　　　　　　　　　　　　　　　冷たい風の中・・




　　　　　　　　　　　　　　　もう　
　　　　　　　　　　　　　　　舞う葉も少なくなり




　　　　　　　　　　　　　　　枝だけの木々が
　　　　　　　　　　　　　　　風の強さを増す




　　　　　　　　　　　　　　　少し残る
　　　　　　　　　　　　　　　紅葉の色だけが
　　　　　　　　　　　　　　　心温めてくれる




　　　　　　　　　　　　　　　日ごと
　　　　　　　　　　　　　　　紅葉の隙間の
　　　　　　　　　　　　　　　空は広がり




　　　　　　　　　　　　　　　秋の名残りも
　　　　　　　　　　　　　　　遠のいて

何を・・・想う

　　　　　　　　　　　　　　　木々の葉も落ち・・




　　　　　　　　　　　　　　　小さな新しい芽が
　　　　　　　　　　　　　　　少し膨らんで




　　　　　　　　　　　　　　　その中を
　　　　　　　　　　　　　　　飛び交う小鳥達
　　　　　　　　　　　　　　　水面に遊ぶ水鳥




　　　　　　　　　　　　　　　大空に・・
　　　　　　　　　　　　　　　小波に・・




　　　　　　　　　　　　　　　何を想う・・・遠く




　　　　　　　　　　　　　　　風が連れ去った日々と




　　　　　　　　　　　　　　　風がつれてくる日々と・・




　　　　　　　　　　　　　　　混ざり合う・・・今

寒さの中で・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　暖かな冬の日のあと




　　　　　　　　　　　　　　　　急な寒さに
　　　　　　　　　　　　　　　　かじかんだ指先




　　　　　　　　　　　　　　　　冷たい！と
　　　　　　　　　　　　　　　　手をポケットに
　　　　　　　　　　　　　　　　突っ込んで




　　　　　　　　　　　　　　　　寒そうな
　　　　　　　　　　　　　　　　枝だけになった
　　　　　　　　　　　　　　　　木々を流し見る




　　　　　　　　　　　　　　　　こんな日は
　　　　　　　　　　　　　　　　山茶花の紅に
　　　　　　　　　　　　　　　　目がとまる




　　　　　　　　　　　　　　　　温かな花びらに
　　　　　　　　　　　　　　　　寒さを少し忘れて
　　　　　　　　　　　　　　　　足が緩む

冬に・・・

　　　　　　　　　　　　　　　冬の低くなった日差しに
　　　　　　　　　　　　　　　枯れた色は似合って




　　　　　　　　　　　　　　　色あせた花の色と
　　　　　　　　　　　　　　　変わり始めて
　　　　　　　　　　　　　　　数の増した葉の色とで




　　　　　　　　　　　　　　　いくつもの世界を
　　　　　　　　　　　　　　　作り出して・・




　　　　　　　　　　　　　　　飽きのこない
　　　　　　　　　　　　　　　冬の花の
　　　　　　　　　　　　　　　静かな輝きを




　　　　　　　　　　　　　　　寒さを感じる頃まで
　　　　　　　　　　　　　　　撮り続ける

ムフタールのカフェで

　　　　　　　　　　　　　　　次から次へと
　　　　　　　　　　　　　　　色鮮やかな・・新鮮な・・
　　　　　　　　　　　　　　　食べ物を見て




　　　　　　　　　　　　　　　さあどうしようと
　　　　　　　　　　　　　　　迷った挙句の
　　　　　　　　　　　　　　　いつものサラダ・・って！




　　　　　　　　　　　　　　　もう少し
　　　　　　　　　　　　　　　どうにかしたかったと
　　　　　　　　　　　　　　　食べた後では思ったけれど




　　　　　　　　　　　　　　　写真にしてみると
　　　　　　　　　　　　　　　パリぽかった？




　　　　　　　　　　　　　　　降り出した雨に
　　　　　　　　　　　　　　　ホットショコラなんて
　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと似合っていた気が・・

　　　　　　　　　　　　　　　ムフタールでランチ