四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
夕涼み
夕暮れ少し前
ようやく涼しさが訪れて
傾きゆく陽を背に
花びらも静かな白に変わっていく
一日の終わりに
ゆっくり花を見る
滅多にあることでもないけれど
たまのそんな時間
日中の暑さで
閉じこもりがちな真夏日
気持ちだけの
心地よい夕涼み
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恵比寿ガーデンプレイス通り抜け
写真美術館ではいつものこと
写真の世界に引き込まれ
突然下界に降り立つと
あれっ?と浦島太郎状態
周り中どこ見てもおしゃれ!
暑さうんざりもどこかへ
夏への憧れは
若さありてのことだったのか・・
ふふ・・と心で笑いながら
夏への憧れを思い出す
こんな時は
風が肌をかすめるように
おしゃれな街を
軽く通り過ぎるだけ
夏の素敵な
エキスをもらって
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東京都写真美術館へ
暑さボケを・・
少しはキリリと締めたくて
写真美術館へ
大荒れに荒れ
天災にも見舞われた2011を
写真で振り返る報道写真展
心を表現した「夢の光」
そして
写真の技法を初期の頃へ
さかのぼった「自然の鉛筆」
写真技術が発明されて
そう長くは経ってはいないけど
写真による表現の
広がりと奥行きが・・
まったく違う写真展を見て
思うこと色々ありだったけど
この3つの分野に属さない
ただ楽しいから撮る!
なんてお気楽分野所属という
自分の居場所発見!!
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摂氏三十・・・何度?
あ~~暑ぅ~い~~
花びらはすっかり
お日様にとけてるような
透明な白
葉の色さえも
お日様色に焼けてるように
赤味を帯びて
飛び込んじゃえ
真夏の日差しの中に!
花と一緒なら
真夏気分も悪くない・・!?!
摂氏三十・・・何度の中
我が家の庭どまり
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出会いがしらの夏
アザミには涼風が似合う
そう思っていたけど・・・
なぜか
暑さの中でよく出会う
戸惑い・・・
かろうじての日陰に
隠れて咲いて
少しほっとする
小さな紫を宝探し
いつか黄緑の野の
紫の水玉模様を思い描いて
都会の夏
出会いがしらに押され気味
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グラデーション!!
自然には負ける!と思うのが
こういう花に出会ったとき
花びらのグラデーション
柔らかな色の重なり
オーガンジーを切りぬいて
作り上げたような
いやいやこういう色に出会って
人はグラデーションを知ったのか・・
まだまだ何かに出会えそうな
ほんの近くの自然の中
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南国の花
干からびそうな暑さなのに
どういうわけだか・・温室へ!
中に入ると気持ち涼しい・・のは
暑さにお似合いの花が
あちこちで咲いているから!
暑いのもいいなぁ~気分
とはいえずっと暑いのも
・・というわけで
目的の涼しい休憩室へ
一息ついて・・また太陽のもとへ
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夏の風景
歩きながら・・・
出会う夏の風景
汗を拭きながら
蘇る懐かしい日差し
一つ一つ
思い出を拾いながら
また歩きはじめる
夏の思い出はいつも夢
夢の詰まった夏休み
夏の風景は夏休み
今も夢・・人生の夏休み
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動かぬ暑さ!
吐く息までもが暑そうな・・・
空気は止まって動かない
よほど夏が好きなのか
どう見ても笑顔・・とびきりの
黄色夏色元気色の花
ピンと伸びた茎が太陽に一直線
花びらもまた
太陽に向かって羽ばたくように
一緒に向かっていこうか
熱くても・・行ってみる?
動かぬ空気を一蹴り
それでも・・動かない暑さ
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水面走る風
太陽は真上
それも7月となれば
逃げようのない暑さ
足元の水が少し揺れて
水面を走る風が
目は涼しさを追い
少し間をおいて
涼が通り過ぎる
映る夏が小刻みに揺れる
荒いタッチの油絵のよう
ほんの一時暑さを忘れて
夏の画を楽しむ
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