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いくつもの年を経て



                  どれだけの年を経て
                  これだけの葉は
                  創られのだろうか




                  いくつもの種類




                  ひとつの種類の
                  幾本もの木々




                  一本の木の
                  幾枚もの葉




                  散って 散って 散って




                  池の中で出会って
                  寄って・・寄って・・




                  いつかしら・・消えて・・




                  また芽吹く
                  春になれば・・

                  そして・・

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「ミロ」な葉っぱたち



                  赤・オレンジ・黄色
                  ちょっとだけハート




                  はんぶん散った
                  隙間だらけの枝で




                  楽しげに揺れている
                  葉っぱたち




                  こんな色
                  こんな形




                  ちょっと
                  「ミロ」の絵にいそうな
                  葉っぱたち




                  ハトさえも
                  絵の中に登場しそうに
                  ちょっと気取って




                  さあ みんなもそろって
                  「はい ポーズ!」



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武蔵野秋風景



                  天から枯葉が舞い落ちる




                  見上げれば
                  先が見えないほどの高い木が




                  子供の頃
                  あのてっぺんまで
                  登りたいと思ったような




                  高い木から
                  舞い落ちる枯葉を
                  踏みしめながら




                  いつもより一段と
                  広さを増した
                  雑木林を潜り抜ける




                  トンネルを抜けると
                  いくつの頃の自分に
                  出会えるのだろう・・




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落ち葉のコンチェルト



                  秋の陽が
                  輝いている午後




                  思い切り開いた
                  紅葉の葉は
                  くるくる回って




                  明るく手を振りながら
                  大地へ舞い降りる




                  舞い降りて
                  なお 輝いて




                  黄色 赤 茶色
                  透明の光を通して




                  大地は白い輝き色
                  紅い木の葉と・・




                  舞い落ちながら
                  聴こえくる
                  落ち葉のコンチェルト



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イチョウの木の下で



                  想い出は
                  イチョウの木の下で




                  ランドセルをしょって
                  黄色の落ち葉を
                  拾った時も




                  友達と
                  大騒ぎをした時も




                  憧れの人を
                  目で追っていた時も




                  どこかに必ず
                  イチョウに木があった




                  そんな日々は
                  すべて遠い日のことに
                  なってしまったけれど




                  不思議な形の
                  イチョウの葉だけは
                  今も変わらずに




                  この季節になると
                  目の前で楽しげに
                  舞い散って




                  わがワンコとの
                  楽しい時間は
                  今のイチョウの木の下で

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ここにも秋が・・



                  コート一枚羽織って
                  肩をすくめて




                  少し重くなった足取り
                  後ろをゆっくりと見ながら




                  片隅の黄色い葉に
                  目が行く




                  だいぶ落ちた葉に
                  あらわになった枝




                  自由に絡みつく蔓に
                  秋の終わりを感じながら




                  こんな風景が
                  ほんとに秋らしい・・と




                  片隅の秋との出会いで
                  人は大人にになっていく・・




                  そんな風なことを思う
                  秋の午後の始まり・・



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むかしむかしの・・ゴイサギ



                  むかし むかし
                  その昔・・な




                  お池の主っぽい
                  ゴイサギじいさん




                  そんな風体も
                  華やかな秋の
                  色葉の中で




                  むかし むかし・・の
                  絵本の主人公のよう




                  ちょっとやんちゃで
                  かなり賢そうで




                  冬の
                  日向ぼっこゴイサギまで
                  もう少し




                  秋の色とりどりの
                  木々の中で
                  陽気なゴイサギでいてみて!

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大きな色の中で



                  こんなに大きな色に
                  囲まれることなんて




                  きっと
                  この季節以外には
                  ないのでしょう




                  歩く足元が
                  10センチ
                  浮き上がっているような




                  一歩も動けずに
                  このままずっと
                  止まってしまいそうな




                  黄色から赤へ
                  一枚二枚と
                  散るのを見続けて




                  最後の一枚までを
                  この華やかな色の中で




                  大きな色の中で
                  止まっていることができたなら

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小人になって遊びたい



                  朝起きて
                  こんなところで
                  目覚めたら




                  たとえ
                  小人になっていたって
                  かまわない!




                  よーし・・と
                  ふわふわの中に
                  足をとられながら




                  枝をすべっておりて
                  ふわふわにまた突入




                  ふわふわに隠れて
                  また現れて




                  時々ひとやすみ
                  ふわふわに包まれて
                  昼寝をしたら・・




                  また起きて・・




                  やだなっ!

                  そのとき
                  夢だとわかったら

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葉の絵と枝と絵と木の絵



                  どこか
                  心の片隅に残っている
                  葉の絵と枝の絵と木の絵




                  数えられるほど
                  きちんと描かれた
                  中原淳一の葉




                  枝 枝 枝・・
                  黒い幾本もの線の枝
                  ビュッフェ・・




                  色の魔術師
                  ブライアン・ワイルドスミスの
                  線で描かれた葉




                  もう形なんて無いのに
                  木よりも美しい木を描いた
                  トレンツ・リャド




                  そんな魔法の腕があったなら
                  こんな風な枯葉や枝を
                  どんな風に描いたのだろうと




                  枯葉のおしゃべりを聞きながら
                  どこか・・別の世界へ
                  連れて行ってもらいたいものだと・・

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