人のいる風景・・パリにて

　　　　　　　　　　　　　　　歴史のある
　　　　　　　　　　　　　　　建物に馴染んで




　　　　　　　　　　　　　　　人々は颯爽と歩く
　　　　　　　　　　　　　　　のんびりと歩く




　　　　　　　　　　　　　　　パリの街は
　　　　　　　　　　　　　　　人々がいて・・
　　　　　　　　　　　　　　　お洒落な街




　　　　　　　　　　　　　　　年寄りも
　　　　　　　　　　　　　　　若人も
　　　　　　　　　　　　　　　すべての人が
　　　　　　　　　　　　　　　絵になり




　　　　　　　　　　　　　　　姿・・色・・
　　　　　　　　　　　　　　　心の中でスケッチ




　　　　　　　　　　　　　　　スケッチをしながら
　　　　　　　　　　　　　　　心に残したメモに
　　　　　　　　　　　　　　　颯爽と・・
　　　　　　　　　　　　　　　そして　のんびりと・・

紅葉の本音・・紅葉は形！

　　　　　　　　　　　　　　　秋に・・
　　　　　　　　　　　　　　　色を変えるのが
　　　　　　　　　　　　　　　お約束の紅葉




　　　　　　　　　　　　　　　ほんとは・・ほんとは・・
　　　　　　　　　　　　　　　緑のままで　
　　　　　　　　　　　　　　　そのままでいたい
　　　　　　　　　　　　　　　紅葉もいるかもしれない




　　　　　　　　　　　　　　　色の乗らない
　　　　　　　　　　　　　　　紅葉を見ると
　　　　　　　　　　　　　　　反乱？なのかと




　　　　　　　　　　　　　　　誇り高く
　　　　　　　　　　　　　　　美しい形だけを現して




　　　　　　　　　　　　　　　色艶やかで
　　　　　　　　　　　　　　　お澄ましの
　　　　　　　　　　　　　　　紅葉返上




　　　　　　　　　　　　　　　紅葉の本音は・・・
　　　　　　　　　　　　　　　色なんて
　　　　　　　　　　　　　　　変わらなくても




　　　　　　　　　　　　　　　秋は紅葉！！

暮れゆく秋

　　　　　　　　　　　　　　　秋は
　　　　　　　　　　　　　　　弾ける前に
　　　　　　　　　　　　　　　もう
　　　　　　　　　　　　　　　後姿を見せはじめていた




　　　　　　　　　　　　　　　秋らしいといえば
　　　　　　　　　　　　　　　秋らしい
　　　　　　　　　　　　　　　少し寂しい
　　　　　　　　　　　　　　　秋だった




　　　　　　　　　　　　　　　だからこそ
　　　　　　　　　　　　　　　鮮やかさが欠けた
　　　　　　　　　　　　　　　黄色や赤の
　　　　　　　　　　　　　　　落ち着きが
　　　　　　　　　　　　　　　どこか心に合い




　　　　　　　　　　　　　　　音のない
　　　　　　　　　　　　　　　雨に濡れた
　　　　　　　　　　　　　　　枯葉を踏みながら




　　　　　　　　　　　　　　　離れていく秋を
　　　　　　　　　　　　　　　そっと引きとめた

色錦

　　　　　　　　　　　　　　　まるで錦のような




　　　　　　　　　　　　　　　数多くの色糸で
　　　　　　　　　　　　　　　丁寧に織られたような




　　　　　　　　　　　　　　　水面に柄を成す
　　　　　　　　　　　　　　　幾種類もの葉




　　　　　　　　　　　　　　　自然の作り上げた
　　　　　　　　　　　　　　　色と柄は
　　　　　　　　　　　　　　　折り重なって




　　　　　　　　　　　　　　　美しく華やかに
　　　　　　　　　　　　　　　秋の最後を飾る




　　　　　　　　　　　　　　　見事な帯が並べられた
　　　　　　　　　　　　　　　呉服屋の店先を
　　　　　　　　　　　　　　　見入るように
　　　　　　　　　　　　　　　橋の上で立ち止まる

夢の中で

　　　　　　　　　　　　　　　　夢の中の赤い実は
　　　　　　　　　　　　　　　　手のひらに
　　　　　　　　　　　　　　　　落ちてきそうで・・・




　　　　　　　　　　　　　　　　そっと近づくと




　　　　　　　　　　　　　　　靄の中に
　　　　　　　　　　　　　　　ふわっと消え




　　　　　　　　　　　　　　　また一瞬の
　　　　　　　　　　　　　　　鮮やかさを残して
　　　　　　　　　　　　　　　また消える




　　　　　　　　　　　　　　　あした
　　　　　　　　　　　　　　　もいちど・・




　　　　　　　　　　　　　　　手のひらは
　　　　　　　　　　　　　　　広げないけど・・・

水面で・・・

　　　　　　　　　　　　　　　散って・・
　　　　　　　　　　　　　　　浮かんで・・




　　　　　　　　　　　　　　　抱いて・・
　　　　　　　　　　　　　　　背負って・・




　　　　　　　　　　　　　　　寄って・・
　　　　　　　　　　　　　　　離れて・・




　　　　　　　　　　　　　　　それだけで




　　　　　　　　　　　　　　　一瞬の
　　　　　　　　　　　　　　　枯葉の万華鏡




　　　　　　　　　　　　　　　心に何を
　　　　　　　　　　　　　　　残すのか

いちまい・・・

　　　　　　　　　　　　　　　風に舞う




　　　　　　　　　　　　　　　舞いながら・・
　　　　　　　　　　　　　　　蜘蛛の糸につかまって




　　　　　　　　　　　　　　　木の枝につかまって




　　　　　　　　　　　　　　　秋の日差しの
　　　　　　　　　　　　　　　のんびりに




　　　　　　　　　　　　　　　ほんの・・少しだけ
　　　　　　　　　　　　　　　ひとやすみ




　　　　　　　　　　　　　　　欠伸が出るほど
　　　　　　　　　　　　　　　ゆったりと・・

交通標識のある風景・・・パリにて

　　　　　　　　　　　　　　　止まれ　進め！
　　　　　　　　　　　　　　　・・のほかにも




　　　　　　　　　　　　　　　街に馴染んだ
　　　　　　　　　　　　　　　標識の数々




　　　　　　　　　　　　　　　何が可愛いって！
　　　　　　　　　　　　　　　ちょこっと入った・・




　　　　　　　　　　　　　　　いったい
　　　　　　　　　　　　　　　何を表しているのか？
　　　　　　　　　　　　　　　という「絵」




　　　　　　　　　　　　　　　そんなことを
　　　　　　　　　　　　　　　言っていては
　　　　　　　　　　　　　　　意味がない！




　　　　　　　　　　　　　　　よーく見て！
　　　　　　　　　　　　　　　守ろう




　　　　　　　　　　　　　　　止まれ　進め！
　　　　　　　　　　　　　　　歩こうパリの街

楽しい子供用品・・パリで

　　　　　　　　　　　　　　　なんとなく・・子供物




　　　　　　　　　　　　　　　あふれ出るほどでなく
　　　　　　　　　　　　　　　ウィンドウは
　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと欲しくなる程度
　　　　　　　　　　　　　　　楽しく♪




　　　　　　　　　　　　　　　迷ってしまうほど
　　　　　　　　　　　　　　　多すぎもしない・・




　　　　　　　　　　　　　　　子供の頃

　　　　　　　　　　　　　　　これが欲しいと
　　　　　　　　　　　　　　　ウィンドウに
　　　　　　　　　　　　　　　へばりついて・・・




　　　　　　　　　　　　　　　一つのものを
　　　　　　　　　　　　　　　思い続けた
　　　　　　　　　　　　　　　あの日を思い出して




　　　　　　　　　　　　　　　忘れてしまいそうな
　　　　　　　　　　　　　　　少しだけの
　　　　　　　　　　　　　　　ウィンドウの可愛いものが
　　　　　　　　　　　　　　　忘れられない！




　

秋の色

　　　　　　　　　　　　　　　赤い葉　一枚




　　　　　　　　　　　　　　　赤を映して　秋




　　　　　　　　　　　　　　　赤の中を
　　　　　　　　　　　　　　　黄色の中を
　　　　　　　　　　　　　　　色の変わった
　　　　　　　　　　　　　　　水の中を




　　　　　　　　　　　　　　　柔らかそうな
　　　　　　　　　　　　　　　水の中を
　　　　　　　　　　　　　　　いつもより
　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくりと・・