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モネの庭・・水辺



               モネの庭・・秋の初め




               葉はまだ青々と茂り
               色づき始めた木々がちらほら




               低くなった太陽に
               深く黒くなった影




               池に映る木々も
               どこか重たく




               モネは秋の風景を
               どんなふうに描いていたか・・?




               思い出せないのはきっと
               私がモネの夏の風景が
               好きだからだろうと




               空を見上げれば
               モネの雲が白く浮かんでいた




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モネの庭・睡蓮の池



               モネの庭から
               横切る道路の下を通る




               階段を上ると
               池へと続く細道




               四年前の初夏ここは
               バラの花が咲き乱れていた




               すっかり秋模様
               枝が模様を成している




               秋の葉の下を抜け
               遠回りで池に出ると




               睡蓮の花の季節は
               とうに終わり




               水面は空の色を
               濃く映して




               遠く木々は秋の色へと
               変わりはじめていた







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モネの家



               10月のモネの家は
               こんなにも秋の花に囲まれていた?




               すっかり遠い日となってしまった
               あの日の写真を眺めていると




               撮りたての我が腕への不満は消え
               写真の不出来より懐かしさ




               しみじみと写真の向こうの
               あの時の風景や花を思い出す




               そうか・・我が写真に求めるのは
               本物の「あの時・・あの風景」か・・




               「上手い!」を求めていたら
               とっくの昔にカメラ放り投げ!




               モネの家写真を眺めながら
               素敵だったと記憶をたどる







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光り眩しく



               モネの庭一回りすれば
               太陽もすでに真上に来て




               澄んだ空気に
               秋の光は真夏のよう




               光ほどの温かさはなく
               通り過ぎる風は肌寒い




               花たちは気にならないのか
               いたって元気




               ととととっと駆け込んで
               花の真ん中などに座り込んで




               花のおしゃべりでも
               一日中聞いていたら・・・




               一瞬の夢でも
               大きな夢を見た気がした





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お散歩自立犬



               あ~お腹がすいたとホテルに
               二階の入り口を見上げると
               一人でお散歩の自立犬が




               ここの犬か!とドアを開けて
               一緒に入る・・いいのかなぁ~~???




               とは考えず・・心はランチ
               美味しく頂いている間は
               もちろん自立犬のことは忘れて




               いざ出発とドアを開けると
               そこにいるではないか!




               やはり入れてはいけなかった?かと・・
               ちょっとうらぶれて可愛いワンコ
               よしよし・・なでなで・・




               よしよし・・・っと突然
               思い出す日本の我がワンコ




               犬好きの三人も
               お別れせねばならぬ時がある
               バイバイ自立犬・・いつかまた




               出口に立ち振り返れば
               ワンコはそのばにたったまま
               ドアを見あげて・・さぁて




               君はここのワンコなの?
               それともここが好きなワンコなの?






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遠い国で



               標識の矢印がヴェルノンを指している
               ここに矢印はいらないよ!と呟く




               そう簡単には帰りたくないから・・
               壁の影がなぜか現実味がなく
               時を止めてくれている




               ここに来た空気を今のうちに
               思い切り吸い込んで
               美しさも対にして・・




               ふと今を持ってきた可愛い子犬
               一人で散歩?!?
               見ているとちゃんとおしっこ!




               自立したこのい子犬の話を
               土産話でしてみたら
               野良犬なんじゃない!と




               都会者は野良犬なんて
               とうに忘れていた・・

               さぁ 野良かどうか分からないけど
               一人歩きの犬が絵になっていた




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花に会いに



               色彩々の花に惹かれて・・・




               自然の色は
               どんな色が組み合わさっても
               たとえ眩しすぎるほどの
               組み合わせでも





               素晴らしいハーモニーとなって
               青い空に似合い曇り空に似合う
               そんな色とりどりの花に会いたくて




               四季彩々に会えたらと秋に・・




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ジヴェルニーへ



               信用してよいのか・・
               天気予報を信じることにして




               晴れるという日に変更
               ジヴェルニーへ




               大当たりの強い日差し
               濃い深い影は「秋」




               モネの庭までの十分ほど
               すでにジヴェルニーの光を享受




               浮かれ足はなぜか進まず
               田舎らしい家並みに足止めを食う




               再びやってきた嬉しさで
               大声をあげたいほどだったけど




               明るい静けさの中で
               光が降り注ぐ音が聞こえるきがして




               なのも言わずにゆっくりと
               一歩一歩足を進めていった


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悪戯



               アフリカのコーナーに辿り着いた時には
               疲労困憊・意識朦朧・・疲れて眠い




               宝の山を前に気力回復と
               やっと見つけた腰かけにかける




               しばらくはぼんやりと・・




               遠く学芸員?声が聞こえる
               分からぬ言葉にさらに眠気が襲う




               再びぼんやり・・っと!
               影が・・・楽しげに踊っているようにも




               影の悪戯!!
               豊かな芸術品は悪戯さえもが楽しい




               楽しいいたずらに眠気を覚まされ
               はぐれた同行者を探し始める




               同行者もまたそれぞれの場所で
               釘づけになっていた



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纏衣



               民族衣装・・




               ひと織りひと織り
               ひと刺しひと刺し
               思いが込められ




               身に纏えば
               伝統も文化も
               身に纏い




               民族の誇りさえも
               身に纏うのだろうと




               ファッション性の高い
               最先端の服も




               足元にも及ばないと
               身を固くして眺め入った




               女はこの纏衣を前に
               戦うことなんぞ
               思いつきはしないだろうと・・






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