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叶わぬ初夢



       形・不定の自由な白いふわふわ




       雲だったり・・雪だったり・・綿菓子だったり・・




       そしてこんな白いふわふわ・・花の種だったり




       叶わぬ夢と知りながら・・




       小さくな・・小さく・・小さくなって・・




       ふわふわの中に入りたい・・白い世界のその中で
  



       走り回るか・・ノンビリ昼寝と洒落込むか・・




       ちょっとした「ジャックと豆の木」気分になれるかも



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雪の降る日に



       「宮城はどうだった?」
       「「たのしかったあ~~~」
       スマホ越しの孫の声はキンキンと響いて




       二年半ぶり孫に会った
       宮城の祖父母の嬉しさまで伝わってくる




       お年玉を持って行くからと車を走らせる
       午後からの予定の雪が舞い始めて・・




       手渡したお年玉を「ありがとう」と
       テーブルに置きながら・・土産話
       クレーンゲームで取った背より長い蛇を手に
       キャッキャッと話は続く




       雪!雪!雪なんだよと
       聞きたい話を背に・・帰り道へ




       思ってた以上の降りで家に戻り一息つくと
       庭は真っ白に・・滑り込みセーフ!




       目覚めての・・今朝・・晴れ・・
       枝にしがみついてる雪を見て・・
       孫のようにキャッキャッとはしゃぎたかった

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待っていてくれた?



       今年の秋は遅い‥




       そう言いながら歩いたのは・・ついこの間




       今は?と公園に向かってみる




       露わになった枝・・見損なった秋に気づく




       久しぶりの自然は何もない冬のよさを教える




       突然現れたシュウメイギクの綿毛




       待っていてくれたような温かさ




       ・・もういいよ・・飛んで行っても・・



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