東海大学山形サッカー部 活動報告

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山形県高校総体 準決勝 羽黒戦

2013-06-18 14:32:46 | 試合内容
遅くなりました。先々週に行われた山形県高校総体準決勝の模様をお送りします。対戦相手は、これまで幾度となく撥ね返されてきた高い壁の羽黒さんです。また羽黒さんは5年連続インターハイ出場中のため、今大会は6連覇をかけて並々ならぬ闘志を持って臨んできたことと思います。インターハイ出場にかけては、どのチームも意気込んでいるとは思いますが… 東海も3回目の出場を目指して、高い壁に挑戦しました。

準決勝で対戦する前に、直近のY1で試合していることである程度のイメージを持って臨むことができたこと(それは羽黒さんにとっても同じだと思いますが…)が大きく作用したように感じます。羽黒さんといえば、細かいパス回しが持ち味のように感じるが、ロングボールを多用して相手DFラインにプレッシャーを与える展開も厭わず行うチームで、そこが一番のストロングポイントなのではと個人的には感じています。しかし、他にも…

速くて、上下動が何回もできて、ドリブルもうまいサイドの選手(DFもMF)をどうしたら封じ込めることができるか?
両CBがワイドになって構築するところをどう対応するか?
ロングスロー対策は?
攻撃のターゲットはどうしたらよいか? etc.

と考えることが多すぎて困りました。我々スタッフができることはピッチに立つ前の段階のみですから、それらを丹念につぶしていきました。あとは、やるべきことを明確にして、それを伝える方法を考えて当日に臨みました。あとは、毎日ともに練習してきた選手を信じるのみ。それだけのことはやってきた自負はありますからね。


やはり、入りから羽黒さんはガンガン来ました。一方東海は、それに対してDFラインのカバーリングを集中切らさずにやり通し、両サイドMFの守備ポジションもかなり利いていました。その守備構築を、きちんと、丁寧にやり続けた選手は素晴らしいの一言。しかし、狙い通りの攻撃はできませんでした。
後半は奪ったボールを走るFWに入れるだけでなく、FWの足元に付けたり、平行から逆サイド(特に左→右)に展開しゴールに迫ることもできました。
延長に入り、両チーム伸びてきました。得点が動く気配がしてきました。羽黒ロングスローの雨あられに耐え続け、セカンドボールを拾われても集中を切らさずに、1st-2nd-3rdの関係を崩さずに守備ができました。延長後半はカウンターから決定機を作ったり、この試合起点となり続けた東海左サイドから斜めに切り裂き、BOX付近からシュート。バーを叩くなど、お互い良い場面がたくさん現れました。
しかし決着がつかずPK方式になりました。一昨年の高校サッカー選手権決勝では、PK方式によって涙を呑みました。今回は、その時出場していた東海GK(当時1年生)が意地を見せてくれるとチーム全員で信用していました。(ちなみに羽黒キャプテン⑤も同じ1年生で出場していました)
東海は2人目が外し、羽黒5人目に決められれば東海敗退の絶体絶命のピンチ。5人目がポストにあてて振り出しに。羽黒6人目を東海GKがストップし勝利を掴むことができました。羽黒5人目のキッカーは私から見ても精度の高いキックができる選手で、外す確率は低く、万事休すの状況だったが、プレッシャーは想像以上だったのでしょう。全力で毎日きちんと練習してきたからこそ、相当なプレッシャーがかかったのでしょう。勝利したのは嬉しいのですが、相手の選手のことを考えると手放しで喜ぶことができませんでした。東海も練習に臨む姿勢は負けていませんが… Yリーグでは勝利したことはあったものの、これまで大事な場面で敗れていた羽黒さん相手に勝ち切れたことは明るい材料となりました。

また、タイムアップ時に両チームの選手が倒れこんだ様子は、両選手とも全力を出し切った様子の表れで、会場中から拍手が起こったということは素晴らしい試合を披露できたと思います。



ここが東海攻撃の起点となって羽黒ゴールに迫ることができました。

東海CK。これも案外惜しかったのです。次はきっちり決め切ろう。

ロングスローの雨あられ。GKを中心に粘り強く守備ができました。変化をつけられたときと、朝会場に来てこの日からマルチボールシステムになったと聞いたときはとても焦りました。

このシュートがバーを叩きました。

マッチアップしている羽黒の選手をどうするか?羽黒さんと対戦してきたチームもこれに頭を悩ませたことでしょう。

カウンターを繰り出すためには必要なCMFのボール奪取。よく頑張りました。
 
ポジションを左右入れ替えたりと、様々な駆け引きがみられました

よく粘り続けました。


 
 
 
 
 


PK方式で劇的な逆転勝利に、応援していただいた応援席に向かって駆け寄っています。

勝利と言うのは何にも替え難いのですね。あんなに倒れこんでいたのに1644並に走っています。


帰りの車では、カーラジオからこんな楽曲が… この日ぐらいはこんな気分もいいですかね…
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2 コメント

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激闘の勝因 (メイン北)
2013-06-18 17:20:19
強敵羽黒さんからのPK勝ち。一昨年の選手権決勝の借りを返したことになりますね。この試合は私も見にいったような気がしますが。勝因は、たてられた戦術とそれに応えた選手の頑張りでしょう。今年の選手権でも、決勝で対決したいチームですね。
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やはり、選手の気持ちですね (かずひこ)
2013-06-19 08:17:33
メイン北さん、書き込みありがとうございます。借りは一昨年だけでなく、これまでですからまだ返し足りないのです。
勝因は、ずばり選手の頑張り、気持ちの一言に尽きます。
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