東海大学山形サッカー部 活動報告

大会報告 試合内容など 日々の活動をちょっとだけ詳しく報告します

GKトレセン

2009-06-30 07:42:53 | 活動報告
先日、M山形育成部門GKコーチの斎藤氏をお迎えして恒例のGKトレセンが山形商業を会場に行なわれました。今年度3回目で、参加選手は16名。テーマは「シュートストップ」。1回目に人工芝で行なわれた同じテーマです。

所属チームではGK専門のトレーニングはなかなかできないせいか、一人一人の意識が高く密度の濃い練習ができました。アップから、ローリングダウン、ダイビングと「構え」「フォーム」に焦点をあてたメニューが続き、2,3年生と1年生に分かれてアングルプレーの練習。1年生を担当した私は、常日頃から感じている「ポジショニング」「移動」に焦点を当てて練習しました。1本1本丁寧に確認しながら行ったせいか、徐々にポジショニングに対する意識の高揚が感じられました。

最後のゲームでは、「移動」「ポジショニング」はよくても「構えるタイミング」が遅く、反応ができずに失点してしまうこともちらほら。「構えるタイミング」「ポジショニング」「移動」などは毎日の練習で意識し、習慣化することが大事です。ぜひ、意識を高く保ち所属チームでの練習に励んでもらいたいと思います。

次回は、2ヶ月くらい後になります。それまで、今日の内容を意識して練習してもらいたいと思います。
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東北大会視察 準決勝

2009-06-26 14:21:51 | 試合内容
今年度は、東北大会が庄内地方で行なわれました。その準決勝2試合 東北対羽黒 聖和学園対青森山田 のレポートを頼れる後輩のT氏にしていただきました。私は天皇杯の2回戦 鶴岡東との対戦のため視察できませんでしたので、T氏にお願いしたのでした。ではどうぞ…

準決勝第1試合 東北高校 VS 羽黒高校
東北は4-4-2のシステム、中盤ボックス型で構成。CB⑳が羽黒⑪に対してマンツーマンでマークし、羽黒のロングボールへの対策は十分に研究している。また、CB⑬はロングボールへの対策として深くカバーリングのポジションをとっており、リスクマネジメントも十分。CBは2人とも長身であり、ハイボールの競り合いには強さを発揮、セットプレーの際にはゴール前にポジショニングし、ゴールを狙い、攻守において重要な役割を担っている。左サイドの⑩はキャプテンでレフティーの非常にテクニカルな選手。攻撃は左サイドからの突破が多く見られた。羽黒は4-4-1-1のシステム、中盤をフラットな形で構成。⑪を1トップにして⑦がシャドーストライカーとしてサポートに入り、またセカンドボールに反応していた。⑦はテクニカルでドリブルの技術が非常に高く、何度も突破を試みていた。CB⑩は大きい選手ではないが、アジリティーに優れ、1対1の対応や技術も安定している。GK①は前に出る判断が良く、何度も相手FWと1対1の決定的状況になるが好セーブを連発した。東北はパス&コントロール、サポートの質が高く、羽黒DFのプレッシャーに対して、狭いスペースでもダイレクトパスを正確につなぎ、かわしていく。FW、SHが流動的にポジションチェンジしながらポゼッションを図り、優位な状況を作り出しながらサイドを突破しクロスボールを入れた。また、FWへのスルーパスも狙いとしており、公式記録でオフサイド5回となっているように、裏への飛び出しを狙いとし、ポストプレーからスピードのあるFW⑦がスペースへ飛び出し、何度もGKと1対1の決定的チャンスを作り出す。羽黒はカウンター狙いで⑪へのロングボール、ポストプレーからチャンスを作り出そうとするが、良い形でボールを入れることができず、押し込まれた状況からではサポートが少ないため効果的に攻撃を展開していくことができなかった。押し込まれる形の羽黒はセットプレーを多く与えてしまい、苦しい状況が続く試合展開であった。

準決勝第2試合 聖和学園 VS 青森山田
聖和学園、青森山田ともにパスワークを主体とした攻撃を展開。ポゼッションしながらチャンスを作り出そうとしていた。どのようにして突破していくのかチームとしてのコンセプトを選手がしっかり理解しており、随所に狙いが見て取れる。特徴的なのは両チームともサイドから積極的にドリブルで仕掛け、クロスからゴールを狙っているところである。マイボールになる確立の低いロングボールによる攻撃は皆無。1対1では必ず勝負を仕掛け、また突破できるだけのドリブルの技術をしっかりと身につけている。そして、ドリブルで掛け、ファウルを誘うこともチャンスに結びつく。むしろファウルを誘うためにドリブルを仕掛けている感さえあり(シュミレーションと紙一重であるが)、セットプレーからの攻撃にも自信を持っているに違いない。両チームの1点目はともにドリブルで仕掛けたことで得たフリーキック、PKによるものであった。また聖和の2点目は、サイドからドリブル突破し、ペナルティーエリアに侵入して中へクロスを入れたことによるものであった。ペナルティーエリア内へのドリブルはPKを誘う可能性が高く、DFとしてもうかつに飛び込めない。聖和の積極的なドリブルはそういった狙いもあったのではないかと感じさせられた。青森山田は注目選手である椎名、柴崎を擁しているが、この試合に関しては特徴が発揮しきれていないようであった。しかしながら、状況判断の良さ、受け手に優しい絶妙のパス、動き出しの瞬間的な素早さは随所に見られた。残念なのはFWとのコンビネーションであった。攻撃の起点となるべきFWの動きが少なく、ボールが入っても失う場面が多々見られた。いかにスーパーなMFがいたとしても、それを活かせるFWでなければチームとしては機能しないことを感じさせられた。ここ数年、東北王者である青森山田にそのらしさは感じられず、聖和の意欲的なチャレンジャースピリッツが際立った試合であったが、青森山田はベンチ前で試合後のミーティングを全員立ったままで約10分間も行っており、今後の雪辱を期しているようであった。

いかがですか? ゲームの状況が目に浮かびます。さすがですね。
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県リーグ 1部 日大山形

2009-06-15 18:16:11 | 試合内容
先週、土曜日に県リーグ1部第3節も行なわれました。私は3部リーグで戦っていたので直接は見ておりません。いつも、また聞きの報告なので今回は趣向を変えて現場にいらっしゃった(副審をしていただいた)、I氏に戦評をしていただきました。

さぁ、どうぞ。

日大4-2-3-1、東海4-4-2(4-4-1-1)。
序盤、ロングボールに鋭く反応するFWが起点を作り、日大がすばやい攻撃をしかける。日大のペースで試合が開始された。東海は、その攻撃をしぶとく跳ね返すものの、日大のプレスをかいくぐり「平行パス」を有効に繰り出すことができず、前線に放り込みFWを走らせる。押上げをすばやくし、ロングボールのセカンドボールを拾える体制を作ろうとするが、日大DFはなかなかそうさせてくれない。縦に早いサッカーなら日大の方が一枚上手。そうした中、日大が左からのFKの速いボールを二アサイドでスリップヘッドしコースを変えゴールに流し込んだ。圧力を掛け続けた日大が得意のセットプレーから先制。その後も同じような試合展開の中、右CKからのこぼれ球をゴール前接戦の中ループ気味にヘッドしたボールが、無情にも懸命にジャンプした東海の選手の頭をかすめゴールイン。東海、2点先行され、苦しい試合を予想させる。
後半に入ると、ようやく東海MFが日大のハイプレッシャーに慣れ始め、日大ディフェンスの薄いところを判断良く突き始める。特に、深い位置取りをする日大スィーパーの前のスペースに東海の選手が複数絡むようになる。その高い起点から右サイドに流し、サイドをえぐって、中央にフリーで待ち構えた選手に決定的パスを送るも、決定的過ぎて硬くなったか好機を逸する。その後も東海はチャンスを作るが、日大GKのファインセーブに阻まれるなど、日大の厚い壁を崩せず、結局0-2のままタイムアップ。
日大としては、前半のうちにセットプレーから得点し、そのまま逃げ切る、得意の勝ちパターンを展開できた。特にMF、FWが長いボールで相手を威嚇しつつ、その攻撃で作った余裕をサイドチェンジ等に配するといった、いやらしい攻め口が完成しつつあるように思われる。東海は後半日大のハイプレッシャーをいなし持ち味を発揮したが、そうしたゲームを前半からできなかった点が悔やまれる。日頃からハイプレッシャーの中で練習することがいかに重要か、改めて気づかせてくれる試合であった。

どうでしたか? 非常に的確かつ冷静な評に感服いたしました。これからも、このような趣向で進めていこうと思います。乞うご期待ください!
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県リーグ 3部  米沢東

2009-06-14 17:56:40 | 試合内容
最近、更新しませんねと言われたからではありませんが、早速県リーグ3部の模様をお伝えします。

県リーグ3部Cブロックは昨日で4節を終了したことになります。今年はスタートダッシュができずにこれまで勝ち点は1のみ(山商さんとの引き分け)。是が非でも勝ち点3をとりたいところです。今節は、米沢東さん(以下米東さん)との対戦となりました。米東さんとは県総体前に1回練習試合をしましたし、県リーグ3部で、米東さんの試合を私が主審をしたこともあるので、どんなチームなのかは大体わかっているので勝利するために準備を進めてきました。

実は前節、南陽高校さんとの対戦ではあまりに高いDFラインにてこずり、結局は何度もあったビッグチャンスを決めきれず、88分に失点し負けてしまいました。そのため同じスタイルの米東さんに対して、同じ徹を踏まないようにライン破りの練習を積んできました。スピードのある選手が揃っているわけではないので丁寧にボールを裏に供給しなければ、ただボールを失うだけになります。その練習の成果を何回出せるか楽しみに試合に臨みました。

試合前…
3点を確認しました。
■2列目の飛び出しを積極的に行い。早いタイミングで裏に供給すること
■くさびも、落としも、スルーパスもワンタッチ
■相手DFラインが凸凹のうちに、攻めきってしまう

試合の入りから、前線からプレッシャーをかけて相手陣地内でボールを奪い攻めきってしまう時間が続きました。しかし、相変わらず決定機をはずしまくり徐々に流れが米東さんに傾き、何度かサイドからバイタルエリアにワンタッチで入れる鋭いボールに後手を踏む場面も… やはり、決定機を外していると必ず報いが来るもので、43分にその鋭い斜めのボールの処理を誤り失点… 0-1で折り返しました。

ハーフタイム…
選手はしょんぼりして帰ってきましたが、ある程度練習の成果が出ており悲観する内容ではありませんでした。後半への修正点(バイタルエリアへスクリーンをかける事、スルーパスの出し方)を確認して後半へ…

後半…
オフサイドを気にしなくていいプレーの一つ、スローインから右サイドの深い位置を崩し、クロスからニアサイドに飛び込みドンピシャ頭で合わせ同点。相手陣地内でサイドチェンジができ始め、右サイドからのクロスを左サイドから蓋を閉めて逆転。その後も豊富な運動量で圧倒することができました。ようやく、勝ち点3を得ることに成功しました。長かった。やっとトンネルを抜けた気分です。

リーグ戦は、残り10節あります。まだまだこれからです。次の対戦相手が分かっているのでそれに向けたゲームプランを立てて、うまく行くように練習する。その成果が出せたかどうか確認する。本当に楽しい作業です。尻上がりに行くようがんばっていこうと思います。そして、このチームからAで、1部リーグで活躍できる選手を育成できればと願っています。 
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県高校総体 準決勝  山形中央

2009-06-09 09:54:47 | 試合内容
更新遅くなりました。早速、準決勝:山形中央-東海大山形 について報告します。

今シーズン山形中央さんに関しては、春先に1回練習試合を行い、プリンスリーグ聖和学園戦を観戦。また、副審として、2回戦 鶴岡中央戦に関わりました。この3回の機会から得た情報をもとにゲームプランを構築しました。

■試合の入りで全てのプレーにおいてきっちり、明確にする
■両サイドのゾーンでいかに中央さんの自由を奪い、逆にその裏をどう突くか
■リスタート対策

個人のスピード、技術、フィジカルの差を考えると1対1で対峙するのは不利と判断し、相手より早く2対1の状況を連続して作り出すための自発的な運動量が必要であり、また中央さんはボールを動かして局面をどんどん変え、かつ両サイドプレーヤーのプレー範囲も広いため、自由にしておくと自然と東海の守備に関わる受動的な運動量が増えてしまう。これでは、後半の運動量勝負で負けてしまうことが予測されるので、絶対にチェンジサイドはさせないよう徹底した「ボール中心の守備」が中央さん相手のときは必要だと個人的には感じております。もちろん「強い気持ち」も必要ですが、ピッチに立つ以上は当たり前のことですから論じる必要もないと思います。

前半…
非常に集中しており、緊張から硬くなることもなく良い試合の入り方ができました。相手ボールによく食らいついて、狙いとしていた両サイドの裏にボールを運ぶことも徹底できました。チャンスとは言えませんが、チャンスの芽、種ぐらいにはなったかなと言う感じでした。終了間際には、チェイシングから相手ボランチに入るところをインターセプトして、ビッグチャンスを演出することができました。東海にとっては良い折り返しができました。



ハーフタイム…
選手達はとても良い表情でベンチに帰ってきました。誰彼となくいたるところで話し合いが行なわれ、自分達で後半の修正点や励ましあいをしていました。これは、十分に期待できる雰囲気でした。確認したのは、後半の入りは一気に攻撃にシフトアップしようということぐらいです。



後半…
入りは本当に逞しく感じました。次々とアプローチを連続で行いショートカウンターを繰り出すことに成功。しかし、まだ詰めが甘いなと感じたのは2回のビッグチャンスを決め切れなかったこと。この試合の勝負の分かれ目は3つあったと思っています。その1つがこのビッグチャンスを逸したことです。2つ目は失点の場面。当たり前じゃないかとお思いかもしれませんが、今回はいつも以上なのです。それは、選手たちも分かっていてその場面まで、そしてそれ以降試合終了まで抑えきったリスタートなのです。これは想像以上に気持ちに響いたことでしょう。その失点が引き鉄となって3つ目が顔を出してきました。心配された「ボール中心の守備」が中盤のサイドが引いてしまうことで徐々に崩壊してしまい、自陣でチェンジサイドされてしまう場面が出てきました。そうなるとボールを奪うことが難しくなり、かつ奪っても低い位置で、速い攻撃ができなくなっていきました。
果たして、涙を飲む結果となりました。



ほんの小さいミスが、小さなプレーが勝敗、全体に影響を与える・及ぼすことを再認識させられた一戦になりました。まさしく、バタフライ効果です。

選手が流した涙は、これからの成長・向上のためのスタートだと信じて精進していきたいと思います。

応援していただいた皆さんありがとうございました。


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県高校総体 準々決勝  山形城北戦

2009-06-05 16:54:53 | 試合内容
本日、県高校総体準々決勝の4試合が行なわれました。東海のゲーム以外の3ゲームについては、観戦することができませんでしたので今回は、山形城北さんとのゲームのみ報告いたします。

この世代の対戦(練習試合を除いて)は、昨年度の地区新人戦での県大会出場を賭けた試合で東海が負けて以来になります。

城北さんの攻撃陣はスピードのある選手が多く、はまるとショートパスの連続もしくは、1本の縦パスで一気に突破、ゴールまで陥れてしまうという迫力ある攻撃が魅力のチームです。また、セットプレーもいつも工夫してきます。

一方東海は、「昨年の借りを返そう」「2回も負けるわけにはいかない!」と言う強い気持ちで臨みました。

前半の入りはとても良かったです。セカンドを拾い、できる限り前にプレーし、2FWに預けて何度かチャンスを演出しました。相手のコーナーにも集中を切らさず体を張って防ぎきりました。両サイドバックのオーバーラップも2回ずつ見られシュートチャンスもありました。しかし、左サイドを絶妙のスルーパスで突破した決定機を逃してからは、城北さんの持ち前の中盤の構成力が機能し始めました。それでもまだ、前半はロングキックを多用してくれたので東海としては助かりました。


ハーフタイムでは、選手達は良い表情をしており、話し合いも盛んに行なわれ後半に期待を持たせる雰囲気でした。相変わらず同サイドを突破しようとする焦りが見られたので、相手CBを横に頻繁に動かすためにも「相手陣内でのチェンジサイド」を確認しました。


後半は、城北さんの中盤と攻撃陣が生き返りその構成力で何度も危ないシーンを作られてしまいました。それでも、最後のクロスの場面で体を張ったり、投げたりして何とか防ぎました。本当に我慢の後半。それでも粘って先制し、追いつかれても突き放し、さらに追いつかれはしたものの、その我慢強い試合運びは本当に成長したなぁと感じました。


20分の延長が終了しても、お互い事故のような1点ずつを含めて2-2のままだったので、PK方式での決着に入りました。

オシム氏は「(PKを)あんなものくじ引きみたいなもの。私は自分の仕事をやり終えた。」と言っていました。私もその通りだと思いますが、そうであるならば東海のGKは毎日の厳しい練習をやり終えて臨んでいるので、かなり確率の高いくじ引きでは?! 果たして2本ストップすることができ勝利しました。

お世辞にも、城北さんより上回っていたとは言えないですが、強い気持ちのこもったプレー、サッカーをお見せすることができたと思います。お忙しい中応援に来ていただいた保護者の皆さんや、関係者の皆さんに「逞しい」東海サッカーをお見せできるよう明日もがんばります!
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県高校総体 第2週 ベスト8の激突

2009-06-04 17:14:33 | 大会報告
明日から、3日連続で県高校総体第2週目が真室川で行なわれます。先週末2回戦まで終了し、今週で優勝チームが決まります。残った8チームの中には、この大会で引退する3年生もいることでしょう。ぜひとも、これまでの練習の成果を発揮してほしいと思います。

対戦カードは、

11:00 山形中央-山形東(昨年度の県新人準決勝カード)
    山形城北-東海大山形

13:00 新庄東-米沢中央
    日大山形-羽黒(昨年度の選手権予選準決勝カード)

となります。どのゲームも激戦必至です。東海も今年のスローガンである「逞しさ」を前面に出した溌溂プレーを披露したいと思います。
応援よろしくお願いいたします。
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県総体 第1週結果  鶴岡南-東 海  山中央-鶴中央

2009-06-01 16:19:27 | 大会報告
先週末より始まった県高校総体も2回戦が終了し、今週の金曜日からベスト8の激突になります。そこで、今回は私が直接関わった2試合について報告します。

2回戦 鶴岡南 対 東海大山形

苦しい試合でした。内容というよりその試合展開が「ホントにシンドイ」この一言でした。周りで見ていられたギャラリーの方からは、「ドキドキの展開で楽しませてもらいました」なんて言われ…
内容としては、前日からの雨でピッチはスリッピー、ボコボコ、芝が長いと言うコンディションのために「自陣内では安全にプレーすること」「中盤でのセカンドボールを先に拾いできる限り前にプレーすること」を確認して臨みました。

前半。心配された緊張もなく入りから良い動きで、溌溂とプレーしておりました。得点機も何回かありましたが、鶴南さんの粘り強いプレーにことごとく阻まれ無得点のまま時間が過ぎました。「自陣内では安全にプレーすること」を確認したせいか、相手陣内でも相変わらず同サイド突破を狙いすぎて、ボールを失う場面も出てきました。それでも途中から、相手陣内で効果的なサイドチェンジが見られるようになりサイドを突破できました。が、クロスの精度が悪くゴールに結びつかず。しかも、前半終了間際にミスから失点してしまい、0-1でハーフタイム。



ハーフタイムでは、「ミスを全員でカバーして絶対に逆転しよう!」と逆に結束し後半に突入しました。具体的な修正点としては、「攻め急がずに、相手陣内でのサイドチェンジ」「クロスの精度にこだわる」の2点のみ。自分達のストロングポイントを活かすためにみパワープレーの指示は出さずに送り込みました。



さて、後半。左サイドで起点をつくり、そこから何度となく斜めにボールを運び、右サイドから突破を繰り返す。徐々に、シュートを打てる場面が増え得点のにおいが… その繰り返しが効いたせいかサイドチェンジから右サイドを突破し、クロスから得点! ゆさぶった結果ゴール前はフリーの選手が2人いたうちの1人にビダリ。鮮やかでした。選手達はベンチ以上に慌てていたと思いますが、焦れずにじっくりできることをやり続けた結果だと思います。成長を感じました。



延長に入り、追いついた精神的優位さが動きとパス交換の質を高め、相手ゴールに迫れるようになりました。その結果何とか逆転し突き放すことができました。



やはり、鶴南さんの3年生にとっては最後の大会、期するものがあったと思います。集中力が全く切れず、かつ体を張るプレーは本当に脅威で、素晴らしかったです。


2回戦 山形中央 対 鶴岡中央

お互い1-4-4-2で、山形中央さん(以下山中)は両SBや2ボランチからFWに供給して相手を収縮させてから、サイド突破を狙う色が濃い、外-内-外と言う感じ。対する鶴岡中央(以下鶴中)は、攻守の切り替え時(特に攻⇒守)にブロック(4人の2ライン)を素早く形成してバイタルエリアをに蓋をして迎え撃つ構え。奪った後も簡単にロングボールを蹴らずになんとかカウンターを構築しようと粘り強くプレーしていました。それでも、スピードに勝る山中は左サイドを突破し先制。その後も素早いボール回しからチャンスを演出していました。結局は、延長の末山中が勝利しましたが鶴中の集中した守備に苦労していました。「ボールを奪うところから臨んだ鶴中央のプレー」に、「ゴールキックからの攻撃の構築の仕方」に勉強させられました。何よりもその喰らいついていく溌溂プレーに感銘を受けました。

でも、それ以上に鶴中の駆け引きあふれるベンチワークに驚きと、飽くなき情熱を感じることができました。
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