東海大学山形サッカー部 活動報告

大会報告 試合内容など 日々の活動をちょっとだけ詳しく報告します

今週の活動報告

2009-10-30 09:14:02 | 活動報告
今週は、修学旅行の準備学習のため更新ができずにいました。すいません。そこで、ダイジェストでお送りいたします。

10月26日(月)17:30~ @べスパ人工芝

この日は、GKトレセンと山形地区トレセンのコラボ企画として練習会を予定しておりました。私はどちらもスタッフですのでとても楽しみにしていました。
しかし、あいにくの雨。GKトレセンの方は中止となりました。地区トレセンは、降りしきる雨の中みっちり2時間半トレーニングしました。8対8のミニゲームを17分×6本連続。いろいろな制約をつけて、その中で「何をしなければならないか」を自分達で考えてプレーするように伝えただけ。あとは、シンクロコーチング。始めは間誤付いていたのですが、あとからスムーズにゴールまで迫る場面も増えていきました。選手は熱くプレーしているのですが、私達スタッフ(私だけかもしれませんが・・・)の体温は単調減少関数に。最後は、更衣室で生徒に混ざって談笑しながら着替え。他のチームと選手と交流できるのはこれまた楽しみの一つです。11月下旬には、4回目の地区対抗トレセン大会があります。山形地区は現在全勝しています。次回も期待です。
練習中、一人の選手が開いてボールをもらうことができなくて、代わりに前の選手が下りて開くため、そのチームの真ん中がスカスカになり次の引き出しができない場面が何度もありました。M山形のI氏が、「こういうことを中学校年代でしっかりさせなければいけないんですよね」と言っておりました。そうは言っても現状から見ればユース年代でも口すっぱく言って習慣化させないといけない! 体は寒いのですが、ハートはメラメラと燃えあがりました。


10月28日(水)19:00~ TOKAI soccer school 09 @東海G

毎週水曜日は、TOKAI soccer school 09の活動です。今回は新型インフルエンザの影響で学校閉鎖、学年閉鎖が相次ぎ参加人数は最低の11人となりましたが。1対1をテーマに充実した練習ができました。ボールを持ってからの勝負は一生懸命なのですが、一番大事な持っていないときの勝負に焦点をあてて「視野と視野との勝負」と何度も叫びました。
途中、バテてきたのか「奪われたあと追わい」「闘志を表さないプレー」が出てきたので、休憩しながらよく言われる「ボールを大切にする」ことについて私見を伝えました。
「サッカーは、ボールをゴールに入れる競技。そのボールを奪われて黙っている選手にならないでほしい」
いつの時代も、小学校だろうが、プロだろうが普遍だと思うのですが・・・ どうでしょうか?


続いて一部で大変好評を博しております。決勝戦評特集です。どうぞ・・・

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★決勝戦評【T氏】
10月24日(土)山形中央VS羽黒
6年連続同カードの決勝戦となった。試合開始前に提出された両チームのメンバー表を見ると羽黒は準決勝とスターティングメンバーが若干異なっており、何か意図があるのか?怪我等でベストメンバーを構成できないのか?いずれにしても予想外のスターティングメンバー。山形中央は3年生8名、2年生3名のメンバー構成。羽黒は3年生5名、2年生4名、1年生2名のメンバー構成。ちなみに県高校総体決勝時のスターティングメンバーは山形中央が3年生9名、2年生2名のメンバー構成。羽黒は3年生7名、2年生3名、1年生1名のメンバー構成であり、3年生が引退し、両チームとも県高校総体の決勝時からのメンバー変更が見られた。特に羽黒は1、2年生の起用が多い。このあたりがどのように影響するのか興味深いところであったが、試合開始直後、あっさりと羽黒がゴールを奪う。これまでの試合結果から羽黒の攻撃力は非常に高いと思っていたが、まさかこんなに早い段階で得点するとは予想できなかった。ところがすぐに山形中央が追いつく!これまた予想外の展開。戦前の私の予想では、羽黒の攻撃力を山形中央のDF陣がどのようにしのげるかがポイントになるかと思っていたが、山形中央の攻撃力も侮れなかった。結果はご存知のとおりであるが、常に先手をとられながらも追いつき、逆転に持ち込んだ山形中央高校の勝利への執着心、プライドの勝利であった。県高校総体決勝ではPK戦で敗れ、その悔しさは計り知れない。最後まであきらめない姿勢が後半の運動量を維持していたのではないだろうか?また、山形中央は右サイドハーフ⑪が羽黒左サイドバックとのマッチアップで圧倒。スピードに優れ、ドリブルのキレも良く、2得点、1アシストの大活躍。1対1の力の差が勝負の明暗を分けたといえるだろう。そして前述したようにメンバー構成も大きく影響したのではないだろうか?県高校総体時から両チームともにメンバーが変更されているが、羽黒の方がその影響が大きかったのではないかと思われる。スターティングメンバーをベストメンバーで構成することができていたのであろうか?また、選手交代をみても山形中央は采配がズバリ的中。対する羽黒は効果的な選手交代ができなかったように思われる。そういった点では山形中央の選手層の厚さが羽黒を上回っていたことも勝因の1つに挙げられるであろう。トップレベルの戦いになればスターティングメンバーだけでなく、サブの選手を含めたチームとしての総合力も非常に重要となる。いずれにしても近年まれに見るゴールの奪い合いであったが、逆説的に考えれば両チームのDFに課題があるといえる。スピード、高さなど身体能力の高い相手に対して1対1で守りきることは難しく、組織としてのDFを構築することが必要である。全国大会に出場する山形中央の健闘を期待したい。

このブログを見られている方達もご意見、ご感想等あればコメントよろしくお願いいたします。
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第88回 全国高校サッカー選手権 山形県予選 決勝 戦評

2009-10-27 19:17:32 | その他
先週の土曜日、選手権の山形県代表が山形中央さんに決定いたしました。決勝の対戦カードが6年連続ということで他のチームはどうしているの? という疑問があるとは思いますが、未だ力及ばずというところです。何とか一角を崩して新鮮な決勝戦をしたいものです。頑張ります!

今回は趣向(東海サッカー部の活動報告)を変えて、決勝戦の模様を有識者(M川除く)の方々の戦評を基に振り返りをしようと思います。

まずは、公式資料から。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆【ID氏】
羽黒は4-3-3、山形中央は4-4-2の布陣でスタート。羽黒は4枚のDFラインを敷き、23・6をダブルボランチ気味に配し、MFとFWの間のスペースの7。FWの3人は流動的にポジションを変え的を絞らせない。FKを含めキックとプレーの精度の高い7にボールを集めゲームをコントロールした。一方の山形中央は、DF3(CB)が羽黒3(CF)をマンマークし、残りの3人でバランスをとる。7・8のボランチが中盤を押さえ11・12(両サイドアタッカー)は積極的に前線に飛び出しチャンスを演出。FW2人の身体能力の高さを利用しロングボールで早め早めにボールを集めた。1つ目のボールがつぶれてもセカンドボールを拾って2次攻撃を仕掛けていく狙いも見られた。それに対し、羽黒は裏を警戒したのか積極的なDFができず、簡単に起点を作らせてしまい、DFとMFの間があき、1vs1の場面が目立ち、挟み込むような守備の数的優位を作ることができず後手に回るシーンが見られた。山形中央は、もう一度リスタートやクロスからの守備を確認し全国大会の舞台へ臨んでほしい。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆【I野監督】
羽黒は当初、4-3-3のシステムで、⑦のマサをトップ下に置き、前線の選手4人だけで攻め、あとはしっかりディフェンスしようという作戦のように思われた。攻め口としては、右ウイングのパウロ、センターフォワードのエクトルの高さを生かそうという作戦でもある。山形中央はトップに宍戸を置き、前線でためを作り攻めて勝とう、というアグレッシブな布陣に思えた。システムは4-4-2。左サイドバックは成長著しい左利きの嵐田。インサイドに切り込むドリブルに鋭いものがあり、これまでの戦いでも十分機能している。

羽黒のディフェンスラインは、スキルはあるのだが、強さ・高さに欠ける。MF・DFに1年生がおり、どこまで山形中央相手に通用するのか、未知数であった。全体を見渡しても、個々のマッチアップでは山形中央の優位は動かないように思われた。ただ、宍戸の外れた山形中央のCDFが羽黒の攻撃を安定して抑えることができるか-―山形中央からすればそこが試合前の不安要素だったであろう。

試合は終わってみれば、3-3から延長戦を経ての4-3で山形中央の勝ち。警戒していたクロスボールから試合開始直後に失点し、その後もビハインドして後に何とか追いつく苦しい試合展開を強いられた山形中央だったが、落ち着いてボールを動かし、グラウンドを広く使いながら攻めた山形中央の方が、1枚上手であった。その戦いぶりに精神的な成長も感じられた。特に、スローイン時の、選手がインサイドからアウトサイドへ走りまたインサイドへ流れてボールをもらう動き(たいてい二人組みでそれを上下に行う)が秀逸で、羽黒のマーキングを混乱させていた。個人では、FW宍戸が、敵のプレスを受けてもボールを失わず、また敵のプレスが甘い時にはすかさずターンし仕掛けるなど、羽黒にとって危険な選手として機能した。もう一人のFW相川もボールロストすることなくたびたびシュートまで持ち込み、成長を感じさせた。FWを典型として、今回の山形中央は動きつつ足元でボールを要求する回数が例年より多く、相手DFラインの裏へのランニングと足元でのボールの受け渡しの比率が良く感じられた。前半は中盤でセカンドボールを拾う機会が少なかったボランチも、後半は中盤を制した。序盤に決定的なミスをしてしまったGKおよびCDFも、徐々にいつもの調子を取り戻し、勝利に貢献した。

対して羽黒高校は、流動的にポジションチェンジして相手のマーキングをかく乱させる攻撃、カウンターの際の攻守の切り替えの速さ(ディフェンスに回ったときの切り替えの速さを含め)に目を見張るものがあった。またGKの安定したコーチングとフィードも素晴らしかった。ただ⑦マサが右に左に動いてリズムを作ったときには有効な攻撃につなげていたが、攻撃がマサ頼みになっており手厚く攻められなかった。アウトサイドで決定的な仕事ができるか否かで、山形中央に差をつけられた印象は否めなかった。守備においては、スコアが2-1になると4-3-3を4-4-2にしシステムチェンジをする工夫を見せたが、最初の3失点とも同じ箇所(左サイド)を破られたことが痛かった。

さて全国大会に出る山形中央であるが、課題もある。今回はスモールフィールドでの1対1で勝ることができた相手であったので、シンプルなボール回し、局面での積極的な仕掛けによって優位を保つことができたが、そうでない相手にどのように戦うか。DFがMFを、MFがFWを追い越す動きが少なく、インサイドとアウトサイドのポジションチェンジも少ない(インサイドの選手がアウトサイドに回る動きが少ない)ので、モビリティ不足に陥る可能性があろう。また守備においては3失点目に典型的に現れているようにボールとマークの同一視ができていなかった点は反省材料であろう。プリンスリーグ東北では厳しい戦いが強いられたが、ここ3、4年の山形中央のうち最もレベルが高いと感じた今年のチーム、さらにレベルアップし全国大会での活躍を期待したい。

羽黒高校はスタメンに1、2年生が6人、試合終了時には8人おり、若い可能性のあるチームで今後が楽しみである。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆【M川】
準決勝を羽黒さんと直接試合をし、また練習試合や県総体での対戦から山形中央さんを少しぐらい分かる者として、試合前のポイントや予想したことをまず簡単に。

①東海が苦労した羽黒3FWの高さは縦方向のフィードに対しては、中央DFのチャレンジ&カバーの連携や身体能力の高さで事なきを得ると思いますが、横からのクロスや、CKなどのリスタートに関しては注意が必要。

②羽黒中盤のトライアングル(特に羽黒7を中心とした流動的な動きに対して)に中央サイドMFとFWがどう守備に関われるか(効率的に)でボール支配率が左右されそう。

③中央は羽黒DFラインの左右の裏スペースを突きたい。逆に羽黒はそこを突かれないように供給源を断つのか、サイドDFに守備に長けた者を配置してケアするのか。

④中央スローイン対策を羽黒はどうするか。

簡単にこの3点について注意して観戦しました。得点経過は承知の通りですので割愛します。

では早速…
前半は羽黒の勢いに乗った攻撃が実を結んでいました。羽黒は人が動きながら、ボールを動かすために後手後手になった中央守備陣からリスタートを獲得したり、中央ゴール前で数的同数を作り出していました。足元でボールを受けようという選手がいなく、的を絞ることができなく中央は苦しかったと思います。それでも、効果的に右サイドをつき(相手ミスにも助けられたが)1点差で折り返したのは勝負強さを感じさせました。得点にはなりませんでしたが中央スローインから、斜めにペネトレイトしてシュートを打つなど細かい部分でジャブを打ち込んでいたように思います。
後半は、羽黒の選手交替の影響なのか動きながら、裏に飛び出して、ボールを受ける選手がいなくなり、中央守備陣の前でのボール回しとなりました。すると前を向いている中央選手にボールを奪われる回数が増え、攻守の切り替えの速さからカウンターを受けるようになりました。これでは、精神的な疲労が蓄積されていきます。その繰り返しにより後半の最後あたりは、中央の第1次カウンター攻撃をなんとか全力ダッシュで戻って食い止めても、そのセカンドボールを拾えずに2次攻撃を許してしまうというかなり苦しい展開になり、果たして延長に羽黒守備陣は決壊してしまいました。

テレビをご覧になった方や、この試合だけ見た方にとってはいろいろな意見があると思いますが、これまでの東海と両チームとの関係を考えながら観戦すると、いろいろ見えて興味深い一戦となりました。来年は東海がこのピッチに立てるようこの冬頑張ります!


こんな感じでこれからも披露していきます。



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TOKAI soccer school 09 vol.5

2009-10-22 13:46:02 | 活動報告
昨日、東海Gにてサッカースクールが行われました。インフルエンザや試験勉強のために参加できない選手もいましたが、3人の新メンバーを向かえ前回と同じぐらいの人数で練習ができました。また、中学校2年生の選手も参加しており、今後が楽しみです。

10月も下旬になると日中とはちがい、夕方以降は寒く黙って立っていると震えるくらいです。

ハンドパスでどんどん体を動かしてウォーミングアップ。新メンバーの名前を覚えるために4対2、4対3をコールルール(名前呼ばないと鬼)で連続で行いました。その後は、技術練習として3対1、4対1を、6対6+1フリーマンでカウンターゲームを行いました。休みの選手は寒くて体が冷えそうなので、全員が常に参加して動くゲーム形式を2時間みっちり練習したので、肉体的にきつかったと思います。

最後は、ハーフコート少し長めのコートでゲームを4本。
2本目の前に
「もっと幅を使って攻撃してみよう。さっきの6対6+1の練習でできたのだから。」
と打ち合わせをしてみると、意識して効果的なサイドチェンジが見られました。しかし縦へのスピードが落ちたりと、そのさじ加減(プレーもアドヴァイスも)が難しいですね。

ゲームが終了。みんなで後片付け、ダウンをしました。前回と前々回の練習内容とポイントをまとめたプリントを持っていくよう指示したのですが、忘れた選手もちらほら。疲れて最後の話を聞いていなかったのかな?という感じです。

週1回の活動ですができる限り続けいこうと思います。雨や雪が降ったら体育館での活動になりますのでまだまだ続けられるでしょう。興味のある方は、東海大学山形サッカー部のHP、TOKAI soccer school 09のページをご覧になり皆川まで連絡ください!
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第88回 全国高校サッカー選手権 山形県予選 準決勝 羽黒

2009-10-20 16:40:30 | 試合内容
試合開始40分前、メンバー表と選手証の提出。
本部で役員がメンバー表と選手証のチェック。
約5分後、自チームと相手チームのメンバー表のカーボンコピー1部ずつ届く。

「変えてきた?!」
緊張が走りました。選手はピッチ内アップに入りフリーパスを続ける。ホワイトボードにペンを走らせる。マッチアップとシステムの確認。

DFライン4人にロングフィードと高さに対応するための撥ね返しの練習を繰り返す。ピッチ内アップ15分間を早めに上がりエントリー全員で打ち合わせ。

試合前慌しくなりましたが、選手達は先日よりはリラックスした様子。程よい緊張感が漂い、急な変更も受け入れて良い表情でピッチに出て行きました。本当に逞しくなりました。リーグ戦で様々な状況に対する対応力がついたのではないかと思います。

県内でも、高さがあって身体能力、技術がしっかりしている選手を3枚前線に並べられるのは羽黒さんだけではないでしょうか。東海のDFラインはお世辞にも身体能力が高いとはいえませんので、そこを突いてくるのは当然といえば当然。

・良い状態でヘディングさせない
・良いクロスをあげさせない

の2点を忠実に実践しようということも確認しました。しかし、開始早々右サイドからのクロスがファーサイドに入り、それをヘディングで合わせられ失点。粘って勝負を遅らせたかかっただけに残念な失点となりましたが、あまりの打点の高さに驚きました。逆にピッチ内では今のは仕方ないと開き直って試合再開。



地道に羽黒さんのパスワークを寸断するために走り、中盤で拾ったボールを素早くFWにあてて、落としたボールを左サイドバックの裏に展開。そこでもらったリスタートを直接決めて同点。



その後も、羽黒3FWの高さに圧倒され、クロスを上げられればヒヤヒヤ。CKでもヒヤヒヤ。それでも体を寄せて、カバーリングを徹底して難を逃れていたのですが、前半36分。ペナルティアーク付近の浮き球を1回、2回、3回と競ってこぼれたボールをいち早く起き上がった羽黒FWが、そのまま浮いたボールをボレーシュート。ゴールバーにかすりながら吸い込まれ痛恨の追加点を献上。ハーフタイムへ。



攻めなければならない状況になり、3FWに対応したDFラインにしながらも、後半頭からいつもの2FWに戻しました。ボールが収まり、そこからサイドに展開してクロス。中盤で絡め取ったボールをFWに預けてタメを作ったりと前半とは違う攻撃ができるようになりました。
しかし、羽黒さんの攻撃も凄まじく、CKからまたもヘディングで、左サイドをスピードで突破されそのクロスをまたもヘディングで合わされ失点。点差が開いてしまったのですが、何度もピッチ内、ベンチからも「切り替えろ! こっからだ!」という声が聞かれ、その通り最後まであきらめずに走ってゴールを目指しました。



ビッグチャンスも何度かあり1点をもぎ取ることができました。全部決めとけば1点差まで詰め寄れたのですが、何にせよそのシュートの精度という課題が残りました。これから練習あるのみです。



果たして、力及ばず今年の選手権は準決勝で涙をのむ結果になりました。このチームになって6失点もしたのは初めてでした。後半は攻めなければいけない状況で前に出て行ったので仕方ないところもありますが、羽黒さんの攻撃は凄まじかったです。特にシュートのうまさは秀逸でした。バーやポストをかすめて吸い込まれたのが3点ありました。それだけ東海が寄せ切れなかったということかもしれませんし、寄せられても正確にゴールマウスを捉える力が羽黒さんにあるとも言えます。



最後まで走りきり、ガムシャラにゴールを目指してもぎ取った2点目にこれからの光明を見出し、今年果たせなかった目標を来年こそは必ず果たせるよう、チーム一丸となって精進していきたいと思います。
応援していただいた皆様に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。また、遠いところ応援に来ていただき、写真も提供していただいたs先生。ありがとうございました。
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第88回 全国高校サッカー選手権 山形県予選 準々決勝 山形商業

2009-10-17 18:39:17 | 試合内容
本日、高校サッカー選手権山形県予選準々決勝4試合が行われました。どんな大会でもベスト8の激突、準々決勝が一番面白いといわれています。その通りで、どの試合も白熱した好ゲームとなったようです。

さっそく、山形商業-東海大山形の試合内容をお送りいたします。

ユニフォームチェックで、山商さんの赤×黒、東海の黄×黒の縦縞が紛らわしい。黒パンツが重なるという理由から、コイントスに。山商さんが勝ち、東海はアウェイの青白青のユニフォームに。着替えてアップしていると、ギャラリーから「東海の青は初めて見た。」普段は山商さんとの試合で着替えたことは無かったので驚きました。遠くから見たら、山商さんとどこが試合をするかわからなかったでしょう。

本当にハラハラドキドキの展開でした。緊張のせいか、動きが硬く、ボールが収まらない、慌てる、ミスが増える、奪われ方が悪くゴール前まで迫られる。悪魔のサイクルにはまったような前半。これは! という展開でチャンスを演出できたのは、開始早々の右サイドバックのオーバーから低くて速いクロス。FWにドンピシャ! 『決まった!』と思いベンチから飛び出すものの、ゴール左脇を外れる。最初のビッグチャンスを決めきるのと、きれないのではかなり違います。
その後は、山商さんの個人技の高さに慌てる場面が増え、中盤でのセカンドボールが拾えない状況が続きました。やはり、リーグ戦で戦った山商さんとは違い、一発勝負のトーナメントの戦い方に変貌していました。(…ように感じました。これは私見です) 苦しい時間帯が続いた前半終了間際に、リスタートから相手DFの前に飛び出して頑張って触っただけのボールがGKの手をかすめ先制! 良い時間帯の得点に沸きました。その後、追加点が奪える場面もありましたが、詰めきれずにハーフタイム。

得点しリードこそしたものの、苦しい前半をきちんと反省して話し合っていました。相手個人技の高さに怖がって、緩めてしまった中盤での守備を反省し厳しくアプローチすることを確認しました。

後半…
開始早々、相手DFラインからのロングフィードの処理を誤り、押し込まれ同点。あまりに早い失点に、東海は呆然。逆に山商さんは勢いに乗ったようでした。その後は相変わらず、ボールが収まらない東海に対して、山商さんは縦に速くし掛け東海DFラインにプレーシャーをかけてボールを支配する。厳しい時間帯でした。山商さんが良い時間帯に得点できなかったあたりから、東海も盛り返し、FWに当ててからサイド突破を図る攻撃を地道に続けました。どちらも、チャンスらしいチャンスもなくただ時間だけが過ぎていたのですが、ビッグチャンスが到来。東海右サイドからのリスタートから2FWが相手DFの前でつぶれて、PKスポットの辺りにボールこぼれたのを一瞬速く、東海の選手がジャストミート! 『決まった!』と思った瞬間ゴールバーを大きく越えていきました。

これはPK方式かと思われた後半38分、左サイド深いところで起点をつくり、左SB、左MF、FWでトライアングルを形成。粘った挙句に、高いボールのクロスをゴール前へ。待ち構える東海の選手は2人。一番大外の選手がダイレクトボレー。逆サイドのポストに跳ね返りゴールに吸い込まれゴール。待望の2点目! ベンチが沸きました。決して質の高いクロスではありませんでしたが。よく決めきりました。ビッグプレーです。

果たして、これが決勝点となり準決勝に駒を進めることができました。試合内容が良くありませんでしたが、なんとかしぶとく、粘り強く勝ちを引き込むことができました。今年の東海は、劣勢でも耐え切る「逞しさ」、悪くても勝ちに持ち込める「しぶとさ」があるようです。よく成長したなぁと感心しています。

明日も、その「しぶとさ」「粘り強さ」を発揮してほしいと思います。 
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東海ギャラリー 東海大学学園オリンピック編

2009-10-16 11:54:58 | その他
毎年、8月上旬に行われる東海大学学園内のスポーツの祭典がタイトルにもある『学園オリンピック』です。全国にある付属高校が東海大学湘南キャンパスに集まり、技を競い合います。その模様をお送りします。


初めてではないかな。個人用ゲームシャツのアウェイ用 ネイビーです。


夏の湘南はかなり暑い! それに全試合人工芝です。照り返しが…


入念な打ち合わせ。ビッグプレーが出る予感…


ゴールチャンス? それともピンチ? 相手の黄色と混乱してしまいます。


んっ 本部長?!
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写真をいただきました ありがとうございます 佐藤さん

2009-10-13 10:10:11 | その他
東海の心強いサポーターの佐藤さんに今年度も写真を戴きました。ありがとうございます。ここにご披露したいと思います。



天皇杯1回戦 櫛引クラブ戦 凄まじい撥ね返し!



天皇杯2回戦 鶴岡東戦 考え中… 



天皇杯2回戦 鶴岡東戦 連動! ここから鮮やかなゴールが生まれた?!



天皇杯準決勝 山形大学戦 相手の右サイドを押さえねば


天皇杯準決勝 山形大学戦 カバーリングの徹底!



天皇杯準決勝 山形大学戦 美しいアタックを何度も繰り出しましたが…



天皇杯最終結果 準決勝で惜しくも山形大学にやぶれてしまい3位 悔しい~

たくさんの写真を戴いたので、これからも東海ギャラリーを開いていこうと思います。また、県総体の記事 鶴岡南戦 山形中央戦も写真アップしました。是非ご覧ください。
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第88回 全国高校サッカー選手権 山形県予選 3回戦 酒田南

2009-10-13 08:26:29 | 試合内容
10月12日(月)日大山形グラウンドに会場を移し、3回戦が行われました。

相手は酒田南さん。10日(土)に行われた1回戦(山本学園との試合 3-2で勝利)を観ただけで、そのときの情報しかありません。背の低い選手が多いのですが、その分俊敏性に富み、技術に優れている選手が大半でした。GK、DFラインから執拗なまでに繋ごうとしていましたし、前5人は流動的に動き効率よく相手ゴール前まで迫っていました。「これは手強い相手だ」率直な感想です。
試合前に確認したことは概ねこんな感じです。

・良い判断をさせないよう厳しく守備をすること(当たり前ですが、技術があるだけに判断の部分を消しにかかりました)
・けん制して長いボールを蹴らせるようにすること(アップテンポにする)
・リスタート

普段と同じだし、どのチームでも当たり前の確認事項だと思いますが、どの場所で、いつ、どのようにという具体的な部分は試合毎に、対戦相手毎に微調整があるということです。

2回戦での課題であった「トップに収まった後の選択肢を増やす」と言う部分は少し改善できたように思います。欲を言えば、最後の部分の精度をもう少し向上させたいところです。ポストに何度か当ててしまいました。

ゴールキックやGKからのショートのつなぎを徹底して牽制し、幅を使わせない守備をするとこができたように思います。記憶をたどると前半に2回、後半には3回前線からの守備網をボランチを使って抜けられてしまい、危険な場面を作られてしまいました。技術のある酒南さんならではの攻撃でした。

とにもかくにも、何とか2得点を挙げ勝ちきりました。酒南さんは自分たちが目指すサッカーをこの大会においても追及していたようでした。最後の挨拶も酒南さんの選手はきっちりしており好感が持てました。最後、涙が溢れるのを我慢していた3年生のキャプテンの選手と握手しました。入部したときから同じ学年が2名しかいない状況のなか、チームを引っ張り運営することは想像を絶する苦労、葛藤があったことでしょう。この試合も最後まで全力でプレーしていました。感動しました。酒南さんは11月末に3部から2部に昇格できるプレーオフがあります。ぜひとも、後輩たちにお土産を遺していってほしいと思います。

いよいよ、今週末ベスト8の激突です。どの大会も準々決勝が一番面白いと言われます。どのチームも観に来てくれた方が感動する全力・溌剌プレーを期待します。
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第88回 全国高校サッカー選手権 山形県予選 2回戦 酒田西

2009-10-13 08:21:12 | 試合内容
2009年10月11日(日)11:00 東海にとって今年の選手権が始まりました。

3年生にとっては、高校サッカー三年間の集大成。これまで積み重ねた「技術」、「戦術」、「人間力」を発揮してほしいと東海だけではなく、どのチームの指導者も思っていることでしょう。

さっそく、2回戦(東海にとっては初戦)の酒田西高校戦の報告です。

酒西さんは一人だけ残った3年生の選手を中心としたチームとしか情報が無く、前日に1回戦を観るまでは全く分かりませんでした。観るとワンタッチパスの連続で丁寧にサッカーをしようという意図が見られるチームでした。その良さを出させないように普段からですが「ユルいサッカー」にならないように引き締めて臨みました。

どんな大会でも初戦は難しいもの。この試合も選手は緊張気味で動きが硬く、いつものような思い切りの良いプレーが出るまで少々時間が掛かりました。前半の中盤ごろから落ち着きトップにボールが収まるようになりました。しかし、当てた後の選択肢として2トップ間のパス交換ばかりが多く、相手CBに引っ掛かる場面が増えました。せっかく良い形で当てても周りの動き出しがかみ合わずに、「落としてスペースに展開する」「フリックでサイドに流したり」などのゆさぶりが無く相手守備陣を困らせることがあまりできませんでした。前半のうちに直接フリーキックでGKのこぼれを押し込んで先制できたことで余裕が生まれました。

後半、中盤が開き始めたことを契機に何度か持ち込まれミドルを打たれました。パンチのあるキックでヒヤヒヤしましたが何とか体を張って乗り切ることができました。ピンチの後にチャンスあり。右サイドでボールを奪った瞬間、相手DFラインと入れ替わるようなトップの絶妙な裏への飛び出しにビッグフィード。GKとの1対1を冷静に決め追加点。その後東海のスピードスターを投入し相手DFラインの裏を執拗に取り続け得点し、勝ちきりました。ロスタイムに入ってもユルめず得点をとった貪欲さに頼もしさを感じる一戦となりました。

一方では、トップに当てた後の選択肢不足。中盤での守備力の強化。など課題を露呈した結果となりました。翌日には次の3回戦があります。練習する時間が無いので話し合いで微調整するしかありません。また、対戦相手の情報を精選し選手にフィードバックすることで優位に進められるよう準備を怠らないようにしなくては。
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TOKAI soccer school 09 vol.4

2009-10-08 16:50:07 | 活動報告
10月7日(水)19:00~ 今年度7回目のTOKAI soccer schoolの練習が行われました。(報告は4回目になりますが…)
大型台風が近づいているせいか、小雨の中での活動となりました。選手権を今週末に控えたサッカー部の選手と入れ違いでグラウンドで練習しています。

「パス&ゴーの連続で、連動しよう!」をテーマに練習をしました。
いろいろな制限をつけて考えさせたり、休みなく連続して動くことを要求しているので頭も、体力的にも相当きつい練習になったようです。それもそのはず、中学校では部活動への参加ができずに体を動かすのは、スクールの日だけというのが現状のようです。この年代は、心臓も肺臓も大きくなる時期ですので「持久力+技術」のトレーニングにはもってこいなんですが… もったいないですね。

最後は、GKを含めたハーフコートのゲームで終了。パス&ゴーの連続からファインゴールが飛び出すなど練習の成果を試していたようでした。飲み込みの速さに驚きです。普通、練習したプレーが一つでもでれば及第だと思うのですが…

雨が強くなってきたので、20:40には上がりクラブハウスでダウンをしました。スクール生もみんな慣れてきたようで、談笑をしながら楽しく終わることができました。

今週は、2学期の中間試験と重なって来れない選手もいましたが、来週はみんな揃って練習できそうです。選手権予選も楽しみですがスクールでの活動も楽しみです。
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