東海大学山形サッカー部 活動報告

大会報告 試合内容など 日々の活動をちょっとだけ詳しく報告します

山形高校総体 失意の敗退 ベスト4に終わる

2014-06-27 11:09:06 | 大会報告
更新が大変遅くなり申し訳ありません。県総体終了後にすぐ掲載できればよかったのですが、何ともチカラが入らず、また、鶴岡・酒田で行われた東北大会の役員として全日程帯同したために、更新できませんでした。大変申し訳ありませんでした。昨年度から続く自分の境遇を恨みつつも、次のステージに向けてスタートをきりたいところです。

もう3週間前になりましたが、インターハイへの最終関門「山形県高校総体」山形県総合運動公園にて行われました。結果から言えば、準決勝で山形中央さんに延長の末敗退し、ベスト4に終わりました。応援していただいた保護者、OB、OG、その保護者の皆さんありがとうございました。

時間が経過したために、1試合ごとの状況報告は割愛させていただいて総合的、相対的に今大会を振り返ってみたいと思います。

全体的に安定した試合展開ができました。まずはGKの安定したゴールキーピング、ハイボール処理、プレースキックは、緊迫した展開のなかでFPが精神的に一息つくことができる。派手さはありませんがビッグプレーでした。ファイナリストの日大さん、山中央さんを見てもレベルの高いGKの存在は必須であることを再確認できました。また、Y2リーグで調子が良かった選手を追加登録したところ、高いヘディング、持ち前の粘り強さ、謙虚で惜しみないランニングを、高い強度で発揮しチームに貢献してくれました。県リーグに複数チーム参加して公式戦を経験でる良さを再確認できたと同時に、エントリーされなかった選手にも励みになったようです。私も嬉しく思いました。2CMFは前線深くまで入り込んでチャンスを作ったり、二人ともボール奪取能力の高さを発揮し相手攻撃の芽をつぶすなど安定した展開に貢献しました。

では、何が不足していたのか?

アタッキングサードだけではなく、ミドルサード、ディフェンディングサードでも縦パスの収まりが一貫して悪かった(“一貫”という言葉の使い方が正しいかどうか分からないが)と思われます。パスは「受け手」主体であることはサッカーの当然ですが、出し手がボールをグループで(一人で持って考えない)動かしながら窺い、タイミングよくダイレクトで縦パスを入れることで深みを作りたかった。ファイナリストの2チームに比べると前に起点を作る方法の深みの作り方は、量、質ともに不足していたと思います。「縦パスを入れる→収める」ことで相手DFを内側(縦方向)に収縮させて、空いた外サイドを使おうという試みはほとんどと言って出来ませんでした。実際、東海のサイドアタッカーじは縦に推進力のある選手ですが、マッチアップするDFが何のストレスもなくいい準備をしているところで、ボールを受けても力を発揮することは当然の如くできませんでした。

縦パスの受け方には各チームの特徴が見られました。山形中央は、⑪⑫がDFを背負うプレーからスクリーンターン(結局これで延長後半ロスタイムに失点するのですが…)や、巧みな体の使い方から確実にキープして落とす(チームの狙いは、内⇒外⇒内のボール運び)。裏へ出たノージャッジロングボールやDFラインのクリアも遮二無二追っかけて収めようとしていました。一方日大FW⑨は、足元で背負って受けるよりも、ピッチの真ん中に位置取りわざとCBにマークをさせてサイドのポケットへの長いボールに対してすり抜ける。味方が蹴る瞬間をよく見てタイミングよく飛び出す巧みなオフの動きで収めていました。プラスCBを剥がしてそこに逆サイドMFが入っていくことも狙いとしてチームにはあったのではないかと思われます。日大⑨は謙虚なランニングで起点を作って貢献していました。

上記はFWに特化して述べましたが、他の部分でも相対的に比較して東海でも取り入れたいと思われるプレーはありました。ファイナリストと比較して今後の課題を相対的に炙り出すことは必要なことですね。


何はともあれ、今大会で我々の立ち位置がはっきりと示されました。残す選手権予選で笑うためにも、今一度、自分が「できること」、「したいこと」を謙虚に考えて区別し、「できる」ことを突き詰める、「謙虚に走るりボールをシンプルに動かして縦を窺う」をチーム全員に要求し、振り返りとしたいと思います。


酒田南戦です。今大会は、一週目3日間、二週目2日間(準決勝、決勝)となり翌日も試合になりました。



山形城北戦です。終了間際にPKをゲットし勝ち越しました。飲水タイムが必要なほどの高温多湿のなか、運動量が落ちない選手を見て、普段の練習の成果が発揮されたいと思い嬉しく思いました。



準決勝:山形中央戦です。タレントぞろいの中央さんにどう挑むか? 勇敢に戦いましたが、チカラ不足でした。


東北大会代表決定戦:山形商業戦です。タレントぞろいのチーム相手に「いつ点が入るのかなぁ」という感じで終始押し込み、決定機も幾度となくありましたが決め切れず… これは負け試合のパターン、と嫌な予感。やはりカウンター2回で失点。3年連続の東北大会出場を逃しました。


今大会、巧く行かない中でも選手は勇敢に戦いました。だからこそ、「次」という資格が我々にはあると思っています。月並みですが、チーム一丸頑張ろう!



私は役員として、チームスタッフとして参加しました。気になることがいろいろありました。マナーだとか、エチケットだとか、リスペクトだとか横文字を使う前に「みっともない」という立派な日本語を忘れずに振る舞わなければいけないのではないかと思いました。
コメント
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