中華街の魅力

齋藤修と多くの人が中華街情報を共有する場となることを期待いたします。最近中華街にあまりいけず、データーを整理しています。

海員閣「広東」

2014-02-17 04:57:11 | 香港路

海員閣「広東」  045-681-2374        

「特徴」
1.香港路、いや中華街の老舗中の老舗。昔ながらの面影が残っています。
2.現在でも「コークス」を火力として使う店舗。一気に料理が仕上がります。
3.50台以降の中華街ファンには根強い人気。今でも休日は行列ができます。
4.1・2階あわせても20人強の店舗。完全木造の建物は雰囲気があります。
5.当然も相席が原則。寄り添うように単品・麺を食べるのが良い店。

「ランチ」 特にランチメニューは準備していない。

 中華街の人気店の一つ「海員閣」に久しぶりに行ってみた。こんなに人気のない頃は,非常に庶民的な雰囲気のするこの店を愛用したことがあった。ランチタイム行列ができる店になってからなかなかランチの限られた時間しかない身の上には入りずらい存在になっていた。
 今日は雨,香港路を眺めれば,一人ぐらいしか並んでいない。店内を見れば空席がある。入り口の叔母さんに一人であることを示す。すぐに相席で入ることができた。小さな円卓(椅子は8つある)に座る。久々であるが,店の雰囲気は全く変わっていない。働いている叔母さんが一気に老けて見えたのは,本当に久々(10年以上)だったからに違いない。メニューも限られた種類があるだけ,当然ランチタイムの料理はないし,サービスもない。親子ずれであろうか,女性が2名ガイドブックを見て頼んだような料理を食べていた。他に4人ほどいたが,申し合わせたように豚バラ麺を注文し,食べていた。ここはオーソドックスに「五目うま煮飯」を注文してみる。
 お茶をやかんで注いでくれる。時々,継ぎ足すのも最年長(80歳はいって居るであろう)の方。よく働く。気になるのは40過ぎでぶつぶつ言って,のんびり動いている女性。態度が悪い。以前は居なかったが,家族経営のように楽しい雰囲気を一人で台無しにしている。観察しているうちに,丼ぶり一杯の五目うま煮飯が出てきた。味を確かめる時には「うま煮」か「中華飯」を注文してみる。料理であれば「酢豚」か「エビチリ」であろう。ごまかせないし,店の特徴が最も出るところだと思う。あんがたっぷりかかった炒め物は,光っている。ましてできたて熱々である。味もマイルドで美味しい。家庭料理の味である。それでいて自宅では絶対まねができない,味がする。火力の強いコークスを頑として使っているので,すべての具がシャキシャキしている。素材の味がしみ出しているうま煮である。量も多く満足。ザーサイ・スープなど全く付かないが,不思議に不足を感じない店である。
 コース料理は,この店独特の「1卓50000円」らしいが食した方がよい。8品ぐらいで美味しいらしい。今後,是非試してみたい。
人気のものは,牛バラ麺・飯800円,豚バラ麺・飯800円,焼売450円。

 

 

今日は海員閣が休業日。しかし、掲示は「謹賀新年」

最近の海員閣は1階だけの営業をしている。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 龍門新館① 「中国家庭料理」 | トップ | 龍興飯店「中国料理」① »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

香港路」カテゴリの最新記事