tonto's blog

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誠意を示せ

2016-08-16 | weblog

 陸上競技のゴールで、ヘッドスライディングするとちょっと早くなるらしい。お盆休みでオリンピックのテレビ放送も、ずっと見てるとかなり同じ場面ばかり。バドミントンの日本人対決はやめて欲しい。オリンピックは国対国の戦いなんでしょ(このことは本題と全く関係ありません)

 本題です。

 どなたかがフェイスブックで、駐車違反でのトラブルで「誠意を示せ」という脅しともとれる言動に対して、見事な対応をしたという記事をシェアされていました。

 それを読み、この「誠意」という言葉で思い出したのが、少し前に読んだ文庫。読んでいて「こぎみよく」うまく対応していました。

飲食店での言いがかりとしか思えないクレームに対して、対応は即座の謝罪が基本。
(たとえば丼にムシが入っていたとかのクレームに対し、それが本当かどうかは別として)

「申し訳ございませんでした」
「そんな謝り方で済むと思ってるのか!誠意がない!誠意を見せろ!」
「誠意とおっしゃいますと?」
「おまえが考えろ!」(金の要求をしたら恐喝になるから)
「謝罪すべきは謝罪しますが、念のためにお伺いします」
 (一呼吸置き) 「まさかお金とか便宜とかの要求ではございませんね」
(相手はそうだともそうじゃないとも言えないのをみて)
「私どもとしては誠意は尽くしました。お詫びの気持ちとしてお代は結構ですので、どうかお引き取りください」ぴしりと言い渡して腰を折り出口を指さす。

 やつらの暴力は無法国家の核兵器みたいなもの。あくまでも無茶な要求を通すためにチラつかせる道具。やつらだって楽して儲けたい。いちいち暴力を振るって警察沙汰になってたら効率が悪いのでやっかいな相手はやつらのほうが避けるようになる。毅然として動じないことだ。

「握る男」 原 宏一 四章 奪取 P.180~ 角川文庫

 実際にその場でこのように対応できるものか?またこれは医療機関でも応用できるのか?ヤクザや暴力団は、事を起こした後の「面倒くささ」は知ってるけど、チンピラやモンスターには無効かも。

 

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