4V、見っけ！

信州・蓼科で、ある交差点を過ぎたら、Maserati 222 4V が止まっていた。その車は僕と同方面に向かうのか、10数kmにわたり、この後ろ姿を、真後ろから、左右斜め後方から、眺め続けることができた。

信州のワインディング・ロードをゆっくりと流す 4V は、今もってその端正な姿をあらわし、控えめだが時に聞こえてくる、うなるような排気音で秘めた実力をのぞかせ、雨の中のひととき、僕を夢中にさせた。

やっぱり僕にとって、Maserati とは Biturbo です。