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住友化学、インドの農薬大手、5位、エクセル・クロップ・ケアを買収、買収額は最大で200億円。

2016年06月08日 09時40分52秒 | thinklive

*農民にはカースト制度が根深く浸透している、リスクはその社会的爆発?

住友化学はインドの農薬メーカー大手、エクセル・クロップ・ケアを買収する。月内にもTOB(株式公開買い

付け)を始め、最大で75%の株式を取得する。人口増に伴う成長が確実な農薬市場では、世界の化学大手の間でM&A(合併・買収)の動きが活発になっている。住友化学は世界的にも伸びが大きいインド市場で農薬メーカーを傘下に収め、需要を取り込む。

 買収額は最大で200億円弱になるとみられる。エクセル社は年商200億円規模のインド5位の農薬メーカー。主に特許切れの除草剤や殺虫剤を製造する住友化学のインド国内での農薬売上高は現在は100億円に満たないが、エクセル社の買収で独バイエルやスイス・シンジェンタに次ぐ印3位に浮上する。

 エクセル株の約45%を持つ創業家らと株取得についてこのほど合意した。日本企業によるインド農薬メーカーの買収額では過去最大規模となる。

 インドの農薬市場は2014年に18億ドル(約1900億円)と世界で9番目の規模。ただ人口が多く農業技術の発展も著しいため、19年までは農薬の最大市場であるブラジルより高い年率4%の成長が続く見通しだ。

 住友化学はエクセル社の販売網を活用するほか、両社の農薬を組み合わせた新製品の開発に取り組む。インドでの農薬売上高を早期に300億円超に引き上げる。

 農薬や飼料原料を主力とする住友化学の健康・農業関連事業の売上高は、16年3月期に3590億円だった。売上高の構成比では会社全体の17%にすぎないが、営業利益では全体の5割近くを稼ぐ。19年3月期には売上高4400億円、営業利益860億円を目指す。*日経


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