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サッポロ、豊田通商と共同で米アイスメーカーを買収、サッポロのパートナーはトヨタ、株上がるね?

2016年06月08日 08時43分51秒 | thinklive

サッポロHDは豊田通商と共同で米国でアイス製造を手がけるリッジ・フィールズ(メリーランド州)を買収した。リッジは学校給食向け大手で買収額は約15億円。サッポロHDは米国で飲料メーカーを相次ぎ買収しており、販路開拓で相乗効果が見込めると判断した。海外事業の7割を占める北米で取扱品目を拡大。16年の海外売上高を15年比で1割増の約1050億円に伸ばす。

 

サッポロHDが51%、豊通が49%を出資する米飲料メーカーのカントリー・ピュア・フーズ(CPF)を通じてリッジを買収した。同社は「サイドキックス」のブランド名で果汁100%のシャーベットを製造。米農務省から学校給食用製品として認可を受けており、給食用でのシェアは米国で2位だ。米西部や中部など28州に販路を持つ。

 

 米国では学校給食用の食品は栄養価や摂取カロリーなど細かな規制が多く、基準を満たして認証を得なければ販売できない。リッジの商品はジュースやシャーベットの形状で果物や野菜の栄養素を豊富にとれるという。他社の商品にはない競争力で販路を開拓する。

 

 14年に買収を決めたCPFも49州に販路を持っており、給食用の果物・野菜ジュースのシェアも高い。同社の営業網を利用してリッジの商品の販路を全米に広げる。

 

 CPFが調達した果汁や野菜をもとにリッジのノウハウを使い新商品を開発することも検討する。現在は約1300万ドル(約14億円)のリッジの売上高を20年には30億円に倍増させる計画だ。米国の給食用食品市場は340億ドル(約3兆6000億円)と毎年2~3%成長している



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