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23586、ロ、ヤマルLNG計画、三井物産、三菱商事連合、インド連合の2Gに148.5万t、権益売却?

2013年12月09日 19時58分06秒 | thinklive

*ヤマルには世界で最大のガス田が存在、世界のガス埋蔵の22%が埋蔵されている、他に未調査の地域のガス田可能性もある、地球は終わりじゃない、という感を強くする、

*海外に16年から輸出の報道もあるが、直近では18年から出荷となっている、18年の方が正確?全体では、1650万tの生産、

露ヤマルLNG事業、日本含む2企業連合が約10%権益取得か
*2013年 11月 28日 

 [モスクワ 28日 ロイター] -ロシアの独立系天然ガス企業ノバテク(NVTK.MM)は、同国北部ヤマル半島の液化天然ガス(LNG)事業に関し、日本とインドの2つの企業連合に約10%の権益を分割して売却する可能性がある。現地紙ベドモスチが関係筋の話として伝えた。

 ノバテクはヤマル事業の60%を支配。同事業は2018年までに1650万トンのLNGを生産する予定。

 ノバテクは10%から1株を差し引いた権益を分割して、三井物産と三菱商事で構成する企業連合と、インド石油ガス公社(ONGC)、インド石油公社(IOC)、ペトロネットから成るコンソーシアムに売却する可能性がある。ONGCの関係筋は、約9%の権益が売却されることは承知しているとしたうえで、「何も決定されていない」とした。

 ヤマル事業では、フランスの石油大手トタル(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)と中国石油天然ガス集団(CNPC)CNPET.ULも、それぞれ権益の20%を保有している。ベドモスチによると、日本の企業連合の代表団は12月25─27日にモスクワを訪問し、ヤマルの権益について合意書に署名する見通しだ。

 <新興国eye>ロシアのノバテク、中国CNPCとヤマル半島LNG化プロジェクトで正式調印*2013/09/09 

  ロシア2位の天然ガス生産大手ノバテクは先週、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれたG20サミットの会場で、ノバテクが仏石油メジャーのトタルと共同でロシア領北極圏のヤマル半島で進めているLNGプロジェクトの権益20%を中国の同業大手、中国石油天然気集団(CNPC)に売却する契約に正式に調印した。モスクワ・タイムズ(電子版)が伝えた。すでに両社は6月に仮合意しており、調印式にウラジーミル・プーチン大統領と中国の習近平国家主席が参加して行われた。売却額は明らかにされていない。売却後もノバテクは依然60%を保有し、今後さらに別の提携相手を今年末までに決めたい考えですでに複数の候補と協議している。同プロジェクトは年間1650万トンのLNGを生産するプラントを建設し、16年から海外に輸出する計画。関連施設として空港や港湾も北極海に建設する。

本格化するヤマルプロジェクト*JOGMEC 調査部 原田 大輔

現地ネネツ語で「ヤ(世界)マル(終わり)=最果て」を意味するというヤマル半島*1は、ロシア連邦のなかでも最も厳しい自然環境に置かれた地域だろう。北極圏以北、ヤマロネネツ自治管区に位置し、1年のうち、8カ月を冬季が占める。最低気温は氷点下60℃に迫り(冬季平均は氷点下20℃)、短いながら夏季には温度は30℃まで上昇(夏季平均12℃)。永久凍土を溶かし、泥沢地に変えてしまうことから、大量に発生する蚊や虻あぶへの対策、地盤未整備地域への重機の持ち込みの制限が開発を阻む*2。人口密度は1㎢あたり1人に満たず(世界最大の国土を有するロシア全体では8人、日本では337人)、日本の2.5倍の広さを有する同自治管区全体でも人口は50万人程度に過ぎない*3。そして、そのほとんどが資源開発産業に従事している“ネフチャニキ”・“ガゾヴィキ”(ロシア語で石油ガス産業人)である。

 「ヤマル(最果て)」という言葉にはもう一つの意味がある。それはロシアのみならず、世界の石油産業のヤマル=フロンティアである。世界最大の天然ガス埋蔵量を誇るロシアにおいて、同地域には全世界の
22%の天然ガス埋蔵量が集中しており、更にオフショア・カラ海には既発見未開発構造が複数存在する。
 ヤマロネネツ自治管区にはソ連時代から開発されてきた大ガス田群(ウレンゴイ・ガス田〈確認埋蔵量177TCF〉、ヤンブルク・ガス田〈同157TCF〉、メドヴェージェ・ガス田〈同54TCF〉等)があり、ソ連解体後も主要生産地として大成してきた。21世紀に入った2002年、国営ガス企業体Gazpromはヤマロネネツ自治管区政府とヤマル半島開発に関する最初の計画を策定。関係機関、シンクタンク等で検討

*TCFは兆m3:兆立方フィート

修正が重ねられた後、2007年に正式に「包括的ヤマル半島開発計画」として動き出した。その目的は将来的に減退する西シベリアの既存ガス田への補完であり、生産量は2030年には現在のロシアの全年間生産量(2012年生産量654.5BCM)の半分に相当する310 ~ 360BCMを目指すものである。

*単位「Bcm」は「10億立方メートル」を意味する
 更に同計画は新輸送システムの構築も包含しており、それは既存輸送システムの拡張となるパイプラインはもちろん、北極海航路開拓を前提としたLNG輸送をも含む野心的なものであった*4。前述のように、北極圏・永久凍土上での開発という厳しい環境下において、地盤の固まる冬季の限られた期間に上流開発、パイプライン建設、港湾建設を推進すべく、開発を目的とした重機搬送のための独自の鉄道を敷設することから始まった、正に石油開発のフロンティアという言葉が相ふさわ応しい計画である。
 最初の開発ターゲットとなるボヴァネンコヴァ・ガス田におけるフィールド開発・施設建設が進むなかーー以下、原典には詳細な現地の開発地域のmapが複数以上掲載されている、巨大な計画である、

 

 

 



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