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26744、森トラスト、虎ノ門パストラルビル、再開発

2014年05月31日 12時07分42秒 | thinklive

虎ノ門パストラル跡地」の再開発(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」(高さ約180m)

 計画地は、「都市再生緊急整備地域」に指定されています。現在の指定容積率は500%ですが、特例措置により大幅に緩和され、高さ約180m、延床面積約185,000㎡の超高層複合ビルが建設される予定です。 オフィス、商業施設、共同住宅で構成され、着工は2013年夏予定、竣工は2016年末予定となっています。
 建物には、地震時の利用者の業務継続や居住の継続が可能となるよう、制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入し、非構造部材の被害も最小限に抑えるように工夫します。 災害時の帰宅困難者の受け入れなどについても、東京都や港区と協議を進めていくそうです。いずれにしても「東日本大震災」以降のスタンダードとなった「BCP(事業継続計画)」を非常に重要視した超高層ビルになります

 「虎ノ門パストラルホテル」隣りの公立学校「旧:鞆絵小学校」跡地に「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」が建設されます。大手町の気象庁の移転ですが、大手町の気象庁は移転後に売却され、再開発される予定です。



「虎ノ門パストラル」約2300億円で落札 

森トラストは9月27日、農林漁業団体職員共済組合が実施した「虎ノ門パストラル」(敷地面積16,050平方㍍)の競争入札で、同社を代表とするダヴィンチ・アドバイザーズとのコンソーシアムグループとして参加した結果、約2309億円(坪単価4747万円)で落札した。 同社は、 隣接地を活用して土地のさらなるポテンシャルを高めるとともに、公共空間や緑化地帯の創出を含めた高機能の複合再開発を実施することで、地域に大きく貢献し、魅力溢れる街づくりをしていくとしている。虎ノ門駅からはやや距離があるが、神谷町駅からは徒歩1分の立地だ。

 一般紙などの報道では落札価格は高いとされていた。現行の用途地域は商業地域で容積率は500%だから、このままだとビルにしろマンションにしろ、とても事業採算にはあわないだろう。しかし、総合設計制度などを活用すれば、容積率は900%ぐらいになるはずだ。仮に容積率を900%とすると、一種当たり坪単価は約527万円になる。さらに、同社が所有する隣接の虎ノ門4丁目MTビル(敷地面積約1500平方㍍、7階建て延べ床面積約8700平方㍍)との一体開発を行えば、さらに単価は引き下げられる。

 

 


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