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23393、欧州新車市場、マツダ、ダントツ伸び、前年比57.2%、ホンダ抜いた!

2013年11月21日 16時49分11秒 | thinklive

 新型『アテンザ』や『CX-5』の投入により、欧州市場での新車販売が増加傾向にあるマツダ。そんな中、マツダの欧州トップが、欧州での生産に関して興味深い発言を行った。これは7月19日、『オートモーティブニュース』の欧州版が報じたもの。同メディアのインタビューに応じたマツダモーターヨーロッパのジェフ・ガイトン社長兼CEOは、「欧州での現地生産を行う必要はないと考えている」と話したという。ACEA(欧州自動車工業会)によると、マツダの2013年上半期(1‐6月)の欧州新車販売は、7万4419台。前年同期比は5.4%増と伸び、欧州での市場シェアも1.2%と、前年同期に対して0.2ポイント上昇。これは、新型アテンザやCX-5を発売した効果が大きい。さらに、新型『アクセラ』の投入も控えている。そんな中での、欧州マツダのトップの発言。ジェフ・ガイトン社長兼CEOは、同メディアに対して、「欧州に工場を建設するよりは、既存工場でのスケールメリットを追求した方が、コスト面で有利」と述べたとのこと。マツダは他の日本の自動車メーカーと比較して、日本国内での生産比率が高い。現在、同社が欧州市場で販売している車種は全て、日本から輸入している。*メキシコ生産が軌道に乗れば、メキシコからの輸出に切り替えるのでは?

 Mazsa、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの違いは?

 最大の違いは燃焼方式。ガソリンエンジンは、ガソリンと空気をシリンダー内で混ぜて圧縮し、点火プラグの火花で火をつけて燃焼させます。一方、ディーゼルエンジンは空気のみを圧縮して高温となった時に、軽油をシリンダー内へ噴射することで「自ら」燃え始めるのです。

そこで、自然着火で燃焼させるディーゼルエンジンは、燃焼室を高温高圧にするので「高圧縮比」なのが当たり前でした。一般的なクリーンディーゼルの圧縮比は16~18程度です。その中で、SKYACTIV-D はディーゼルとしては異例の低圧縮比14.0を実現しました。これによって、NOx(窒素酸化物)やススの排出量の低減、エンジンの軽量化、燃費の改善などを実現できたのです。

 

燃費が向上できたのはなぜ?

 

従来のクリーンディーゼルの燃焼が始まるタイミングは、ピストンが一番上の状態ではなく、少し下がったところでした。一番上の状態では、燃焼室内の温度・圧力が高くてNoxが発生し過ぎるので、温度・圧力が少し低下してから燃料を噴射していたのです。そのためピストンの実際の仕事量が低下し効率が悪くなっていました。
しかし!低圧縮比を実現したSKYACTIV-Dは、ピストンが一番上にある状態で燃焼が始められるのです。よってロスが無くエネルギーを生み出し、パワーと燃費向上を実現しているのです。

 

 


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