*2基の内、1基は重工が技術供与下東方タービン(成都市)が機器製造を担当、主要部品は重工が提供、発電機は三菱電機が製造、
*重工は05年にも2基包頭に納入の実績がある、重工のGTCCの世界シェアは6割に達するという、
ガスタービン発電設備2基受注 三菱重工、中国の製鉄会社から
2012/8/16 19:53
三菱重工業は16日、中国の製鉄会社、包頭鋼鉄(内モンゴル自治区)から発電効率が高いガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)設備2基を受注したと発表した。製鉄所内に設置し、高炉から発生するガスなどを燃料にして発電する。出力は合計で30万キロワット程度。それぞれ2014年の8月と9月から稼働する予定だ。
受注額は明らかにしていない。納入するGTCC発電設備は製鉄工程で発生する高炉ガスやコークス炉ガスでタービンを回すタイプ。燃料に液化天然ガス(LNG)ではなく、排出ガスを活用するため安く発電できる。二酸化炭素(CO2)の排出量を抑制できるという。
GTCCはガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電設備。高温高圧のガスでタービンを回して発電した後、発電時に生じる廃熱でさらに蒸気をつくりタービンを回して二重に発電する。