ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

2018年度 買ってよかったもの選手権

2018-12-29 23:00:08 | さら
さらです。
今年最後の担当は、大晦日でも元旦でもありませんが、一応2018年を振り返ったっぽい内容にしようと思いました。
ちなみに合唱編曲関係では今年、2017年までたまにカオスな印象を与えていたっぽい和音の進行をある程度反省し、割と分かりやすい形になるよう心がけました。いやはや我ながら成長したと思います。

今週のエスさんの日記

>> シュビの楽譜(特にさらさんのやつ)は変わった和音構成のものが多いのですが

どうやらダメだったようです。



ということで今年あったお買い物の中で割と良かったものについて書きます。
なお、高額すぎるものは金額を追うのが怖いので今回はスルーします。



* Fortigate 60D (ネットワーク機器)

※画像はイメージです。(実物の写真を撮るのが面倒だったため)
中古品、6000円くらい


所謂ファイアウォールと呼ばれるやつです。
念のため説明しておくとファイアウォールというのは、インターネット接続等に使われる"ルータ"のすごいやつみたいなものです。経由される通信のルールをより細かく設定できるようになったバージョンという感じで、一般家庭で使う分には基本的にルータと似たような使い方になることが多いと思います。つまりパソコン等の機器をLANケーブルでファイアウォールに接続し、上流のインターネット回線へと仲介したり、ファイアウォールに接続されている他の機器と通信できるようにしたりします。
我が家にも一般家庭向けのNECのルータや、プロバイダから自動的に送られてきた謎ルータはあったのですが、なんとなくファイアウォールが欲しいなと思ったので買ってみました。きっとみなさんもなんかファイアウォール欲しいなって思う瞬間があると思います。

先述の通りルータよりも細かく色々設定でき、
「2番ポートに繋がっているファイルサーバにwifiからアクセスできるのはiosデバイスだけとし、それ以外は有線じゃないと繋がらない」
「1番ポートに繋がっているパソコンから2番ポートに繋がっているファイルサーバには自由にアクセスできるけど、2番ポートから1番ポートにはポート80しかアクセスできない」

みたいな面倒なルールを比較的簡単に書くことができます。



また通信の可視化機能が充実しており、どのドメイン宛の通信が多いかとかもweb UIで通信量と共に確認することができます。
例えば、この所有者dmm.comばっかりアクセスしてんなみたいなことが、グラフと表で描画され目の前に突きつけられます。
ちょっと頑張れば通信記録をフローデータとしてデータベースに保存して検索とかもできるので、お子さんが家のインターネットで何を見ているのか監視したい全国の親御さんにピッタリです。
オフィス利用を想定しているのでVPNも高セキュリティのものを設定することができます。実はこれが一番素晴らしい点らしいのですが私は設定を面倒くさがってまだ使っていません。

この機器は業務用・小規模オフィス向けに作られたもので、大体40台くらいの端末が接続されて一斉に通信しまくるような環境を想定したスペックになっているそうです。
やや型式は古いのですが、どう考えても単身男性の家庭にはオーバースペックで、普通に法人として買うと当時10万4千円+導入費用+保守費みたいな感じだったようです。しかしオークションを覗いたら中古品が6000円くらいで売られていました。
世の中には到底一般人には手を出せないような価格の機器を平然とオススメしてくる悪いインフラエンジニアもいるのですが、今回のこれについては、普通にスループットだけ見ても家電量販店6000円のルータが吹き飛ぶ性能なのでオススメです。

ちなみに説明書とかは付いてこないですし、導入費用を払わない以上は自力でネットワークを設計して設定も一から考えてポリシーを書かないといけません。
普通にインターネット回線をとりあえず繋いだら、良い感じに設定されて自動でネットに繋がる……などはないので、がんばりましょう。



* yinyoo audio H5 (イヤホン)

※画像はイメージです。(実物の写真を撮るのが面倒だったため)
12,500円くらい

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高音質を謳うカナル型イヤホンの多くは、バランスドアーマチュアと呼ばれるタイプのドライバを採用しています。
バランスドアーマチュアは補聴器などにも使われている小型のユニットで、ヘッドホン等で一般的な振動板のドライバに比べて繊細でクリアな音を出すことができるので、大きな振動板を乗せることが難しい小型のイヤホンで人気なわけです。
ただバランスドアーマチュアは、(雑に言ってしまうなら)再生できる音域が狭いという欠点があります。そんなわけで繊細な音は出るけど低音が弱いとかそういう問題が出てきます。
そこで高級なモデルになってくると、一つのイヤホンの中に低音域用と高音域用、2つのバランスドアーマチュアを強引に搭載して同時に音を出させるものが出てきます。当然一つのイヤホンにイヤホン2つ分のドライバを突っ込んでいるので価格が上がります。
SHUREやWestone、UEなどといった著名なメーカーの主力モデルは、2つだけでは飽き足らず3つのドライバを突っ込み、低中高音それぞれに配置して音域を拡張したり、低音用を2倍にして低音を増やそうとするなどのマッドな設計が実施されています。3ドライバで35,000円くらいです。最近はハイエンドモデルで4つ積んで45,000円のものとかもありますね。

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私が購入したこちらはyinyoo audioという、日本ではたぶんあんまり有名じゃない中国のメーカーのものです。また中華オーディオか。
家電量販店では売っていなかったので個人輸入しました。
バランスドアーマチュアを5つ積んでおり、112ドル = 12,500円くらいでした。
もちろん多ければいいという単純なものでもないのですが、物量的にはちょっとよく分からない価格破壊ですね。
音は普通に良かったです。



* dactyl manuform (PC用キーボード)

※画像はイメージです。(実物の写真を撮るのが面倒だったため) 私のやつは色とか色々違います。
オーダーメイド品? 価格はここでは伏せます

右手用と左手用で左右に分離していて、全体がお椀のような形状になっており、かつ親指で押せるキーが変な角度で6つ付いているキーボードです。
左右それぞれを好きな位置に置けるので肩を開いた楽な姿勢で使うことができ、お椀型になっているので上下段のキーが指に近く、親指のキーも手の形状にフィットする角度で付いているので押しやすいです。確かにキーボードのキーって全て同じ角度に付いている必要はありませんね。
配置が一般的なqwertyとは異なるため、キーの位置や長押しした時の挙動まですべて自分で設定してファームウェアに書き込みます。親指用のキーが6つもあるので、スペースだけでなくEnterやCtrlやShiftまで全て親指に当てることができます。

普通には売っていなかったので、キーボード自作を趣味にされている方にお金を払って作っていただきました。
キースイッチもやや高めのものを選んだりとやや細かく注文しましたが、その甲斐あって最高に快適なキーボードです。
現在は職場のデスクに置かれており、私の席を訪れた社員に都度「なんだこの変なキーボード……」という印象を与えています。



今年も有意義な買い物ができた素晴らしい一年でした。
来年もよろしくお願いいたします。

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