ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

奏Pが「ロスト・チルドレン」を見るべき10の理由

2018-10-15 21:00:03 | エス


「この執拗にサメ映画を勧めてくるツタヤ店員は……ホテルムーンサイド仮面!」
「中途半端にクソ映画を語ったせいでガチ勢からリプが来てビビったプロデューサーよ聞くがよい
 やれ担当アイドルを食ったの食わないだのなんて昆虫の世界では甘すぎるわ
 ある種の肉食系昆虫は卵の栄養にするためにメスがオスを食べてしまうことがあるの。大抵はメスの方が大きいわ。まるでショタに襲い掛かる美波のようね
 例えばカマキリは交尾の最中に後ろを振り向いてオスの頭をかじることがあるわ。それでも交尾を続けるんだからたいしたものね。
 あなたもあまり女遊びが過ぎると大トラになった美優さんにとって食われるかもしれないわね
 今よ、ありす!」
「はいっ!」









 エスです。最近買い替えたばかりの無線マウスがちょくちょく認識してくれなくてイライラが募ります。なんで左クリックだけ効かなかったりとかするんだ……?

 さて、ここ最近立て続けに映画を見ております。
 小学生向けながら痛ましいまでのリアルなPTSD描写とラストのハードな展開が見物の「若おかみは小学生!」、主人公が片腕をなくしたシーンで大興奮した戦時中の日常を描いた「この世界の片隅に」、そして今回紹介する「ロスト・チルドレン」です。

 ビジュアルはこちらです。




 間違えました。




 1995年のフランス映画です。

 (あらすじ)
 サーカスで働く怪力男のワンが弟を誘拐され、子供泥棒グループのリーダーであるミエットと共に弟を取り戻しに行く。
 誘拐したのは、夢を見られないせいで異様に老化速度の速い男クランク。博士の作り出した6人のクローンや脳だけ人間のイルヴィンを使い誘拐した子供たちの夢を盗もうとするものの、クランクが夢の中に入ると悪夢へ変わってしまう。
 ワンとミエットは弟が彼らにさらわれたことを突き止めるが……?

 私はこの映画、小学生くらいの時に一度見たことがあります。もうめちゃくちゃ印象に残っていて、ストーリーの流れなんかはかなり忘れちゃってたんですが、シーンのビジュアル一つ一つが明確に脳みそに刻まれていて、見返してみるとあの時の記憶と共に映像が鮮明に蘇ってきました。

 万人に勧められるかというと難しいところで、ありていに言ってしまえば作中よろしく悪夢のような作品です。悪夢といっても目を背けたくなるような恐ろしさというわけではなく、産業革命期スチームパンク的な退廃SFチックな映像も相まった"おどろおどろしさ"があります。
 だからこそ、主演ミエット役ジュディット・ヴィッテの演技がこれでもかとばかりに冴えわたるのです。

 トレーラーはこちら。




 ここから本題。
 このミエットという子供、いやオンナ、ものすごい概念フランス人女性(注1)なんです。
 知的で落ち着いた佇まい、決断力、語彙力が足りなくてあまり表現できませんが、そういう感じなんです。アメリカ的女性感とはまったく別種の、気高さ、そう気高さがあります。
 ワンとミエットが処刑されそうになりワンは助かるもミエットは海に落ちてしまった後のシーン、酒場で「天使のようだった」と泣いてホステスに慰めてもらっているところに何とか生き延びていたミエットが「結構な身分ね」「サンタだと思った? バカ話が終わったら教えて」と言って登場するあたり、「こ、こいつぅ~~~~ッ!」ってなります。
 ジュディット・ヴィッテは当時9歳(!)で、その9歳があれほどまでの概念フランス女性を演じていたと思うと空恐ろしい。残念ながら演技の道には進まなかったようですが、何ともったいない……。

 で、アイドルマスターシンデレラガールズにおける速水奏、サメ映画ヒューマンドラマが好きという設定があります。
 しかもこの間のミステリアスアイズイベでフランスに行っています。
 そしてミエットと速水奏に共通する概念フランス人女性感。
 もはやこれは、速水奏はロスト・チルドレンを見たことがあるに違いありません。間違いなく影響を受けています。おれはくわしいからわかる。
 

 あっもっと書こうとしたのに寝る時間大幅に過ぎてる! あとの7の理由は皆さんで考えてください! それでは!







 注1:実際のフランス人女性ではなく概念的な存在としてのフランス人女性。京都人やひまわり畑にいる麦わら帽子を被った白いワンピースの少女等と同系列の存在概念

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