ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

夏コミ最優先で

2015-07-31 21:49:18 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


今年の夏はまた一段と暑い気がいたしますが、みなさんお元気でしょうか。
今日以降ちょっと優先順位を入れ替えまして、夏コミの楽譜最優先で動きたいと思っております。

しかしながら、今日は所用が重なりあまり動くことができませんでした。
めちゃくちゃ遅れているというわけではないものの、ちょっと不安になりますね。
切実に早いところ全てが終わってほしいと思います。
つぎからつぎへと締切がやってくるのは何とも心身に悪い…。
ライオンは楽譜自体は完成済みなので、あとは表紙とか奥付などの体裁を整えれば完成かな。
いよいよラストスパートといった感じですが、最後まで気を抜かず頑張ります…!


それでは!


・コミックマーケット88出展情報

日程:8月15日土曜日(二日目)
サークルスペース:東地区“ノ”ブロック-42a

「《ライオン》の無料配布について」

【頒布品】(新譜)

《約束》(ピアノ伴奏つき混声四部合唱・楽譜)
作詞:森由里子 作曲:NBGI(中川浩二・小林啓樹) 編曲:三好明芳

※旧譜も引き続き頒布いたします。旧譜情報はこちらをご覧ください。

アイマス合唱部の《約束》、再び

2015-07-30 21:06:10 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


昨日告知いたしました《ライオン》の無料頒布についてですが、一日の告知では中々充分に行き届かないかと思いますので、これからコミケまでの間ブログの末尾で少ししつこくお知らせさせていただきたいと思います。
何度も目に触れる方もいらっしゃるかとは思いますが、ご容赦ください。

さて、昨日はほぼ《ライオン》のことのみに言及いたしましたが、コミケで頒布されるのは《ライオン》だけではありません。
混声版の《約束》も初お披露目となる予定です(こちらは通常通り有料での頒布となります)。

シュビは男声合唱団なので、当然のことながら混声版のサンプル音源はありません。
しかし、男声版であればネットにアップロードされたいくつかの動画で視聴することが可能です。
シュビドゥヴァーズの出版しているCDの編集版も、ニコニコ動画にアップロードされております。


・男声四部合唱《約束》



ただ、「サンプルゥ?ふざけんな!!フル版を出せ!!!」というワガママさんもいらっしゃることでしょう。
そんな人にお勧めなのがアイマス合唱部さんが歌った一連の動画です。
いずれも素晴らしい演奏です。


・【千早誕生祭2015】男声四部合唱《約束》



・アイマス合唱部in副次的文化系合唱祭【2/3】約束



一つ目のほうは以前ブログでも紹介したので、今回は二つ目のほうをご紹介したいと思います。

二つ目の方は、先日行われた「響宴」での演奏を収録したものです。
私はナマで聴きましたが、大人数なこともあって物凄い迫力のある演奏でした。
すっかりシュビから《約束》のお株を奪っていってくれたような気がいたします。
ちなみに、動画では暗くて確認できないかもしれませんが、客席の50パーセント近くは地元のおじいちゃんです。

そしてさすがというべきか、はやくもニコニコのほうで話題になりつつあるようで、混声版の良い宣伝にニコニコ動画のトップページでもサムネつきで紹介されたとか。
アイマス合唱部さんは2016年5月8日(日)に第2回目の演奏会を予定しております(公式HPはこちら)。
今後の活躍にも期待がかかりますね!

まぁぶっちゃけ再生数でいったらアイマス合唱部さんのほうは文字通りケタが違うので、世間的にはアイマス合唱部さんのほうが知られているかもしれません。
しかもフルで聴けるし。
曲のテーマとしても大人数の演奏は映えますよね。

でも!忘れないでいただきたい!シュビドゥヴァーズという漢(おとこ)たちがいたことを…。
なんだかんだでプライオリティも重要ですからね!
そして混声版の《約束》を買ってください!

というわけで、アイマス合唱部さんに負けないよう、こちらも夏コミで奮戦したいと思います。
《ライオン》の出版が出来るようになったのはいいんですけれども、お陰さまで締切が二重三重にかさなっておりまして、すでに息切れ寸前…。
なんとかコミケ当日に笑顔でみなさまとお会いできるよう最後まで頑張りますので、どうかよろしくお願いします。

それでは!


・コミックマーケット88出展情報

日程:8月15日土曜日(二日目)
サークルスペース:東地区“ノ”ブロック-42a

「《ライオン》の無料配布について」

【頒布品】(新譜)

《約束》(ピアノ伴奏つき混声四部合唱・楽譜)
作詞:森由里子 作曲:NBGI(中川浩二・小林啓樹) 編曲:三好明芳

※旧譜も引き続き頒布いたします。旧譜情報はこちらをご覧ください。

夏コミ重大告知(《ライオン》楽譜の無料配布と予約について)

2015-07-29 23:30:06 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


表題の件についてお知らせいたします。
簡単にまとめると「響宴」でも使用した《ライオン》の楽譜を諸事情により無料で夏コミにて配布するということなのですが、あらかじめ知っておいていただきたいこと、配布における手続きなどをいろいろと書きますので、少しばかりお付き合いいただければと思います。


・無料配布に至った経緯

まず、今回無料配布に至った経緯を申しあげます。
《ライオン》は、当初他の作品と同様にシングルCDおよび楽譜での有料頒布を想定しておりました。
しかし、権利元と交渉したさいに、有料の頒布は許可されず、最初の段階ではCD・楽譜いずれも許諾をえられませんでした。
なお、最初の交渉で許可が下りたのは無料の演奏会での上演のみで、「響宴」はその判断に基づいて演奏いたしました。

ただ、そもそもシュビドゥヴァーズがアレンジ譜の出版活動まで行っているのは、より多くの人に親しんでいただけるような合唱のアレンジ・レパートリーを提供し、自分達の歌いたい歌が必ずしも十分に供給されていないというサブカル合唱の現状を打破したいという思いがあったからでした。
「マクロスF」のような大きなタイトルでは、私たち以外にこの楽曲を合唱で歌いたいというファンもたくさんいるのではないかと考えております。
そこで、たとえ経済的な対価を得られなかったとしても、合唱愛好家の元へどうにかしてアレンジ譜を届けられないかと思案した結果、無料配布というかたちでの楽譜出版を目指して再度交渉することにいたしました。

そして再交渉の結果、楽譜の無料配布が実現出来ることとなりました。
以上が今回無料での配布に至った経緯です。


・無料配布にあたっての注意

今回、楽譜を無料配布することになりましたが、当然印刷できる部数は限られております。
シュビドゥヴァーズとしては前例のないことで、今後もこういったことはあまり考えられないかと思われます。
そんな中でどうすれば演奏したいと考えておられる方のもとに楽譜を届けられるか検討し、次のような手順で楽譜を配布することにいたしました。


① 部数

楽譜は事前予約配布分70部当日配布分30部、計100部を用意する予定です。


② メール予約

事前予約による楽譜の受け取りを希望する方には、事前にザ☆シュビドゥヴァーズ宛てにメール(the_sdvs[at]hotmail.co.jp)を送ってただきます。


③ メールの記載事項

メールの文面には、

(1)「お名前」
(2)「現在合唱団に所属しているかどうか(合唱団の名前は明記しなくても結構です)」
(3)「今後具体的に譜面を利用し、演奏を行う可能性があるか」

を明記してください。

(1)は、当日の本人確認に利用するもので、ハンドルネームその他の仮名でもかまいません。
また、(2)(3)については、予約配布分を超える希望者がいた際に、優先的に配布するかどうかの基準といたします。
なるべく演奏をしたいと考えている方のもとに楽譜を届けるための措置ですので、なにとぞご理解いただければと思います。


④ 受け渡し 

夏のコミックマーケット二日目(8月15日土曜日)、シュビドゥヴァーズのサークルスペース(東地区“ノ”ブロック-42a)にて簡単な本人確認を行い、予約された方に楽譜をお渡しいたします。
また、事前の予約がない場合でも当日配布分に余りがあればその場でお渡しいたします。
いずれの場合も、原則お一人様につき1部となります。
なお、楽譜の受け渡しは原則当日の会場でのみ行います(遠方にお住まいのかたで、コミックマーケットへの参加が難しいという方には個別の対応も考えておりますので、メールを送付するさいにそのことをお知らせください)。

[2015年7月30日追記]

・配布するもの

《ライオン》(ピアノ伴奏つき男声四部合唱・楽譜)
作詞:Gabriela Robin 作曲:菅野よう子 編曲:三好明芳



⑤ 夏コミ以降の対応

事前予約が70部を下回り、30名を超える当日の受け取り希望者がいた場合には、残部を希望者にお渡しいたします。
また、夏コミをすぎても残部があった場合には、次回以降の即売会イベントで同様の手続きで配布いたします。


※その他お問い合わせはブログへのコメント・メールにてお願いいたします。


以上、やや煩雑になってしまいますが、なるべく演奏をしたいと考えられている方のもとに楽譜を届けるため、このような対応をとることになりました。
何卒、ご理解・ご協力をお願いいたします。


なお、冬のコミックマーケットでは同じく「マクロスF」の楽曲を6曲収録したの男声合唱アレンジ曲集の配布を予定しております。
こちらも同じような経緯で無料による配布になる予定です。
どうぞお楽しみに。


というわけで、夏コミで《ライオン》をタダであげちゃうよ!というお話でした。
もちろん出版できることになっただけマシなんですけれども、懐が辛くないかといわれればやっぱり辛いわけで、こういうことが続いたら活動が難しくなるなーと悩ましく思っております。
当日楽譜を予約で受け取られる方には、ただ単純にタダでばらまくわけではなく、上述のような事情があるのだということを汲んでいただれば幸いです。


さて、いよいよ魔の8月が迫ってまいりました。
こちらも決死の覚悟で準備いたしますので、どうかよろしくお願いいたします。

それでは!


・コミックマーケット88出展情報

日程:8月15日土曜日(二日目)
サークルスペース:東地区“ノ”ブロック-42a

【頒布品】(新譜)

《約束》(ピアノ伴奏つき混声四部合唱・楽譜)
作詞:森由里子 作曲:NBGI(中川浩二・小林啓樹) 編曲:三好明芳

※旧譜も引き続き頒布いたします。旧譜情報はこちらをご覧ください。

歌詞と楽音の話に乗っかって

2015-07-28 23:21:15 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


ツイッターのタイムラインで「音楽を聴くときに、歌詞を聴くか楽音を聴くか、またそのどちらが適切なのか」的な議論があったので、ちょっとそれに乗っかって書いてみようかと思います。

このことを考えるときには、厳密には「そもそも音楽とは何か」というのを問題にしなければならないのでしょう。
たとえば、西洋音楽の祖先であるキリスト教単旋律聖歌(いわゆるグレゴリオ聖歌)では、メロディーがあっても現在の西洋音楽に比べて格段にリズムが曖昧で「語り」に近いものになっています。
そのような場合には「ことばか楽音か」という問いはほとんど無意味になります。
なぜならば、このような宗教的・象徴的な音楽の場合にはテキストとメロディーとを分離して取り出すということを普通は行わないからです。
同様に、仏教における声明なども、これを音楽とみなすならば「ことばと楽音は分離して考えることができる」という私たちの常識的な音楽観は通用しなくなります。
なので、これらの音楽形態を前提に組み込むかどうかで、最初の問題提起の意味が大きく変わってしまうのです。

ただ、ツイッター上で問題にされていたのは、もっと素朴な話ですよね。
日常接する音楽の範囲内、つまり西洋古典派音楽以降の理論的背景を持った音楽のことが問題にされていると思われます。
具体的には、歌詞のあるポピュラー音楽全般や一部のクラシックなどが対象になります。
そうなれば多少話は単純になります。

もちろん、「単純」というのは相対的な話で、突き詰めていくといろいろな問題があると思いますが、対象をこれだけ絞ったときに一つ指摘できるのは、「音楽自体が自立したシステムを持っている」と、ある程度強いトーンで主張できるところにあります。
先ほどの「ことばと楽音は分離して考えることができる」という理屈が、ある程度通用するということです。
(より古典的な)クラシックでは、和声というシステムがありますし、ポピュラー音楽にもそれを抽象化したコードというシステムがあります。
ことばとは別に、楽音自体を分析的に取り出すことができるわけです。
だからこそ、「音楽を聴くときに、歌詞を聴くか楽音を聴くか」というような問題提起が可能になるともいえます。



えー、ここまで書いて眠くなったので、非常にざっくりまとめます。
「ことばと楽音は分離して考えることができる」音楽を問題にするときには、当然ですが、「どちらかに焦点を当てて鑑賞する」ということが可能になります。
社会的な風刺をこめたような作品は基本的に歌詞が問題にされるべきでしょうし、和声的なシステムを活かした曲であれば楽音自体を楽しむこともできるでしょう。
つまり、どちらかを選ぶかは音楽的な背景や音楽を鑑賞する人の態度の問題であって、音楽自体の問題ではないのではないということになります。
西洋音楽を背景に持つ音楽を前提にして話す限りは「ことばと楽音は分離して考えることが一応は可能である」ということのみが音楽にとって重要なのであって、むしろその点に注目するべきかなと思います。

だから器楽曲や歌詞のない歌を持ちだしても、この話の前提である「ことばと楽音は分離して考えることができる」ということを復唱することになるだけで、それをもって「楽音自体に魅力があって、歌詞ばかりに傾倒すのはおかしい」と指摘するのは行きすぎですし、その逆もまたしかりです。
別の言い方をすれば、「ことばと楽音に独立にシステムやメッセージが存在し、問題にすることができる」ということは、「どちらか一方を軽視してもいい」ということにはならない、ということになるでしょうか。


私個人の好みとしては、あまり文学に明るくないこともあって、楽音の方に注目して聞くことが多いかなぁと思います。
でも中には物凄く歌詞が好きな曲もあるし、そういった曲のなかには必ずしも楽音として優れているわけではないと感じるものもあります。
だから、「音楽好きは楽音として音楽を聴いて、歌詞を聞かない」というと、いかにもセンセーショナルに「楽音を聴くことこそが音楽鑑賞における正統派」のような印象を受けますけれども、そこは違うのかなと。
むしろ、楽音にしか注目しない人というのは、(そこを突き詰めれば話は別ですが)それだけ音楽の楽しみ方のバリエーションが少ないということでもあるかと思います。


ものスゴい乱文感がありますが、まぁこのへんで許して下さい。

それでは、また。

盛りだくさんや

2015-07-27 23:09:49 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


今日はスカイプ会議を行いました。
演奏会へ向けたもろもろの準備の話を中心に、夏アニメ曲の進捗状況の話、夏コミの話などをしました。

気がついたらいつのまにか8月が目前に迫っておりますが、毎回お約束のごとく月末はかなりハードですね。
やることが盛りだくさん!


シュビ全体としてやることがたくさんあるんですけれども、私個人は現在進めている編曲が思ったよりもタフでかなり苦労しております。
一応フルコーラスの形にはなっておりますが、198小節25ページの長編です。
テンポが速いから演奏時間としては5分くらいなわけですけれども、それでも長い。

序盤のヤマになりそうだな…。
はやいところ片づけよう。


それでは、また!

Windows10

2015-07-26 23:52:43 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


今日で編曲が進んだような、進んでないような。
このあとも少し作業を進めて、とりあえずフルコーラスの形にはしておきたいと思います。

しかし暑い。
暑い。

暑い。


寒いのも嫌ですが暑いのもダメですね。
ようは極端すぎるのはよくないんです。


そういえば、もうじきWindows10の無償アップデートが開始されますね。
みなさん心の準備(?)は出来ていますでしょうか。

私はそんなにパソコンに明るくないので、いまどうしようかと判断しかねているところです。
診断によると、どうやら動作はするようなのですが、PCが動作してももろもろのソフトウェアが動作するのかはわからないので…。
楽譜作成ソフトのFinaleもまだ動作に関しては検証中のようです。


ブラウザが新しく、快適になるとのウワサもあり、特に問題ないならWindows10にしようかなと思います。
新OSに詳しいかたはぜひご教授ください。


それでは!

合唱ファンと「合唱」タグ

2015-07-25 22:12:07 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


夏の盛りに向けてどんどん暑くなってきました。
節約のため、基本はクーラーなしでしのいでいますけれども、さすがに寝る前はちょっぴりつけたりしています。


さて、昨日某合唱ドラマのことについて触れましたが、なぜこうも合唱人から嫌われしまっているんでしょうかね(ちなみに私は見てないので嫌ってませんよ!)。
そうこう考えているうちに、ニコニコ動画などでの「合唱」の扱われ方についても少し共通するような問題があるのではないかと思うようになりました。
簡単にまとめてしまうと、いずれも「重要な合唱の魅力」が完全に無視されてしまっているのが、合唱人の反感を買っているのではないでしょうか。


合唱ドラマの方は未視聴なので、ひとまずは動画投稿サイト、特にニコニコ動画における「合唱」の話から。

合唱を愛するニコニコユーザーの間では良く知られたことですが、ニコニコ動画においては「合唱」というのがいわゆるchorusではなくunisonの意味で用いられることが多々あります。
むしろニコニコ動画においてはその用法の方が多いくらいで、「ニコニコ百科」の「合唱」の項目には、


「合唱」タグは、前述の本義のみならず、別の場所で収録された音声データを楽曲データとともに別の場所で合成し、あたかも同じ場所で合唱したかのように一本化して作成された動画にも使用される。


というような記載があります(2015年7月25日現在)。
ここで「前述の本義」というのは、chorusとしての多声部合唱のことであり、ニコニコ動画上における「合唱」(または合唱タグ)が合唱人の想起するそれとはかなり異質のものであることがわかります。
(なお、「合唱」を「斉唱」の意味で使う用法は辞書にも記載されており、規範的に間違いというわけではなく、日本語における「合唱」と英語などにおける「chorus」を同一視するのは、やや行き過ぎた見方であるかと思われます。)
このような用語上の問題は、具体的には動画を探す際の検索性の悪さという形で現れ、いわゆる「合唱曲」を視聴したいのに、「歌い手合唱」(=斉唱)がヒット項目の多数を占めるということが起こってしまったりするのです。
そのような状況で、unisonの意味で用いられる「合唱」に辟易してしまう合唱ファンが大勢いるということは、想像に難くないでしょう。

しかし改めて考えてみると、いわゆるchorusの意味での「合唱」を愛する人は、なぜunisonの意味での「合唱」を快く思わないのでしょうか。
単に検索性が悪いから、という説明をすることも可能かもしれません。
しかし、自分の調べたいと思ったことがうまくヒットしないということは日常よくあることで、そこには単に「合唱」という言葉の検索性が悪さだけでは説明のできない何かがあると思うのです。
また、単に「合唱」を視聴したいということであれば、比較的用語の混乱の少ないYouTubeなどで合唱動画を視聴すればいいわけで、サブカル合唱などのごく限られたジャンルに関心のある人以外は、特にニコニコ動画の「合唱」動画を忌み嫌うことはないはずです。

ここで最初の話に戻ります。
先ほどまで述べてきたような傾向の背景には、unisonとしての「合唱」が「重要な合唱の魅力」を完全に無視してることが関係しているのではないかと思うのです。
では「重要な合唱の魅力」とはなにかというと、もちろんいろいろな人のいろいろな考えがあっていいとは思いますが、やはり「多声部で歌えること」
、つまりchorusとして歌えることというのが中核を占めていると考えられます。
以前、何回かにわたって合唱の魅力をブログ記事でまとめたことがありますけれども、そのときの話とも共通することです。

たとえばchorusとしての「合唱」の場合、必ずしもメロディーパートが主役ではないということが間々あります。
同時にハモるパートが和音のかなめとなって音楽機能上重要な役割を担って和声をひっぱって行ったり、対旋律の存在が楽曲全体を美しく彩ることは少なくありません。
内声が半音上がったり下がったりするだけで劇的に表情を変える和音、まったく独立の旋律が別の旋律と調和していく高揚感など、chorusだからこそ実現可能な表現なのです。
多少の見解の相違があったとしても、このような歌唱のありかたが、少なくとも「重要な合唱の魅力」の一部を構成しているということを否定する人はいないでしょう。

そのように考えてみたとき、ときとして安易に用いられているようにも映るunisonとしての「合唱」はどうでしょう。
当然unisonなので、豊かな内声の響きも、対旋律の彩りもありません。
そういった合唱の重要な魅力が完全に無視されている。
にもかかわらず、「合唱」を自称している。
このような印象になってしまうのではないでしょうか。
だからこそ、単なる検索性の悪さという問題を越えて、合唱ファンからため息が聞こえてくるのだと思います。


某合唱ドラマも、合唱ファンから共感を得られていないとすると、なにか大切なものが抜け落ちている可能性があります。
その大切なものというのは、もしかすると(視聴していないのでちゃんとはわかりませんが)ここで述べた「多声部で歌える魅力」であるなのかもしれません。

以前、「うたたま」という映画がありました。
これも同じく合唱をテーマとした物語で、夏帆主演の学園青春モノです。
ついでに無駄話をすると、私はこの映画のエキストラとして高校の先輩と一緒に出演しました。

ざっくりいってしまうと、ちょっと空気の読めない女の子が次第に成長してともに合唱する喜びを知っていくお話です(本当にざっくりです)。
この話のなかでは、「仲間」「挫折」といったどこかできいたようなキーワードは聞えてきましたが、やはり肝心な「合唱にしかない魅力」というのは、伝えきれていなかったように思います。
でも、だったら「合唱」でやる必要はないわけで、そういった意味でもう少しなにかあってもよかったのかなと思います。

音楽の話になると、どうしても専門的な内容に踏み込んでしまいそうになり、作る側も神経を使うのでしょう。
しかし、その分かりにくい世界を伝えようとする努力なしに、合唱を取り上げる必然性はあまりありません。

地上波で合唱が流れるということ自体が珍しい昨今。
某合唱ドラマには、合唱の魅力の伝道者としてぜひ頑張っていただきたいと思います。
最後の釈明しておくと、マジでドラマをまったく見ていないので、以上のような相当ぼかした言い方しかできません。


さて、ここまでダラダラと書き散らかしてきましたが、簡単にまとめると、某合唱ドラマや「合唱」ということばについて、合唱ファンがことのほか目くじらをたてるのは「重要な合唱の魅力」を無視しているからなのではないか、ということです。
その合唱の魅力とは、「多声部で歌える魅力」であり、別の言い方をすれば主旋律やコードだけに還元され得ない音楽的な喜びのことです。


まぁこの話が当たっているかはわかりませんけれども、引き続きシュビドゥヴァーズではいろいろな形で合唱の魅力を発信していければと考えております。
幼女ペロペロとか、幼女ペロペロとか、幼女ペロペロを通じて。


それでは!

某合唱ドラマにケンカを売る某合唱団

2015-07-24 23:45:41 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


明日から始まる土日で、シュビ用編曲を(ほぼ)終わらせられればと思います。
それが終われば《約束》混声に着手できる!

あいえ、なんか混声のほうがテンション高めですが、別に男声に飽きたとかもうホモネタポーズが辛くなったとそういうんじゃないです。
単純に混声書く機会が少なくて新鮮なのと、初の混声譜出版で気分が高揚しているだけです。
決っしてホモネタポーズが辛くなったとそういうんじゃないです(二度目)。


そういえば今日、ツイッター担当が現在放送中のテレビドラマ「表参道高校合唱部」の公式ツイッターアカウントにリプで“なにか”を送りつけていましたが、正直私もビックリしています。
今後地上波で讃美風の合唱が流れていたら、たぶんそういうことだったんだと思ってください。
ペロペロ。

ドラマ自体は視聴しておりませんが、なんだかあまり評判は芳しくないようですね。
見てみるまで「表参道高校合唱部」も「面白くない」とはかぎらないわけですが、実際どうなんでしょう。
自分で見ていないので口が裂けても「つまらない」とか言えませんが、なかなか合唱ドラマって難しいんでしょうか。
まぁ見てないので「ストーリーがまるで共感できない」とか、そのへんの判断ができないのが残念です。

見る前に決めつけるのはやめよう!

実際チャンスがあったら見てみたいなあと思います。


台風がだんだんと近づいてくる週末。
どうか体調管理に気をつけください。

それでは!

次回は…

2015-07-23 23:58:33 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


次回のシュビドゥヴァーズは、夏アニメ曲の録音を予定しております。
ただ、メンバーの都合でなんと次回は8月9日(日)…!
けっこう間が空きますねぇ。

しかもそこから一週間もしないうちに夏コミじゃないですか!
なかなかのハードスケジュールです。


シュビの練習がない分、今週末にはノルマの一曲を形にしたいなぁ。
がんばりまふ…。


それでは!

事故らないように

2015-07-22 23:05:20 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


先日の行われた「響宴」で公表させていただいたシュビ単独コンサート実施の件ですが、情報告知が遅れてしまっており申し訳ありません…。
現在ちゃんとしたご報告ができるよういろいろと準備を進めているところです。

とはいえ、正式な告知はまだ少し先になってしまいそうです。
あんまり遅くなってもいけないので、なんとか8月中にはもろもろの調整を終わらせ、こちらでご報告できればと考えております。


ま、ちょっと大げさに書いておりますけど、大丈夫大丈夫!
まぁさか実施が不可能になるということはないかなーと思います。
ヘーキヘーキ!!
超余裕ですよ!!!




事故らないよう気をつけます。


それでは!