ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

桜木町に行ってきました

2016-11-30 23:23:49 | ねぎとろ
いよいよ明日が11月31日ですよ!
僕も12月1日が〆切とか教授と面談とか色々あるので、今日一日で準備をしたいと思います。

え?もう12月?いやいやそんなバカな。HAHAHA。

師も走る師走、これといった予定はなくとも、長期的な案件に徐々に心と身体を押し潰される1か月となりそうです。


先週の妄想デートプランのやつ、色んな反響をありがとうございました。
僕も黒歴史っぽいこと書いててまぁ辛くなると思ったんですが、案外楽しかったのが怖いところですね。
でも、あのまま書き続けると大事な何かを失ってしまう気がしたので、少しインターバルを置かせてください。

その間に、実際に一緒に行ってくれる相手が出来ますよーーに。ぱんぱん。


さて。
あれを書いてから数日、どこか虚しかったので、桜木町に実際に行って参りました。
南ルート、汽車道からワールドポーターズ・赤レンガへ向かうルートです。

施設の営業は終了してしまった時間帯だったとはいえ、イルミネーションはところどころ残っていて、寒く澄んだ空気とともに冬の装いです。
冷え込んだこともあり、すれ違う2人組たちは手を握ってゆっくり歩いていました。
明かりの柔らかな電灯に照らされた河畔のベンチは、すでにいくつか埋まっているようで。
こういう落ち着く雰囲気で友達としゃべりながら歩くのが大好きなんですが、1人となると、それもできません。

なので、久しぶりに親に電話してみました。
親は僕の仕送りの使い込み方から食費が嵩んでいることを見抜き、自炊のヒントを教えてくれました。
一度に何食分か作るとか、レトルト+ちょっとした具材(肉系)で何とかなるとか。
まぁ基本的なことなんですけど、寒いと買い物に行くのも億劫で備蓄のインスタント食材を消費する一方です。


ちょうど自分が誕生日を迎える夜だったので、日付が変わる瞬間、「横浜」を表す画で最もよく使われる観覧車の電飾をじっと眺めて、寒空の下、1人で内心お祝いしました。

まぁ今までの誕生日ほど色々悩むことはなかったので
シュビの皆さんをはじめとして、周りの人と楽しく過ごせてる証拠かなと思いました。

それでは!

冬コミCD、入稿完了!!

2016-11-29 23:50:27 | ☆…告知・宣伝…☆
こんばんは、ヨン様です。


昨日、無事に冬のコミックマーケットで頒布を予定しているCDデザイン等の入稿が完了いたしました!
これでまず間違いなく新譜を引っ提げて当日を迎えることができそうです!
よろしくお願いします!

さて、冬コミの第一の懸案が取り除かれたところで、もう一度シュビの出展情報をお知らせしておきたいと思います。




【コミックマーケット91出展情報】

日程:12月31日土曜日(三日目)
サークルスペース:東地区ポ31a


【頒布品】(新譜)

・楽譜

①『男声合唱とピアノのためのTHE IDOLM@STER 第2集』(頒布価格:1,800円)
編曲:三好明芳

〈曲目〉

1. READY!!
作詞:yura 作曲:神前暁

2. 幸
作詞:yura 作曲:NBSI(小林啓樹)

3. 愛LIKEハンバーガー
作詞:白瀬彩 作曲:NBGI(田島勝朗)

4. First Step
作詞:浅倉杏美 作曲:NBGI(中川浩二)

5. The world is all one !!
作詞:RIONA 作曲:田代智一


②《チアリングレター》(頒布価格:600円)
作詞:mft 作曲:MIKOTO 編曲:三好明芳


・CD

③『男声合唱とピアノのためのTHE IDOLM@STER 第2集』(頒布価格:1,000円)
編曲:三好明芳

〈曲目〉

1. READY!!
作詞:yura 作曲:神前暁

2. 幸
作詞:yura 作曲:NBSI(小林啓樹)

3. 愛LIKEハンバーガー
作詞:白瀬彩 作曲:NBGI(田島勝朗)

4. First Step
作詞:浅倉杏美 作曲:NBGI(中川浩二)

5. The world is all one !!
作詞:RIONA 作曲:田代智一

――ボーナス・トラック――

6. チアリングレター
作詞:mft 作曲:MIKOTO


※当日は旧譜も頒布いたします。旧譜についてはこちら
※《ライオン》ピース譜、「マクロスF」曲集の予約については、近日情報公開いたします。


前回のお知らせから頒布価格についての情報がアップデートされましたので、今回はそのことについてアナウンスしておきたいと思います。
今回の新譜は、ざっくりまとめると


①「アイマス曲集2・楽譜」=1,800円

②「チアリングレター・ピース譜」=600円

③「アイマス曲集2・CD」=1,000円


となっております。
また、「①曲集・楽譜」と「③曲集・CD」を同時に手に取っていただいた場合には300円割引して2,500円、「②ピース譜」と「③曲集・CD」の場合には100円割引の1,500円といったようなセット価格となります。

ここまではいつも通りです。
加えて、HPにもあったとおり、今回は①~③すべてを手に取っていただいた方にも割引があります。
具体的には、上記①~③をすべて頒布する場合には、400円割引の3,000円となります。
ただし、楽譜のみの頒布の場合にはセット割引はありませんのご注意ください。
すこしややこしいかもしれないので、価格を簡単にまとめておきましょう。


・セット価格まとめ

「①曲集・楽譜」+「③曲集・CD」=2,500円(300円引)

「②ピース譜」+「③曲集・CD」=1,500円(100円引)

「①曲集・楽譜」+「②ピース譜」+「③曲集・CD」=3,000円(400円引)

(「①曲集・楽譜」+「②ピース譜」=2,400円(割引なし))


つまり、CDとそのほかの新譜を一緒にもらえば、必ず割引がつくということ。
これは絶対にCDを買うしかありませんね?
既に楽譜を持っているという方も、ぜひCDと一緒に買ってお得な値段で手に入れちゃおう!!


というわけで、頒布価格についての再確認をさせていただきました。
冬コミでシュビのCDが買えるよう、今からお財布を温めておくことをお勧めします…!

それでは、また。

4人目のポケモントレーナー

2016-11-28 20:02:28 | かみさと
こんばんは。かみさとです。
仕送りが来たので金欠から抜け出しました。途端にいろいろ買い物をしました。
学習しない自分が憎い。


その「いろいろ買い物」の一つですが、先日、『ポケットモンスター サン・ムーン』が発売されましたね。シュビ内ではヨン様とねぎとろさん、あとエスさんが購入した(あるいは購入予定)とか。
この流れに乗らんとすべく…という訳ではないですが、はい。僕も買いました。サンの方です。
シュビドゥヴァーズ4人目のポケモントレーナー爆誕です。

ポケモンのプレイスタイルは人によって大きく違うと思います。
最初にもらえる一匹(通称『御三家』)と、旅の道中で捕まえたポケモンを満遍なく育てるスタイル。気に入ったポケモンを集中的に育成するスタイル。あるいは、他のバージョンから育成済みのポケモンを転送してきてレベルで殴るスタイル。
僕は御三家を重点的に育てつつ、他のメンバーもある程度レベルを上げておいていざという時に備えるスタイルです。いつもなら秘伝技『なみのり』『そらをとぶ』用員のため、常にパーティに水タイプか飛行タイプがいます。
しかし、今回は『ライドポケモン』というシステムが導入され、秘伝技用員の確保が不要になりました。『そらをとぶ』も『なみのり』も『いわくだき』も(ついでに自転車も)、ボタン一つでポケモンを呼んで全部解決してくれる時代です。便利な世の中になったものです。

そんな訳で、秘伝技用員を調達しなくて良くなった僕は、ある一つの考えに至りました。

これはもしや……御三家1匹でクリアできるのでは?

そうです。縛りプレイです。
現在ポケモントレーナーのかみさとは、くさ/ひこうタイプの『モクロー』、およびその進化『フクスロー』『ジュナイパー』のみで殿堂入りを目指しています。


縛りプレイというのも、ゲームをプレイする上での醍醐味の一つです。
かつての僕はひたすらレベリングを繰り返してレックウザとバシャーモをLv100にし、さながら無双シリーズのように四天王とチャンピオンを蹂躙することに喜びを見出していたものですが、大人になった今それと同じことをやってみたら完全に作業ゲーで、寝落ちするほど面白くありませんでした。どういう理屈かは知りませんが、ヒトは大人になると多少なりとも頭を使って窮地を脱するのが好きになるようです。
某動画サイトを見てみると、『色違いコイキング1匹のみ』『ポケモンセンター使用禁止』『ポケモンの体長・体重に制限つき』など、比較的ライトなものからどう考えても無理ゲーというレベルのものまで、多彩な縛りプレイ動画があります。
『難易度選択』という概念の存在しないポケモンにおいて、縛りプレイは意図的にクリア難易度を上げるわかりやすい手段として重宝されるのだろうと思います。

しかし、縛りプレイ、特に発売直後で情報が出揃っていない状態でのむやみな縛りは、ゲームが続行不能になる恐れもあります。
攻略情報を特に見ず「御三家1匹でクリアする」という目標を掲げた僕の心は、ほのお/どくタイプという相性最悪の相手を前に折れかけました。近くのポケモンセンターで効果的なわざマシンを購入できていなかったら、万に一つも勝機はなかったでしょう。
縛りプレイを検討している方は、慎重に条件を吟味しましょう。最低限詰むことがないように。


現在、シナリオはおそらく半ばほど。
レベルを見るに、フクスローもそろそろジュナイパーに進化する頃合いでしょう。
今バージョンには4人対戦の「バトルロイヤル」が存在するので、いつかシュビでポケモン大会などできたら面白いですね。旅パ限定だったら圧倒的不利ですけど。


岩タイプのボス相手に苦戦しながら書いたせいでまた読みづらい乱文になった気がしますがご勘弁。
それではまた来週。おやすみなさい。
来週にはクリア報告できるといいなあ……。

冬コミ新作、完成間近…!

2016-11-27 23:21:19 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


現在準備を進めている冬コミの新譜ですが、明日が一応の入稿締切となっております。
今まさに入稿データの最終確認を行っており、精神的に余裕がありません…!
今日は短めに失礼いたします。

久々のアルバム制作ということで、いろいろと勝手を忘れているところがあり、正直自分でも戸惑ってしまいますね。
アルバムとシングルでは、当然収録曲数が異なっているので、録音と編集の負担も大きくなります。
その点、歌い手も編集担当も大変です。

しかし負担が増えるのはその二点だけでなく、CDのデザイン面でもクソ面倒やや手間がかかったりします。
消し字をしてもそれほどニュアンスが変わっていないあたり、本音がにじみ出ているのでしょうか。
シングルであれば、レーベルデザインとペラ一のブックレットを作ればおしまいとなりますが、アルバムでは毎回少し気合を入れて4ページのブックレットを挟み込んでいます。
加えてバックインレインと呼ばれる裏面のデータ(曲目などが書いてある部分)とオビのデータも作成しなければならないので、単純計算で行けば3ページ分多く素材を投入しなければなりません。
前回作成した分から使いまわせるとはいえ、そのまままるごと使いまわせるわけでもないので、なかなか骨が折れます。

この辺もこみで、アルバム制作はとにかく労力をごっそりもっていく作業となるのですが、その反面やりとげたあとにはそれなりの達成感が得られるように思われます。
無事古城さんにデータをいただけたことですし、あとはサクッとデータをまとめてプレス業者に突き出すだけ。
なんとか明日の入稿に間に合いそうです。


そんなわけで、最後の確認と調整作業を進めてまいりたいと思います。
完成まであと少し、皆様もどうかお楽しみに!

それでは、また。

俺 vs 中華製の怪しげなオーディオプレーヤー【勝手に戦え!】

2016-11-27 01:17:05 | さら
さらです。
とても久しぶりにカラオケというのに行きました。

受付ニキ「機種がDAMかJOYか選べますが、どちらにしますか?」
私「うーん、JOYで!w」

無事DAMの部屋に通されました。
しばらくカラオケには行きません。



さて、この度、音楽プレーヤーをipod touchから買い換えました。
もう8年くらい使っていましたし、満足できる音質のためipod以外にアンプやらDACやら持ち運ぶ毎日に疲れたので、
とにかくイヤホン直挿しでも良い音が出るプレーヤーに換えようと思いました。

3つの機材のうち1つでもバッテリーが切れていると音が聴けませんでした。
※画像はイメージです。


ipod touchは色々機能が付いていて充実していましたが、
正直、動画とかはiphoneで見るので、機能は音楽以外入りませんでした。
ということで、中華製の、音質の良い音質以外の全てを投げ捨てたようなプレーヤーに換えました。
xduoo X3というプレーヤーです。

皮肉にもここで我が家もハイレゾに対応してしまいました。またレビューしなきゃ……
画面が指紋まみれや

ちなみに国内で売っている主要な「高音質をウリにしているプレーヤー」は、大体3万~5万円、もしくはその上辺りに分布していますが、
こちらのxduoo X3は1万円くらいでした。すでに怪しい

2週連続でオーディオの話になってしまい恐縮ですが、
これがなかなかエキサイティングで困った良い端末なので、
クソみたいグッと来るポイントをいくつか紹介しようと思います。


マニュアルは玄人志向


箱を開けるとマニュアルという名のペラペラの紙切れが入っています。
「再生ボタン: 音楽を再生する」
「optionボタン: optionメニューを開く」
みたいな、ためになる情報が書いてあります。たぶん捨てて良いと思います。
ちなみに私は英語版を輸入したので、マニュアルには英語と中国語しか書かれていません。
Appstoreで「英語で書かれてて意味が分かりません!星1つです!」みたいなレビューを書くタイプの方は、おとなしく代理店を通して日本語版を買いましょう。ちなみに日本語版は価格が倍になります

しかしこの簡素なマニュアルからは、わざわざ書くことがないくらい使いやすいUIであるという開発者の自信が伝わってきます。
確かにipodとかも特にマニュアルは付いていません。
しかしipodはオンラインでヘルプを見れてしまうので、自社のUIにxduooほどの自信は持てていないことが伺えます。


トラブルシューティング力を養成してくれる


購入して2日で、突然電源が入らなくなりました。
初期不良か…と思って、一応保証書があったので問い合わせのメールを準備していた時、ふと脇に「RESET」という謎ボタンが付いていることに気付きました。
よく分かりませんが、このボタンをシャーペンで連打したら直りました。
このように、なんでもかんでもすぐサポートセンターや電気屋に問い合わせてしまう人は、既にこの製品を使う領域に無いのです。ある程度自分自身で見つけ出した先に、至上の音楽は眠っているのです。ITリテラシーや、怪しげなスイッチを躊躇いなく押せるチャレンジ精神を持った人にのみ、このプレーヤーの素晴らしさが伝われば、きっとそれでよいのです。
正直これについては、「あぁそういえば中華オーディオってこうだったわ」と思いました。


画面には人生の大切なことが詰まってる


上の写真をご覧頂ければ分かる通り、近年のプレーヤーとしては画面がとても小さいです。
というか、画面自体は一見大きく見えるのに、実際に表示される領域はその中央付近だけです。上の写真で、文字が映っている範囲までが液晶で、残りはデッドスペースです。
曲名とアーティスト名を同時に確認することはできません。画面のサイズに不釣合いな巨大フォントで、曲名---アーティスト名 と連なってスクロールしてるので、常に画面の動きに気を配らないと必要な情報は得られません。情報が表示される一瞬一瞬を大切にすることを教えてもらえます。

スクロールは結構速くて、写真に撮ると大抵残像が写ります。

こんなに限られた領域なのに、サンプリングレートと量子化ビット数はわざわざ表示されるため、ハイレゾ音源を再生するとすぐ優越感に浸ることができます。そんなことよりアルバム名を見せろ
もちろん白黒画面なのでジャケット写真は見れません。音楽を楽しむのに視覚情報という余計なものを加えるのはよくありません。動画なんてもってのほかです。


ノスタルジックなノイズ耐性


本体には無駄な通信機能などは付いておりませんが、外界のノイズをやや拾いやすいようです。
テザリングを発動しているiphoneの近く辺りに持っていくと、「ピーガガガ…」みたいな通信音が小粋なパーカッションとして加わってきます。
初めて半田付けをして組み上げたアンプをPC周りで使ったときのノイズ耐性を思い出し、なんだか懐かしい気持ちになりますね。
また、曲を順に再生していて、通常のmp3音源からハイレゾに切り替わる時には必ず「プチッ」というノイズが発生します。ハイレゾから通常のmp3に切り替わる時も鳴ります。
「今からハイレゾ再生するぞー!」という意気込みが伝わってきます。イヤホンは大丈夫なのだろうか



他にも、プレイリストは本体側で作れないのでPCで作成して転送とか、アーティスト別・アルバム別の参照は不可=フォルダの階層を直接辿る・プレイリスト・全曲一覧表示から選ぶしかできないとか、色々あるのですが、ちょっともういい時間なのでこのあたりにしておこうと思います。


真面目な話……


かなり毒づいているように見えるかもしれませんが、実は結構気に入っています。
まず音質は期待通りなかなか良く、アンプを持ち運ばなくてもマルチBAのイヤホンがちゃんと鳴らせます。正直あの低価格でこの音質ならこれ以上は要求できないレベルです。microSDが2枚挿せるので容量も心配せずに高音質ファイルをドカドカ突っ込めます。
また、日本語版を買ったわけではないのに日本語の言語ファイルが入っていて日本語表示が可能だったり、「どうせうちのために画面保護フィルム作るサードパーティはおらんやろ…」とでも言いたいのかわざわざぴったりサイズの保護フィルムが箱に同封されていたり、随所に妙な親切心が見えてなかなか印象が良いです。

中身、UIは上記の通りですが、もとよりUIについては、自分でアレコレいじれるカスタムファームウェア(ハック)を入れて、自分で色々作り変えるつもりだったので、あんまり心配していません。
そんなわけで、

次回、「俺 vs 思い通りに動いてくれないカスタムファームウェア」

乞うご期待。

※続きません

MIXに見られる宗教性

2016-11-25 21:17:27 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


現在、冬コミの新譜が完成目前です。
早く終わらせないとな…。
CD完成を目前にして修羅場っておりますが、今日も元気にブログを更新いたします。

以前、練習のときに、エスさんから「アイドルオタの掛け声に宗教の始まりを見た。俺はそれを“チャント”と呼んでいる」というお話を聞きました。
なんのことかと思って話を詳しくきいてみると、アイドルオタクの方々は曲のに合わせて掛け声を放つのですが、その内容があまりにも独特で宗教じみているというのです。
ちょっと面白いなと思ったので、ここでも紹介しておきたいと思います。

エスさんが「チャント(詠唱)」と呼ぶ掛け声は、一般的には「MIX」と呼ばれているようです。
語源はよくわかりませんが、曲と自分の声を重ね合わせるので「MIX」なんでしょうかね。
その言語形式を見ると、確かに独特の雰囲気があります。
代表的なものを見てみましょう。


〈英語〉
タイガー・ファイヤー・サイバー・ファイバー・ダイバー・バイパー・ジャージャー(ファイボー・ワイパー)

〈日本語〉
虎・火・人造・繊維・尼・振動・化繊(飛・除去)

〈アイヌ語〉
チャペ・アペ・カラ・キナ・ララ・トゥスケ・ミョーホントゥスケ
(チャペ・アペ・カラ・キナ・ララ・トゥスケ・ウィスゥペ・ケスィ・スィスゥパ)


ほとんど無意味とも思える単語の羅列に近いですよね。
英語の方は(日本語の発音で)韻を踏んでいるようですが、〈日本語〉と〈アイヌ語〉はただそれを直訳しただけで、特に音韻的な特徴はないようです。
というか、なんでアイヌ語なんでしょうか。
そのあたりの飛躍の過程をトレースできないあたり、たしかに宗教じみたものを感じてしまいます。
(そのほかのMIXについてはこちらからどうぞ。)

しかしながら、単に「宗教的である」といっただけでは、実際の宗教的行為とMIXがどのような点において共通しているのかを分析的に捉えたことにはなりません。
そこで、ここでは言語としてMIXを見たときに、宗教的行為とどのような点において類似しているのかを見ていきたいと思います。
まず、キリスト教のミサに用いられる「キリエ」を取り上げます。


Kyrie Eleison
Christe Eleison
Kyrie eleison.


「キリエ」はミサ曲(ミサ・ソレムニスなど)の冒頭に置かれる典礼文であり、「主よ、憐れみたまえ」の意であるとされます。
ここで注目したいのは、この「キリエ・エレイソン」という語がギリシャ語に起源を持っているという点です。
古代ローマ帝国および伝統的なキリスト教の典礼で用いられる言語はラテン語、つまり、この典礼文をネイティブで理解していた人はほとんどいなかったでしょうし、現代においても、「キリエ」は単独で祈りの言葉として完結しています。

ここで、先ほどのMIXとキリスト教典礼文の共通点が見えてまいります。
これらの場で用いられる言語は、言語形式の個々の要素が構成的に組み上げられているのではなく、発話全体が一つの意味を持ち、また、それを発話すること自体が「祈り」などの行為となっているのです。
このような特徴は、一般的な命題を表す言語と著しく異なっています。


・今日、太郎はイヌと散歩した。


一般的な命題を表す文は、「私―は」「イヌ―と」「散歩した」といった個々の要素が組み合わさることで、一定の命題を表しています。
「太郎」という成分は、この文とは独立に「太郎」という概念(あるいは指示対象)を持っていますし、「イヌ」という成分も同様です。
個々の要素の意味の集積によって、全体の意味が決定されるのです。
一方、MIXの「タイガー」「ファイヤー」や「Kyrie Eleison」といった形式は、このような意味における概念を持っていないと考えられます。
なぜならばこれらの形式は、「タイガー/ファイヤー/Kyrieが何を意味しているのか(何を指示しているのか)」と問うことは、ほとんど無意味だからです。
もちろん、MIXのほうでも、一応三言語が対応しているので、概念の断片とでもいうべきものは残されていますし、典礼文のほうも、訳そうと思えば訳せないこともないでしょう。
しかし、MIXや典礼文をそのような形で理解しようとするのは、私たちの直観と明らかに食い違っています。

上述のような、「全体で一つの意味あるいは行為を表し、個々の要素に意味を還元できない」という特徴は、次のようなキリスト教の祈りの言葉において特に顕著です。


Hallelujah(ハレルヤ)
amen(アーメン)


「ハレルヤ」も「アーメン」も、もとはヘブライ語であり、要素に還元可能な意味を有する言語形式でした。
しかし、キリスト教の祈りの言葉として用いられる限りにおいては、そのような個々の要素の意味合いは捨象され、全体で「神をほめたたえよ」「そのとおりです」といったような意味(あるいは、行為)を表しています。
これらの言語形式の意味を個々の語彙に還元することはほぼ不可能であり、その意味において、よりMIXに近い機能を持っていると言えます。

このように、MIXは「全体で一つの意味あるいは行為を表し、個々の要素に意味を還元できない」という点において、キリスト教の典礼文や祈りの言葉と類似した機能を有しています。
その意味で、「アブラカダブラ」「ちちんぷいぷい」といった呪文、わらべうたなどと非常に近い、前言語的な形式なのです。
また、発話全体が一種の行為(祈り)であるという点で、宗教性も備えています。
宗教は、独自の呪詛的発話や発話的行為を行うことで、信仰を示すという傾向を持っています。
そのような特徴が、エスさんをしてMIXに宗教性を見出させたのでしょう。


以上、少し長くなりましたが、MIXに見られる宗教性を言語の側面から見ていきました。
我々の日常の何気ないところに、宗教性というのは潜んでいるものです。
そういった無意識の世界に目を凝らしてみることで、たくさんの発見があるのではないでしょうか。

それでは!

『シュナの旅』の話

2016-11-24 23:31:37 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


最近、『シュナの旅』という漫画作品を読みました。
ご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
フルカラーではあるものの、200ページにも満たない短編で、すぐに読み終えることができます。

気になる作者は、かの巨匠宮崎駿氏です。
『シュナの旅』は宮崎氏が1983年に描き上げた作品なので、「ナウシカ」公開のおよそ1年前ということになりますね(ただし、原作の漫画は1982年より連載を開始)。
我々一般の感覚からすると、「初期」の作品ということになるでしょう。

しかし、初期とはいえそのストーリーはその後の宮崎作品を予感させるものとなっております。
世界観はナウシカに近く、荒廃し有毒物質に汚染された大地が広がっています。
登場する動物として目をひくのは「ヤックル」でしょうか。
そう、あの「もののけ姫」に登場するヤックルがすでに登場しているのです。
まるで「ナウシカ」の世界にヤックルが迷い込んでしまったかのような錯覚に陥りますが、存外しっかりと物語に馴染んでいます。
主人公シュナの容貌も、どこか宮崎作品を思わせるものっていうかほとんどヤックルに乗ったアスベル
というわけで、1990年代までの宮崎作品の世界観が好きだという方にはぜひともお勧めしたいと思います。

「あとがき」によると、このお話はチベットの民話がもとになっているそうです。
宮崎氏が「この民話のアニメーション化がひとつの夢だった」(「あとがき」より)と語るのにもうなずける内容で、物語の終盤では30年以上も昔の作品であることを忘れさせるような幻想的な雰囲気の場面もあります。
ただ、私が個人的に気になったのは、宮崎氏そのあとの文言でした。
宮崎氏は

「十数年前、はじめて読んで以来、この民話のアニメーション化がひとつの夢だったのですが、現在の日本の状況では、このような地味な企画は通るはずもありません。」(「あとがき」より)

と述べています。
私は、妙にこの言葉が印象に残りました。
といいますのも、1983年といえばまだ日本が好景気ではぶりのよかった時代。
その頃にあっても、「地味な企画」は通してもらえなかったというから驚きです。
とすると、長い不景気に閉じ込められている現代の日本ではどんな企画が受け入れられるというのでしょうか。

やりたい放題のことをやっているように見える宮崎氏ほどの方でも、全ての企画を実現させているわけではないのです。
『シュナ』以外にも、アニメーション化をあきらめた作品があまたあることでしょう。
そういった意味で、実際に実現している企画というものは、屍の山の上に積み上げられた氷山の一角にすぎないのかもしれません。

シュビドゥヴァーズにも泣く泣くお蔵入りになった企画や、やりたいけれどもいろいろな都合で実現不可能な企画がたくさんあります。
しかし、僭越ながら世界の巨匠アニメーターも同じような悩みを抱えているものと思えば、そう悲観することもないのかもしれません。
そういった企画の中から自分たちでこれはと思うものを取り上げることには意味があるように思えてきます。
もちろん、それは一方ですべての企画を実現したいという理想を貶める側面があるのも事実ですが、ことをするにあたっては現実を受け入れることも、同じくらい大切なことです。


みなさんは、「やりたいと思っていてできないこと」をどれくらい抱えていらっしゃるでしょうか。
その中から一つでも摘みあげていって、何か形にできる日がくることを願っております。

それでは!

(脳内)彼女デートプラン:横浜・桜木町編

2016-11-23 23:53:14 | ねぎとろ
こんばんは。ねぎとろです。
艦これの秋イベが始まりましたが、資材が足りないので出撃できないでいます。
燃料50k、弾薬45kでは完走も心もとない。

さて。先日の僕の記事に
>(今日も脳内彼女とのデートプラン横浜編/鎌倉編/江の島編を考えていたのですが、この場で直ちに披露して新たな黒歴史を刻みたくはないのでカットです。)

と書いたところ、コメント欄にて情報公開を要求する声が寄せられました。
早速ネタに困ってしまったので、しぶしぶですが文章化してみたいと思います。


ちなみに、横浜満喫プランは以前も考えたことがあります。
大学合唱団のジョイントコンサートの一環で遠方の大学合唱団の人(男)を家に泊めることがあって
奇しくも我が家に泊まってしまった方(男)には、以下のコースを満喫していただきました。

「中華街でお腹いっぱいになる」
       ↓
「山下公園のリア充でメンタルを削る」
       ↓
「大さん橋のリア充でメンタルを削る」
       ↓
「赤レンガ倉庫のリア充でメンタルを削る」
       ↓
「マリンウォーク横浜のリア充でメンタルを削る」
       ↓
「涙を堪えながら桜木町で終電のブルーラインに乗る」

このコース、なぜか好評なんですよね……笑
男声合唱人はドMが多いのでしょうか。


それはさておき。
横浜デーオの定番といえば、やはり元町周辺ですよね。
先述の山下公園や、港の見える丘公園から眺める港湾の夜景は何物にも代えがたい。
それをメインに据える手もありますが
あえてその王道を征かず、桜木町周辺を攻めるのが今のマイブームです。

なぜなら、桜木町周辺といえば、デートスポットの宝庫である以外にも、最近トレンドのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」の舞台でもあるのです。これを使わない手はありません。

※「逃げるは恥だが役に立つ」とは
ある日突然、星野源演じる35歳童貞IT企業勤務(※高収入)のもとに新垣結衣演じるフリーター女子が家事手伝いとして尋ねてくることから始まるラブコメディー。新垣結衣の一層増した可愛さ、星野源のクールさの中にコントのような動揺っぷりを表現する演技が魅力の作品です。

(先日の7話の終盤は、観る者を悶絶させるような展開でしたね。僕は5分間くらい、スペシウム光線を食らった怪獣のようなうめき声を上げ続けていました。)

というわけで、桜木町周辺のデートスポットと逃げ恥聖地巡礼を織り交ぜて
プランを考えていきましょう。
致命的に実体験が不足しているので、リアリティに欠けるところが多々あるのはご容赦ください。
アドバイス口調の言葉は、僕はよくやるんですが、すべて妄想中の自分に言い聞かせているものです。


まず、初めに前提として。
2人は友達以上恋人未満の関係(彼女じゃないのはさておき)
昼集合、夜(晩ご飯前)解散の流れ。13時集合18時解散とする。
男性役は僕、女性役は新垣結衣
であることとします。

また、本デートのコンセプト(趣旨)として挙げるのは
互いの良さを再確認する
相手のまだ知らなかった一面を知る
本音を話し合って距離をより縮める
の3本とします。

そして、デートの内容として考えられるのは
・ショッピング
→ワールドポーターズ、赤レンガ倉庫、マリンアンドウォーク横浜
・カフェで雑談
→逃げ恥聖地のカフェが何軒かある
・劇中で「逃げるは恥だが役に立つ」の言葉が登場した舞台の橋
・カップヌードルミュージアム
・ランドマークタワー(69F展望台は有料)
・ポケモンセンターヨコハマ(ランドマークタワー4F)
・横浜美術館
・マークイズみなとみらい店(スタバinTSUTAYAもある)

↓逃げ恥聖地のマップです。参考までに。地図代わりとしてもお使いください。

埋め込み失敗したので、リンクはこちら

材料がそろったところで、中身を考えていきましょう。


~~ねぎとろの(脳内)彼女デートプラン:横浜・桜木町編~~


まず、待ち合わせは桜木町駅ですね。
横浜乗り換えの場合は横浜駅で待ち合わせするパターンもありますが、合流が難しく、オススメはできません。

昼集合ということで、お昼ご飯は食べてきてないでしょうから、お昼をとることから始まります。
近くに良いラーメン屋が無さそうなので、桜木町駅西口付近の並びにある「CIAL桜木町」で適当に食べちゃうと思います。問題はその後なので!

お昼をとった後は、いよいよ散策へ。
・北ルート
桜木町駅の北側に隣接する「コレットマーレ」(ショッピングモール)からランドマークタワー、横浜美術館・マークイズMM店周辺に向かうルート
逃げ恥聖地も多く、施設自体もフラッと寄るだけで割と楽しめるものが揃っています。
・南ルート
桜木町東口の前の大きな道路から海側へ向かう汽車道を通り、ワールドポーターズ・赤レンガ倉庫へ向かうルート
の2択ですね。

今回は13時集合・18時解散でたった5時間と時間が限られているので、どちらかに絞っていきます。
寒さがきついようだったら屋内が多い北ルート、歩き回って海も見たい気分だったら南ルートを選択します。
今回は、動き回ることを想定して南ルートを選択したという体で話を進めていきます。

お昼ご飯+移動で、ワールドポーターズに到着するころには14時半あたりでしょう。



買い物は自分の得意ではない分野なので、回る場所は相手に任せたいと思います。
洋服屋さん、雑貨屋さん、その他、気の済むまで回ってもらいます。
もしこれが夜遅く(21時)までのデートだったら、イオンシネマみなとみらいで映画を挟む選択もあります。
ここでは、(ウィンドウ)ショッピングを通じて、彼女の好みを探っていきます。得たデータは、そのうちいつか渡すであろうプレゼントで反映できるよう、しっかり収集しストックしておきます。


ワールドポーターズの次は赤レンガ倉庫へ。



もし時間に余裕があるなら、この間にカップヌードルミュージアムに寄るのもアリです。
ここでも同様にショッピングを。小腹がすく頃合いなので、フードコートでちょっとした食べ物を買って食べます。
16時からイルミネーションが始まるようなので、それを鑑賞しつつ2人の時間を楽しみます。
建物近くでイベントをやっている場合もあるので、それを冷やかした後は、マリンウォークへ。



マリンウォークに差し掛かると、ここらへんでカフェに寄って暖をとる&話に花を咲かせます。
カフェに寄るなら、桜木町駅方向に戻って、逃げ恥聖地でもある、YCCヨコハマ創造都市センター内の『カフェ オムニバス』の方が良いかもしれません。
後者はドラマ撮影でもよくつかわれているようです。




そして、最後に訪れるのが地図中「北仲通第一公園」付近の橋。
例の「逃げるは恥だけど役に立つ」のセリフが登場した橋ということで。
ちょうどそこに差し掛かるころは17時半~18時前くらいで、空も暗くなって夜景が綺麗になりだす頃合いです。
ロマンチックな雰囲気を味わいます。2人の距離を大きく縮める一歩となる言葉を言ってしまうかも??いやいやそこは慎重に。

その後は、みなとみらいの夜景をバックに会話を楽しみながら駅に向かい、電車に乗って解散、という流れです。


僕は2人(相手は男女問いません)での会話が好きなので、今回のプランではデート中のコンテンツ量としてはそんなに多くないものにしました。
色んなイベントを楽しみたいというのなら、映画・遊園地やここで言うカップヌードルミュージアムといったレジャー施設を組み込んでも良いかもしれません。


はい。脳内彼女との妄想デートプランは以上となります。
こういう細々としたことをきっちり考える小賢しいところ、「逃げ恥」で新垣結衣演じる森山みくりさんの性格に似ていると思いませんか?
ハハハ。冗談です。

繰り返しになりますが
致命的に実体験が不足しているので、リアリティに欠けるところが多々あるのはご容赦ください!!

鎌倉編・江の島編につきましては、いつかまたネタに困ったら書こうと思います。
それではまた来週!

“本気の”文章

2016-11-22 23:31:25 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


みなさんは、小学校や中学校の授業で作文をしたことがあるでしょうか。
読書感想文なり、道徳の授業なり、「しょうらいのゆめ」なり、なんでも構いません。
私は公立の小中出身なので私立の事情は分かりませんが、大抵の人は通ってきた道なのではないでしょうか。

私の場合、小学校の頃に書いた作文はほとんど覚えていません。
ただ、中学校の頃に夏休みの宿題で文章を書かされたことを記憶しています。
文章のタイトルが「普通と特殊と善と悪」といういかにも黒歴史なタイトルだったのは、いい思い出です。

中高生くらいだと「ダルい」などとうそぶいて真面目にやらない人もでてきますが、小さい頃ってそういう作文にけっこう本気になって取り組むんですよね。
「将来の夢」とかって、今聞くと噴飯もののトピックでも、「こうなりたい、ああなりたい」と、少ない語彙をこねくりまわしてなんとか自分の頭の中を形にしようとします。
本気だったからこそ、それを見返してみたときに、書いた当時の熱意と表現力のギャップが可笑しくて、見るのも恥ずかしい「黒歴史」になったり爆笑必至の名文になったりするのです。
幼い頃に書く文章は、良くも悪くもありのままの自分を曝け出されています。

ところで、大人になってからそういった“本気の”文章を書いたことがあるでしょうか。
なにか自分自身の中核的な部分が曝け出されているような文章を書く機会があったでしょうか。
私はほとんど記憶にありません。
たしかに、大学時代にちょっと本気を出して書いたレポートとか、時折書かされる自己推薦文みたいなものを読み返すのに気恥ずかしさはありますが、それはやはり自分自身の中核的な部分が曝け出されているわけでもなく、それほど精神的に痛々しいものを感じません。
これらはある意味で割り切った、ビジネスとしての文章です。
そういった単に「見返して恥ずかしい」といったレベルの文章ではなく、“本気の”文章となると、なかなか書く機会に恵まれません。

あらゆる雑念が垂れ流されているように見えるTwitterのテキストでさえ、大人の書く文章はどこか客観的な感じがします。
「うわーーーー!」などとテキスト上で叫んでいるときも、よくよく考えたらそういう心境の自分を認識していることができているからこそ、テキストとして打ち込むことができるのです。
ちょっと自分を大きく見せようとしたり、都合の悪いことは隠したり、シリアスになって「意識高い系」認定されるのを避けるためにことさら道化を演じてみたり、幼女ペロペロしたり、どれも他人からの目線を意識してなんらかのポーズをとっているという意味では同じです。
やはりなにか仮面を被っているような気がいたします。

小さい頃は、文章の中で何の苦も無く自分自身を曝け出せていましたが、どうも大人になると、そういった文章を書けなくなってしまうようです。
どうしてなんでしょうかね。
ひとつ確認しておきたいのは、これがなにも文章に限った話ではなさそうであるということです。
子供同士はすぐに仲良くなれるのに、大人同士ですぐに仲良くなれることはまれです。
要するに、他人に対する警戒心は総じて年齢とともに上がっていき、私生活の中で自分自身を曝け出す機会は少なくなっていきます。
ただし、日常の振る舞いが文章と違うところは、それが記録に残るかどうかという点にあります。
対人場面では、多少馬鹿なことを言っても大した意味がなければほとんど記憶されることはありませんが、文章表現(厳密には映像表現も)において自分自身をもろに曝け出してしまうと、その痴態が長く保存されてしまうというリスクがあります。
そういった危険を回避するために、文章表現においてはより自分を曝け出すことに慎重になり、自己のアイデンティティを脅かす表現を警戒するようになるのではないでしょうか。


先ほどTwitterの文章もどこか客観的であるという趣旨のことを書きましたが、他の言語的環境に比べて解放的な文章であることは疑いようがないでしょう。
Twitterにコメントが集まるということは、解放的に発言できる場に対する欲求自体は大人になっても持ち続けるということなのかもしれません。
逸脱的なキャラクターが受容されがたいといわれる昨今の世の中。
自分自身を曝け出しても否定されないような環境に身を置きたいものですね。

それでは!

繰り返される自炊チャレンジ

2016-11-22 00:48:12 | かみさと
こんばんは。かみさとです。
つい今までブログ更新を忘れて友人たちとSplatoonに明け暮れていました。ごめんなさい。
ガチホコバトルで狂戦士となって倒し倒されの渦に突っ込んでいくのは最高に楽しいですね。勝てればの話ですが。


先週にもちらっと話した通り、現在僕は金欠状態です。
どれくらい金欠かというと、週半ばにある外出での出費以外には一切の無駄を出せません。
向こう一週間の食費の見積もりや食糧の備蓄から計算するに食に困ることはありませんが、娯楽周りの余裕が全くないというのはいささか精神的に辛いものがあります。

なぜこんなに金欠になったのかといえば紛れもなく先月に行ったスマートフォンゲームへの課金が原因なのですが、それを差し引いても、省みると僕の生活には結構な出費の無駄があります。食費だけでも、1〜2ヶ月の周期で

コンビニ弁当や吉野家に頼る食生活を送る

仕送り前に財布がピンチになる

自炊で節約生活を送る

まとまった収入で余裕ができる

次第に自炊が面倒くさくなる

コンビニ弁当や吉野家に頼る

こんな駄サイクルを繰り返しています。自炊が継続できればすべてが解決するのですが、我が家のキッチンは1コンロと1シンク以外に一切のスペースがないんですよ。そりゃ面倒にもなりますよ(責任転嫁)。

しかし、今後も課金の予定があるので、いい加減に余裕のある生活を送るため、どんなに低レベルでも自炊を継続しようと思い立ったのが先週の火曜日くらいの出来事。
パスタを茹でて出来合いのソースをかける昼食と、米にレトルトのカレールーをかける夕食から始まり、先日は玉ねぎが安かったのでハンバーグを作りました。多分、こうやって急にしっかり料理しようとするから疲れるんだと思う。

肉に対して玉ねぎを入れすぎたり、前に買ったフライパンの蓋がフライパンに対して大きすぎるのを忘れてたり、大きく成形しすぎて火がなかなか通らなかったり、ちょっとドーナツ型にしようとしたら穴が埋まってしまったり、米を炊き忘れたりしましたが、一応なんとかハンバーグの体裁を保つことができたので良しとします。
何より、2年半も一人暮らしをしてきて自分は料理の手際が一切良くなっていないことが衝撃です。「食べられればいいや」のスタンスで生きているから上達しないのでしょうか。もう少し高めの目標を持つのも大事なのかもしれませんが、あまり高望みしすぎてもまた疲れて吉野家生活に逆戻りでしょう。難しいところです。

そんな感じで、僕は今日も生活できています。
ここまで読むとずいぶん生活がピンチのように思えますが、金欠をネタにできるくらいにはまだ余裕があるのでご心配なく。本当にピンチだったらネタにしないでTwitterで助けを求めてると思います。みなさんが僕の救難信号を受け取る日が来ないことを祈るほかありません。


それでは、今日はこの辺で失礼します。
おやすみなさい。また来週。