こんばんは、ヨン様です。
昨日、エスさんがツイートした
「もしかしてそのうなぎとは貴方の想像上の食べ物ではありませんか?」
という文言は、
Dr林のこころと脳の相談室というホームページの「精神科Q&A【1087】家の中にストーカーがいます」でのやりとりが元ネタとなっています。(興味のある方、きいたことがない方はリンクから「精神科Q&A」の【1087】に行ってみてください。ちょっとアレな内容ですが…)
で、エスさんがこの文をツイートするのとは全く関係なく、私はたまたま
Dr林のこころと脳の相談室の「精神科Q&A」で【1087】をはじめとした精神科に関するやりとりを見ていたので、エスさんのツイートを見たときはちょっと寒気がしました。
内容が内容なだけにね。
このHPは、精神科医の林公一(はやしきみかず:詳しいプロフィールは公表されていません)氏が運営しているもので、「うつ病」や「統合失調症」などの精神病に関するコンテンツや、精神病に関連する書籍(林氏が執筆したものを含む)などの情報を公開しています。
そして、いくつかあるコンテンツの中でも、一番認知されているのが「精神科Q&A」ではないかと思います。
これは「医療相談」、つまり治療を目的としたQ&Aではなく、あくまで「事実を回答すること」を基本方針にしており、中には質問者に対して辛辣とも思えるようなコメントもあります。
しかし、「精神科Q&A」をいくつか拾い読みしていくと、少しずつ精神病について理解が深まるところがあります。質問者は自分自身の症状に悩む人やそういった人の周囲の人間まで様々ですが、それにより違った視点からの精神病との向き合い方が見えてくるのです。
もちろん、匿名の投稿である以上、どこまで事実なのかははっきりしませんが(仮に質問者本人は正確に事実を伝えているつもりでも、主観がまぎれている可能性は否定できません)、その点を差し引いても、なかなか読んでいてためになるコンテンツだと思います。
難点があるとすれば、Q&Aの内容の重さといいますか、暗さでしょうか。
特に精神病を患っていると思われる方の投稿の中には、かなりヒステリックだったり、不気味な世界観で書かれていたりする内容のものが含まれているので、読んでいるこっちがまいってきてしまうこともあります。
とはいえ、一度このHPで紹介されている書籍を読んでみたくなるほどには内容に興味を持てましたし、また、精神病に関して知らなければならないことが多いなとも感じました。
私個人の見解ですが、精神病の恐ろしさは、本人にその自覚がないことが多いということです。
統合失調症に関して言えば、患者にとっては、自分が確信をもっている思考が全部妄想だと言われてしまうようなものだそうです。
つまり、今こうして病気について客観的に書いていると思っている私も、この文章を同様の志向で読んでいる画面の前のあなたも、あるいは精神病患者かもしれないという危険性は拭いきれないのです。
自覚(「病識」などというらしい)がない以上、誰かが気付いて指摘しない限り、治療は難しいということになるのでしょう。
自分が正常かどうかということについて、あんまり懐疑的になっては話がループしてしまいますから、話はこのへんで。
新曲書かなければ…。
ではまた!