先週、エスティオさんに誘われてリズと青い鳥を見ました。
今日、というか先程母親を誘ってリズと青い鳥を見ました。
明日、そんな先のことは分からない。
エスです。
一緒に見た母親が、
「40年くらい前かな、先生に勧められて『開かれた小さな扉』っていう本を読んだことがあるんだけど。
自閉症の治療記録で、まだアスペルガーとかそういう言葉もなかった時代で、みんなまとめて自閉症ってなってた時代。
で、治療の最後に『もう次から来なくていいよ。お別れだね』って言うの。
私その時高校生だったんだけど、どうしてそんなこと言うのかって思ったの。せっかくお友達になったのにどうして別れなきゃいけないのって。
でも違うんだよね。お友達じゃなくて主治医と患者で、そのままの関係を続けてしまったら彼は先に行くことができない。
その時はどうしてって思ったけど今は分かる。
その本のことを思い出した。」
という風に言ってまして。
うわめっちゃ分かるってなってました。
依存しきりだったみぞれが先へ行くためには希美から離れなければならない。
それはみぞれとしても、依存先の希美にしても辛いことで、しかし最後の高校生活というタイムリミットが容赦なく迫っているわけです。
おそらくそのまま行ってしまえば互いにとって決定的な破綻が起こっていたでしょう。しかしそうはならなかった。なぜか? 剣崎梨々花がいたからです。
剣崎梨々花はあの映画においての特異点です。
普通みぞれみたいな先輩がいたら「何あの人、めんどくさ」ってなるじゃないですか。でも彼女はめげなかった。
希美との会話の際でも自分のペースに持っていってたじゃないですか。そういう力が彼女にはあります。
だから一切関心のなかったみぞれですらリードを作ったりプールに誘ったりというアクションを引き出すことが出来たわけです。
依存先以外との交流! 彼女の社会性獲得の第一歩です。
彼女がそこまでみぞ先輩を慕っていた理由は分かりませんが、きっと彼女は耳がすごく良くて、彼女の音を(もしかしたら希美以上に!)好きだったのかもしれない、なんて妄想も捗ります。
というか、鎧塚みぞれの周りにいる人間は多かれ少なかれ彼女の出す"音"に惹かれているんでしょうね。
リズと青い鳥、まだ見ていない方は是非見てください。もう見た方も是非見てください。それではまた。
今日、というか先程母親を誘ってリズと青い鳥を見ました。
明日、そんな先のことは分からない。
エスです。
一緒に見た母親が、
「40年くらい前かな、先生に勧められて『開かれた小さな扉』っていう本を読んだことがあるんだけど。
自閉症の治療記録で、まだアスペルガーとかそういう言葉もなかった時代で、みんなまとめて自閉症ってなってた時代。
で、治療の最後に『もう次から来なくていいよ。お別れだね』って言うの。
私その時高校生だったんだけど、どうしてそんなこと言うのかって思ったの。せっかくお友達になったのにどうして別れなきゃいけないのって。
でも違うんだよね。お友達じゃなくて主治医と患者で、そのままの関係を続けてしまったら彼は先に行くことができない。
その時はどうしてって思ったけど今は分かる。
その本のことを思い出した。」
という風に言ってまして。
うわめっちゃ分かるってなってました。
依存しきりだったみぞれが先へ行くためには希美から離れなければならない。
それはみぞれとしても、依存先の希美にしても辛いことで、しかし最後の高校生活というタイムリミットが容赦なく迫っているわけです。
おそらくそのまま行ってしまえば互いにとって決定的な破綻が起こっていたでしょう。しかしそうはならなかった。なぜか? 剣崎梨々花がいたからです。
剣崎梨々花はあの映画においての特異点です。
普通みぞれみたいな先輩がいたら「何あの人、めんどくさ」ってなるじゃないですか。でも彼女はめげなかった。
希美との会話の際でも自分のペースに持っていってたじゃないですか。そういう力が彼女にはあります。
だから一切関心のなかったみぞれですらリードを作ったりプールに誘ったりというアクションを引き出すことが出来たわけです。
依存先以外との交流! 彼女の社会性獲得の第一歩です。
彼女がそこまでみぞ先輩を慕っていた理由は分かりませんが、きっと彼女は耳がすごく良くて、彼女の音を(もしかしたら希美以上に!)好きだったのかもしれない、なんて妄想も捗ります。
というか、鎧塚みぞれの周りにいる人間は多かれ少なかれ彼女の出す"音"に惹かれているんでしょうね。
リズと青い鳥、まだ見ていない方は是非見てください。もう見た方も是非見てください。それではまた。
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