倉敷ホーリネスチャーチ

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【説教】「神よ、おゆるしください」 2015/08/02

2015年08月02日 | メッセージ
【聖書】マタイによる福音書6章12節
12:わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。

主の御名を賛美します。

 突然ですが、私たちが生き続けていくために絶対必要な物、事が二つありますが、お解りでしょうか?
それは、食物(飲み物も)と自分以外の人からゆるし、また自らがゆるす事です。本日は『ゆるし』について見てまいります。

 ゆるしはどんな時に発生するのでしょうか? それは自分と他の人の間に発生します。ちょっとしたウソをついたりすると、そこに罪が生まれます。その方との信頼関係が瞬時に崩れてしまいます。罪とは負債の事なのです。主の祈りでは、神様への負債をなしにしてください。そう祈っているのです。

 ある者が1万タラントという巨額の借金を貸し主の王様(神様)からゆるしてもらいました。その額は現在の価値で約64億円。それを何とゆるされたのです。しかしそのゆるされた者が自分が貸してやっていた友人に100万円貸していました。その人に向かって、どんな事をしても返せ! と言い張りました。 64億円をチャラにされた者が100万円をどうしてもゆるせないのです。解りやすく単位を小さくしますが、王様にゆるされた額を64万円とすると、どうしてもゆるせない友人に貸した額は『わずか1円』なのです。その少額さえ許せないのです。
 主の祈りを順番通り見てみますとまず、私たちがゆるしますので、私たちもゆるしてください。私に借金がある者をゆるしますので、私が神様から借りている借金をゆるしてください。そういう祈りになるのです。
 
 いじめ問題も少しにています。人をゆるす事ができず、無視したり暴力をふるう。相手は何も危害を与えていないのに、イライラするとか、たんに嫌いとか雰囲気が合わない。そんなちんけな事でいじめをエスカレートさせて行くのです。自分がやられたらどうか? そんな事など考えもしない。 あの64億円をチャラにされたのに少額を貸していた者をゆるせないのと同じです。これが神を知らない人間、自分勝手な生き物なのです。

 主の祈りをもう一度見てみますが、私がゆるしたように私もゆるしてください。そうなります。ですが、どうしても波長の合わない人を認める事ができない者は「私があの人をゆるせないように、神様私もゆるさないでください!」そうなるのです。神様のゆるしなしに、私たちは生きて行く事などできないのです。
また、人をゆるす事によって初めて自分がゆるされている事がわかるのです。そして自らを謙遜の者とする事となるのです。

今週も主により、素晴らしい日々をお過ごしください。


テケテケ